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☆01-1.17期生の修学旅行(1)~1日目~

金島目線

 修学旅行一日目の夜。今日の宿泊先は、和風旅館の大部屋でクラスメート、8人がいる。もちろん、実と睦もいる。そして部屋にいるクラスメートの一人が、俗に言う〝恋ばな" をしようと言った。それは男がするものではないのでは・・・・・・?と思ったがどうせ自分は聞きに徹することになるのでかまわないか。でも、誰から切り出すのか・・・・・・、

「誰か好きな人がいるやついるか?」

おいおい、自分からしようと言っておいて他の人に先陣を切らせる気!?それともうひとつ、そう聞いて、では私が・・・・・・、と言う人は誰もいないと思う。いや、絶対いないだろう。と言うことはつまり、自分の話しをいしたいわけではなく人の話を聞きたいだけか。ちょうどいい。いつも通りからかうか。

「実がいるそうですよ。」

と言うとみんなの視線が実に集まる。実は「このやろう!!」という目を私に向けてきた。いつもだったら、言い返しになっていない言い返しをしてくるのだが、他の人がいるので顔を赤くしてムッとするだけ。実は感情が顔に出やすい人間だからまる分かりである。それが面白くていつもついついからかってしまう。思わず、いつも通りにクククと笑ってしまった。と、同時に驚いたこともあった。

「ま、マジか!?」

と睦が言う。あんなに二人ともわかりやすいのに、近くにいて気付かないとは・・・・・・。

「で、誰なんだよ、風天!」

部屋にいる一人が言う。

「っえ、だ、だから、そ、そのぅ・・・・・・・」

私以外の人間にはなんて反応するのか楽しみだ。

「そのぅ・・・・・・・、さ」

ん?

「慧の勘違いだ!!」

ない。それは絶対にない。

「こうやって、いっつもからかってくるんだよ・・・・・。」

はい、正解。大当たり。

「なーんだ。」

おいおい、納得するのかそれで。

 ほかに話はなかったので寝ることになった。

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