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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
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103 支援小隊③

「小隊長!敵の後続が引き返してます!」


一瞬にして前方半分を討たれた敵騎兵は、来た道


を引き返す。


「叩きますか」


「止めとけ」


追撃を進言する部下を、エリアは制する。


「今ならやりたい放題ですよ」


「そういう指示だ、隊長からのな」


「中隊長の?」


「何故です?」


エリアの部下らは疑問をぶつける。


「あの前方隊は囮だな…下がった後続が本命だ」


「…どういう事です?」


「威力偵察擬き、とでも言うのか…あの前方隊は


多分、此処らに昔から居た賊だ」


「…山岳師団の兵では無い、と?」


「半信半疑だったがな…まあ実際、練度の差は明ら


かだった」


「肉壁に賊を使ったと…」


敵のやり方に部下は口をつぐむ。


「下がった連中はな、後で纏めて捕縛しろと」


「無理でしょ」


「冗談ですよね?」


「冗談じゃ無えよホントに」


攻撃中のぐれんを思い浮かべ、エリアは愚痴を


こぼす。


「さて、次だ次。まずはあの守備櫓、その次は城門だ。


ちゃっちゃと撃ってドカドカぶち壊すぞ」



エリア隊の活躍は続く。

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