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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
113/137

105 突入

「撃て」


エリアのその掛け声と共に、支援小隊の火砲群は門を目掛けて発射


された砲弾は、寸分違わず正確に城門を打ち砕いた。


眼下で奮戦しているガラン隊は歓喜に沸いた。


「よっし!開いたァ!!開いたぞォ!!」


「流石はエリアだ!」


「“千里眼”の名は伊達じゃねえな!」


「“鷹の目”だろ!」


「総員突撃!砦内を制圧しろ!!」


「おォし!行くぞ!」





「全弾命中!城門破壊を確認しました!」


エリア隊の観測手が効力射撃を報告した。


「よし!」


「直ちに後門側に移動しろ」


「はっ!」


喜ぶ間もなく、エリア隊は移動を開始する。





「中隊長!前方の門を破壊しました!ガラン隊が砦内への突入を


試みています!」


「そうか、ここも出るぞ」


部下の一人が単眼鏡にて確認した結果を聞いたグレンは直ちに


行動に移る。


「エレナ、お前は半分連れてヴォルゲンの方に行け」


「はっ」


「ヴィクトル…あっ、あいつ居ねえか…ガーランド」


「はい」


「お前は俺と来い、隊長不在のヴィクトル隊を預ける」


「すいません、うちの隊長が…」


「あいつにはもう少し優しくするわ、スマン」


グレンはヴィクトル隊の副長ガーランドと共に、ガラン隊の増援


に入る為に進撃を開始した。






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