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ハリガネパンデミック  作者: ナガカタサンゴウ
悪夢へのカウントダウン
7/56

●六月十二日「滅亡へのカウントダウン」

 腹痛が収まって三日後、俺のいる大学はただいま休校中だ。

 てなわけで特に何もすることがなくDVDをぼけっと見ていた時だった。

{あー、あー……マイのテス!!}

 そんな謎の声が聞こえた、いや頭に直接響いてきた。

「え? は? へ?」

 戸惑っている俺の頭にまた声が響く

{こちらは……horsehair worm}

「…………はあ?」

{こちらは……horsehair worm}

「……ワーム?」

{horsehair worm}

「…………」

 なんだか疲れているようなので俺は寝ることにした。

 しかしベッドに入っても謎の声は頭に響いてくる。

{こうしん……できてる}

{はんのう}

{はんのう……しめさ}

 どうにか寝ようと目を閉じて羊を数える

「羊が一匹羊が二匹……」

{ひつじ?}

「…………」

{はんのう……しめす}

「だーっ!!」

 俺は勢いよく起き上がって周りを見渡ながら

「誰だよ、こんな悪戯するの!!」

 反応は無い、代わりに頭の中に声が響いてくる。

{いたず?}

「くそう!!」

 精神科に行こうと思ったが今は午後十時、とっくに閉まっている。

「明日行くか」

 俺はこの時明日どうなるかなんて知る由も無かった。


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