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八月十一日「特殊実験個体」

 地域防衛自衛隊の少年と少女を助けてから約二週間が経った。

 死神に寄生されていた斎藤は遺体で発見されたが周りに死神の姿は無かった。

 斎藤の体内に残っていた死神の細胞の研究を石持博士に任せていたのだけど……

「えーっと……全くわかりません」

 と申し訳なさそうに言うだけだった。


 もう一つ起こった大きな事と言えば超大型ハリガネムシの発見であった。

 調査中に見つけたある洞窟の奥に最大級の大きさのハリガネムシの死体を発見したのだ。

 石持博士はこれを実験個体No.1パワーだと断定した。


 今日は石持博士に実験個体についての説明会を開くこととなっていた。

 石持博士がホワイトボードに色々と書きながら説明を始めた

「えーと、実験個体と言うのは研究中、つまりは強化ハリガネムシの暴走以前から様々な所が突出していたハリガネムシの事を言います」


 No.1 No.2と順番に書き始めた


 ・No.1 パワー[ブレイカー]

 ・No.2 ジーニアス

 ・No.3 ラダー

 ・No.4 マザー


 そして最後に番号無しの特殊個体として死神と付け加えた

「この死神は私達研究者が確認した特殊個体とは別の謎の個体となります。

  前にも言ったとおり寄生主を殺すこと無く寄生できる個体です」

 とまた何かを書き始める石持博士


 ふと左右を見ると真剣にメモを取る稲葉と退屈そうに欠伸をする海藤がいた。


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