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皇國の防戦記  作者: 長上郡司
第五章 治安維持
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99 後方隊突撃

「隊長!第二分隊が正門に取り付きました!」


「破城槌も到着の模様!」


「順調ですね隊長」


突撃隊の様子をグレンは後方から確認している。


部下の矢継ぎ早の報告を精査していくグレンだが、その表情は思わしくない。


「随分大人しかねえか…?」


グレンはいつの間にか津なりにいたエレナに聞く。


「隊長が仰ていた敵像とは、随分違うようですね」


「なんか変だの…」


嫌な予感がした。


なんとも言い表し難い悪寒のようなものが、グレンの背筋に走る。


「エレナ、お前ちょっと離れとくれんか?俺の手ェ握って無ェでよ」


「……はい」


グレンの言葉にエレナは渋々と従う。


”アイツのせいじゃ無ェな…何か見落としている?”




「前方隊、突撃開始です!」


「敵の集中砲火に晒されている模様!」


「こちらも動くぞ…いや待て」


部下の報告を受け、ヴォルゲンは直ちに突撃を始めようとしていて矢先。


何かが後門から出てきた。


「何だ?何か出てきたぞ!」


「あれは…」


「アイツ等あの時の騎兵隊だ!」


先日山中にて相対した、敵の精鋭騎馬隊。


それが後門の、ヴォルゲン隊の眼前から飛び出してきた。



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