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トリスの日記帳。番外編  作者: 春生まれの秋。
12/13

突発的に散文を。

分かる人に分かればいい話。


スサノオ君には、信者がいる。

彼は弥都の神様だ。信者がいるのは当然の話ではあるが、彼の信者の数は、其処らの神様とは、ちょっと格が違う。




彼は、弥都の三大神様の一柱なので、とても強い。

武神なので、神力だけでなく、戦闘力も高い。



そもそも、弥都という国の宗教は、ハイルランド一帯の宗教観とは別物である。

神様は、一柱ではないのは基本である。

なにせ、多神教なので、沢山いらっしゃる。

各々が司る力は、小さなものから大きなものまで様々で、複数あったりする神様もいらっしゃる。

神様の力は、信仰者の数=力、お布施(寄進)=力というのが、弥都の宗教的な構造である。

神様は、信仰してくれている相手に、様々な形で加護をくれる。

細やかなつまづきの回避から、縁結び、戦闘の補助など、効果は様々だが、真教の教会と違って、目に見える形で効果がある。

信者も、信仰する事で徳が積まれ、手厚いご加護を得られたりする。

生活密着型な神様が多い。

あらゆるものに神様が宿っている国なのだ。

まあ、お互いに持ちつ持たれつだし、普通のひとには出来ない偉業を成し遂げると、その人が信仰の対象になり、神様として祭り上げられたりもする。生前に祭り上げられた方は現人神と成る場合もある。


そして、驚く事に、神様は、必ずしも神の国(天界)に住まう訳でも無いらしい。

普通に屋形を構えて、市井で暮らす、フランクな神様も多い。

そして、御霊分けにより、存在を分けて多重に存在なさっていたりもする。

まあ、司るモノが多数あったり、責任が大きかったりすれば、沢山の手数が必要になるのも当然なのだろう。



で、スサノオ君なのだが、彼は、弥都の神様の中でも有名で、特に神格の高い神様だ。

どんなに小さな村でも神社があるし、そもそも弥都の建国神話に登場すらする、上から一桁の所に位のある神様なのだ。



彼が何か行動をすると、実は弥都以外の地域の熱烈な信者達からの反応もある。

正直、見たことの無い言語の国の方からも慕われているらしい。



初めてスサノオ君から、国外にも信者がいる、という話を聞いた時には、正直、良く分からなかった。

でも、数年交友を重ねていると、それが嘘では無いことが分かってきた。


リサイタルをすると、そのお布施でのんびり生活できるんですよ、と、爽やかな笑顔で教えてくれたのが懐かしい。


最近は、リサイタル以外の才能でもっても、活動の幅を増やし、更に信者を増やしている様だ。



彼が、沢山頑張っているのを見ると、懐かしさと共に、ちょっと心が痛くなる。

なんだか、「あの頃」を吹っ切ろうと、無理をしている様に見えるのです。



元気なのが分かって安心もするし、元気も貰えるけど、今の彼に、『心をさらけ出せる場所』はちゃんと出来てるのかな?


また、小さく縮こまっていないといいな。




そんな事をツラツラ考えながら、私は今日も、スサノオ神社にお賽銭を投げる。




(友達)の、心の安寧を祈るくらい、許されるよね?



纏まってないですね。


散文ですね。


うん。


仕方ない。


そう自分に言い聞かせて、投稿しました。


ごめんなさい。

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