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〇08.写真

お久しぶりです。本編の方はまだ1編出来上がってないのでしばらくお待ちを。今までの〇〇編よりも長いのでなかなかできあがりません。すみません。


時期は17th My Birthday編の後のいつかです。いつでもいい感じです。


風天視点。

 ある日のこと。俺は携帯で撮った恋人である真夜の写真を見て、ニヤニヤしていた。

 真夜はかわいい。俺の中では、世界で、いや、この世にあるどんな生物どんな物よりも真夜はかわいい。真夜が1番だ。写真ですらそうなのに、生の真夜は写真の10000倍のかわいい。あんなにかわいいと、視界に入る範囲いるのなら、遠近法でどんなに小さく見えようとも真夜から視線を離すことができない。本当に困りものだ。だが、困っているが嫌ではない。むしろ、真夜が俺の視界にいる、そのことが幸せな気持ちでいっぱいにしてくれる。こんな幸せは真夜が初めて教えてくれた。大好きな真夜。ずっと、ずーと俺の傍にいて。

「み、実・・・・・・・・。」

真夜のことで頭がいっぱい過ぎて、ニヤニヤしてるのを睦に見られていたなんて全く分からなかった。

「みの、実。」

「ん・・・・・・?う、うわーーーー!!」

そう、今の今まで全く気付かなかった。だからすごく驚いた。

「り、睦!い、いつから、そ、背後(そこ)に!?」

「お前が携帯を開き始めたときからだ。」

そ、そんな前から・・・・・・・・。

「そうしたら、お前がニヤニヤしだすものだから、注意しようと思って声かけてたのに全く気付かれなかった。」

「あ、ゴメン。て、注意って??」

「かなり怪しい人間になってる。ニヤニヤするのはやめろ。」

「すみません・・・・・・。」

怪しかったのか・・・・・・・、俺・・・・・・・・。

「しっかし・・・・・・・・、真夜も実も」

ん?真夜??

「付き合ってるのに、何でお互い隠し撮り写真しか持ってないんだよ・・・・・・・。」

「隠しじゃない!付き合ってから本人の前で堂々と撮ってる!」

「問題はそこじゃない!!」

「え??」

「実・・・・・・・・・、真夜のボケ方がうつってきてるだろ・・・・・・・・・。」

「え!本当!?」

「喜ぶな!!喜んじゃ駄目なとものがうつってるぞ!」

「えー・・・・・・。」

真夜のだったら何でも嬉しいのに・・・・・・・・・。

「そこじゃなくてな、俺が言いたいのは、何で2人で写ってる写真が全く無いんだ、ということだ。」

・・・・・・・・・。

「あ、あーーーーーー!!」

ほ、本当だ!

「今頃気付いたのかよ!!?」

「うん。」

「おい!・・・・・・・でも、如何うして無いんだよ。」

「だって・・・・・・・・、撮ってて言うのも恥ずかしいし・・・・・・・。」

「じゃあ、お前は真夜に一緒に撮りたいと言われたら嫌なのか?」

「そんなはず無いじゃん!そんなこと言われたら、嬉しすぎてキスしたい。」

「真夜だって同じだろ。」

「で、でも・・・・・・・。」

「よーし。なら週末デートしろ。そして、撮れ。」

「え!?」


 というわけで、真夜とツーショット写真を撮るためにデート。睦に言われたというのもあるし、自分でももっともだと思ったいうのもある。でも、睦が俺へのとびっきりの餌を持っていたのだ。


「これ、ほしくないか?」

睦はそう言って携帯の画面を俺に見せてきた。

「!!」

俺の表情を見て睦がニヤリとした。睦が見せてきたのは、真夜の寝顔だ。背景的に、いつだか分からないけど睦が出かけるのに真夜を連れて行って、帰りの車の中で寝てしまったのだろう。座りながら、首を傾けて寝ているのが横になって寝ているのとはまた別な感じでかわいい。

「かわいい!!ほしい!!」

「なら、真夜と写真を撮ってこい。証拠を見せたら、やる。」

「ほ、本当!?」

「あぁ。ついでに俺のデータも消しといてやる。」

うん、分かってるなぁ。そうすれば嬉しいだけじゃなく、俺だけがこの姿の真夜を持っているって事で、独占欲も満たされることを。

「約束だからな!」

「おう。」

「・・・・・て、睦。まさか、他にも真夜の写真、持ってるとか言わないよな・・・・・・・?」

「・・・・・・・・・。」

あ、目、逸らした。

 こうやって、これからも睦が俺を釣ることが今判明した。


 真夜は相変わらず、かわいい服装で来た。何というか、デートを重ねていくだびに俺の好みに合っていく。やっぱ、顔に出てるのかな。


 結局、真夜の1人写真しか撮ってないで夕方になってしまった。特に、ソフトクリームをぺろぺろとなめてるのがかわいい。その後、味を交換するためにあーんがあったのは生真夜ならでわのかわいさだ。

 とは言っても、予定通りだ。せっかく撮るのならば、絶景スポットで!と思ったのて、近場である程度綺麗に夕日が見えるところにきているのだ!でも・・・・・・・・。

「綺麗ですね、実先輩。」

「うん。」

言い出せない・・・・・・・・・。まぁ、分かりきってたけどさぁ。やっぱり、俺ってヘタレだな・・・・・・・・・・。

「実先輩!」

「ん?・・・・・・!!」

真夜の方を向くといきなり自分の頬にキスをされた。それと同時にシャッター音が鳴った。

「よし!」

真夜は撮った写真を確認して言った。

「ま、真夜?何やったの??」

「ちょ、ちょっと、諸事情により実先輩とのツーショット写真が必要だったので撮りました!」

「諸事情??」

「それは企業秘密です!!」

「??」

「フフフ。」

「どんな出来栄え?」

「秘密です。ただ、しいて言うなら目をまん丸にしてる実先輩が新鮮です。」

「だって、ビックリしたもん。」

「もちろん、それが目的ですから。」

て、ちょっと待てよ・・・・・・・・・、これはチャンなのでは!?

「ま、真夜!」

「はい?」

「も、もう1回、俺と写真撮って!俺の携帯、いや、デジカメで!」

真夜とのツーショットなんてレアなので携帯より画質が良いデジカメを持参していたのだ。

「・・・・・・・?はい。いいですよ?」

「じゃ、じゃあ・・・・・・。」

俺がカメラを構えると、真夜は俺の腕に抱きついて首をかしげて俺の腕に頬を寄せる。うわぁ・・・・・・・、恋人感半端ない。俺は写真を撮るのが下手くそなので、手で持っていてもタイマーを使って撮る。そうするとぶれにくいらしい。

 カシャッ

シャッター音が鳴った。映りを見ると、うん、ちゃんと撮れてる。

 その後、どちらからでもなく自然とお互い唇を近づけてキスしてるのを写真に収めた。


「どうだ!」

睦に真夜とキスしてる写真を見せた。ちゃんと写真屋さん出して現像したものだ。だから出来栄えはすごく綺麗だ。家に帰ったら写真立てに入れて飾るんだぁ。


 その後知ったのだが、睦は真夜に俺と同じように餌を撒いてたらしい。だから撮ったのか・・・・・・。

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