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ハリガネパンデミック  作者: ナガカタサンゴウ
●悪夢の日・白衣の少女
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六月十三日「腹痛の原因」

  朝、いつものニュース番組は緊急で内容を変えたようだ。

「今朝、日本各地にて魚が一気に死亡するという事件が起こりました、中継が繋がっております、中継の春香さん」

「はい、現場の春香です、こちらの川では大量のコイが陸上に上がり死亡しています、専門家監督の元で近づいてみようと思います」

 キャスターと専門家がコイの死骸に近づく

「あれ、あのコイ少し動いてませんか、カメラさん、こっ……」

 キャスターの声はそこで途切れた

 コイの目から緑色で細長い物体が出てきてキャスターの腹を突いたのだ。

 そのまま緑色の物はキャスターの腹に入りきり……

 ここで画面は「しばらくお待ち下さい」に変わった、可愛らしいマスコットキャラクターが頭を下げている。

「なんだよ……今の」

 いや、俺はなんとなくわかっていた、あの声が語りかけてきたのだ。

 {horsehair worm}

 horsehair worm、よく考えるとハリガネムシの別名だ。

 ハリガネムシ、カマキリなどに寄生して水中に移動するミミズのような外見の寄生虫だ。

「でも….…」

 頭でわかっていても否定したくなる、あの緑色の物は鉄パイプぐらいの大きさだった、コイに入っていたのが不思議なくらいだ。

 {horsehair worm}

 頭に響く

「お前は何なんだよ!」

 思わず叫ぶ

 {horsehair worm}

「だからそれだけじゃわかんねぇよ! お前は何者なんだ」

 {horsehair worm}

「……何なんだよ」

 {horsehair worm}

「お前……まさか」

 {アイ……ア……ム}

 {horsehair……}

 {アイアム、horsehair worm}

「……なるほどな」

 俺はベッドに寝転んだ。

 そう、俺は既に寄生されていたのだ。

 ハリガネムシに。

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