『夢日記』 (デジタル版) 二頁目
シーケンス。
彼らの離婚に気付いた。
俺は海辺を目指すバスに揺られていた。
エスは俺に話があると言った。
紹介状の文字が宙に舞った。
海を臨む刹那。
何度目だろう。
見ていた。
表情の失い×××の顔。
見ていた。
階段ですれ違う××。
俺は壊れた。
ここは或いは Place K。
排除してくれたら嬉しい。
その言葉、そっくりそのままお返しする。
ハイスクールに置き忘れたスーツケース。
その中に入れた25枚のCDは灰になった。
人生のような灰色。
昨夜のことは一切覚えていない。
昨夜のことは絶対忘れたくない。
それは罪なのだろうか。
それは誰が償えばいい。
それが俺だとするならば。
俺は喜んで受け入れる。