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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
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122 任務完了

グレンは赴任地に帰還すると直ちに大隊長の下へ向かった。


そこでクルツ千人将を大隊長の元へ送り届けたグレンは、簡単に事務手続きを済ませ終わると、さっさと引き上げて来たのだった。




「あ~やっと終わった…」


辺りにガラン以外に人が居ない事を確認したグレンは、思わず独り言を漏らす。


「お疲れさん」


背後を歩くガランが、今作戦の労いの言葉を掛ける。


「ああ…いや終わってないんだよね、正確には」


「あ?」


「色々と手続き有ったけど、全部ヴィクトルに投げた」


「さっき聞こえた奇声はそれか…?」


「あいつは”戦闘なんざやりたかねえ!”って出立前にゴネまくってたから大好きな事務作業をほかし投げてきたんだよ。本職だからな、なんてったって」


「面倒くせえなお前もアイツも…」


「良いんだよ今回ろくに働いてねえから」


「お前が絞め落としたんだよな…?」


「忘れた、そんな昔の事は」


「先々週の事忘れるならもう中隊長降りろお前、そんな甘い世界じゃねんだよ、辞めちまえお前」


「何でいきなりそんな厳しい事言われなきゃならねんだよ…」




続く…

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