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ハリガネパンデミック  作者: ナガカタサンゴウ
悪夢へのカウントダウン
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●六月九日「壊滅の前兆」

 ある日、俺は刺身を食べた。 それが不幸の始まりだった。

 食後、いつも飲んでいる胃酸を抑える薬を飲み忘れた。

 それが不幸中の幸いだったのかもしれない。


 俺の身に異変が起きたのはの六月の始めの事だった。

 俺はいつものようにソファーに寝転びながらテレビを見ていた。

 ちなみに俺は一人暮らしの大学生、大学の貸家に住んでいる。

 番組と番組の境目となりニュースが始まる。

 内容は二ヶ月程前に日本に落ちてきた隕石についてだった、最近隕石関連のニュースばっかりだ。

「暇だ……」

 最初は一人暮らしに浮かれていたがだんだんする事がなくなってくる、静かなので独り言も多くなってくる。

「……腹痛てぇ」

 また独り言を言ってしまった、それにしても腹が痛い。

「刺身期限切れてなかったよな」

 切れてるはずもない、なんせ今日がバイトの給料日なので奮発して買った物だ。

 どうせニュースしかやっていないんだ、そう思ってトイレに行った。

 用を足しても腹の痛みは収まらない。とりあえず栄養ドリンクと薬を飲んだが戻してしまった、どうやら風邪をひいたらしい。

 その後数日、俺は家から外に出なかった、病院に行くのがベストなのだろうがインフルエンザが流行っている為あまり行きたくない。

 それに腹痛はほとんど収まっていて三日たった頃には普通の生活を送るようになっていた。


 それから数日後、人類を震撼させる出来事が始まりを告げた。



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