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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
127/137

120 準備完了 

「隊長、準備できました」 


「何時でも発てます」


「お疲れさん...」


報告に来た部下を、グレンはくたびれた表情で迎えた。


「疲れ切ってますね」


「疲れもするわ、この階はほとんど俺一人で片付けたから、結局エレナは何処にも居ねえし」


「隊長の奇声の後でアイラが下に降りてきましたけど、なんかどっか行っちゃいましたよ?」


「なんか食ってました」


「誰かあの馬鹿娘に他者への配慮を教え込んで」


「大隊長に頼んだらどうスか?」


「頼めるかよこんな馬鹿話」


そんな会話をしながら三人は一階に降りていく。


「ちゅうかよ、エレナ本当に何処に行った?」


「ああ、エレナならさっきゲテモノ土産屋に居るのを見ましたよ」


「また何買おうとしてんですかね」


それを聞いたグレンは、何とも複雑な顔で部下を見返す。


「どうせ○○○じゃないの?最近はまってるらしいから」


「衝撃だよな、あの顔でアレ食ってんだから」


「初めて見たときは、脳が理解を拒否したよ」


「お前ら関係ないから好き勝手言えるけどな?俺はその衝撃物に迫られてんだぞ?どうしてくれんだ?」


「一生懸命に頑張って下さい」


「心から応援してます」


「はあ......俺はもっとまともな手下が欲しいよ...」


類は友を呼ぶのだろう


精神的な疲れを抱え込みながら、グレン第二中隊は本来の赴任地域へと戻っていった。


続く...

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