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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
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101 支援小隊①

崖上に布陣している火砲群を擁する支援部隊。


その指揮官を任ぜられた百人将エリア・シュナイダーの元に配下の


兵士が駆け寄ってきた。


「急報!ヴォルゲン小隊長の部隊から緊急連絡です」


「どうした」


慌てる部下を尻目に、エリアは切り立った崖を見下ろす。


「後方門から敵の騎兵が出陣した模様!凡そ百騎!一直線に中隊長


達の攻める前方門へ向かっています!」


「へぇ、そうか」


地べたに膝をつくエリアは、素っ気なく返事を返した。


「どうします?」


「逆に聞き返すが、ほっといて良いのか?」


「不味いですね」


「攻城隊歩兵三百、対して精鋭騎兵部隊が百騎」


「ついでに守備隊も居ますよ、敵さん」


「普通にやれば、歩兵側は全滅だけど・・・」


「隊長なら普通に勝ちそうですよね」


「普通に勝つだけじゃ意味無いよ」


エリアは静かに立ち上がる。


「もうすぐ敵さん来るからな、歓迎会の準備といこうか」


「では直ちに」


「こっちもだいぶ盛り上がって来たな」





その時はもうすぐ訪れる。


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