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現実の裏話  作者: るーみ
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教えて! シアさん先生!! その4

「どうもどうも、良い子の皆さん御機嫌よう、良い子の代表と言えば姫様ですね。最近急に涼しくなったり、また暑さが戻ったりと、姫様が体調を崩されないか心配な、メイドのバレンシアでございます。ここを読んで頂いている方もお気をつけて、と心にも無い事を言っておきます」


「ごきげんようー。……アシスタントのシラユキです。確かに風邪ひいちゃいそうだよね……、心にも無い!?」


「気のせいです。姫様、助手やお手伝いに似たような感じの呼称が思いつきませんでしたね?」


「何故バレたし。シアさんも体調には気をつけてね」


「ありがとうございます。姫様の温かいお言葉に感動してしまいました。お返しという訳ではありませんが、涼し過ぎる夜は私を抱き枕にして頂いても構いませんよ?」


「シアさん私より体温低いじゃん……」


「体温くらい気合で操作して見せます!!」


「それなんてスティンガー!?」


「ARMSですか? 分かる人少なそうですね……」


「オウフ」






「では、『教えて! シアさん先生!!』、第四回を始めて行きたいと思います。姫様、今回の質問は、教シア初の世界観に関するご質問を頂きましたよ」


「おししあ? そんな略称が……。ついに世界観に関する質問が来たんだね! どんなだった?」


「『種族によって乳の大きさの平均値というのは変わるのでしょうか?』というご質問です」


「乳!? 確かに世界観に関する事柄だけどさ! 質問こういうのしか来ないの?」


「いけませんよ贅沢を言っては」


「あ、ごめんなさい。ネタの提供してもらっておいてする反応じゃないよね」


「いえいえ、言葉が過ぎました、申し訳ありません。さてさて、質問のお答えですが、残念ながら……」


「さすがにこんな設定はしてないよね、どうしようか?」


「残念ながら連載開始前に既に設定済みなのでありました!!」


「連載前から!? まさにこの作者にしてこのキャラありだね……」




「種族によって胸の大小の差は確かに存在します。まずは代表的な人間種族、こちらは現代の人間と変わりませんね、様々です。大きい方もいれば、小さい方ももちろんいます。姫様はどうでした? ああ、聞くまでもありませんでしたね、申し訳ありません」


「ひどすぎる!! 貧乳はステータスだ! っていう偉い人の言葉もあるんだよ?」


「エロイ人?」


「言うと思ったよ!!」



「次に多い獣人種族について、こちらは種によって様々ですね。代表的な犬族猫族の方々は小さめです。本編にも種族の名前だけ出て来ている有翼族と人魚族は大きめ、土竜族は小さめですね。比較的、という事なのでそれが絶対という訳ではありませんが、大体は種族で皆同じ様な大きさに落ち着きますね」


「胸の大小に差が出る理由はやっぱり、生活環境?」


「はい、いい質問ですね。土竜族が分かりやすいのではないでしょうか? 土を掘り進むのに大きな胸は邪魔になりますよね、狭い通路でのすれ違いでも邪魔になると言うものです。犬族猫族に関してですが、彼等は高速で動き回る事のできる種族ですから、動きを阻害してしまうような胸は小さめになってしまうのです。胸が大きいと走るだけで毛細血管の切断、ひどいと肉離れを起こしてしまう方もいるのだとか」


「全く想像できないね……。それじゃ、有翼族と人魚族はなんで? 空を飛ぶにも、泳ぐのにも邪魔にならないかな」


「有翼族は翼で飛んでいる訳ではありませんよ? あれはセンサーのような役割を持っているんです、空気の流れを感じ取る事ができるんですよ。生まれながらにして空を飛ぶ魔法を使える有翼族ですが、翼を動かさないという事ではないですからね、羽ばたくのに胸の筋肉を使っているのでは? 胸の筋肉はバストアップに必要不可欠らしいですからね」


「ずるい! 有翼族の人ずるーい!!」


「ふふふ。次に人魚族ですね。こちらは幻の種族と呼ばれていますね、生態も殆ど解明されていないでしょう。仮に人魚族がエラ呼吸だとすると、エラの位置は腋の下辺りになるのでしょうか。有翼族と同じ様に、呼吸に胸の筋肉が使われるのでは? と思います。泳ぐのに邪魔にはなりそうですが、魔法での水流の操作を得意とする種族ですからね、問題は無いと思いますよ」


「ずるい! 人魚族の人ずるーい!!」



「エルフ、ハイエルフは人間種族と同じなので割愛します」


「うん。でも、私の周りって大きい人ばかりだよね。もげろ!」


「姫様巨乳大好き説のせいでは?」


「私のせいだったの!?」



「竜人族も有翼族に近いですね、大きめの人が多いです。ですが、竜人族は翼の出し入れが可能、という違いがありますね。翼をそこまで多く出されない方は、あまり大きくは育たないのではないかと。種族的に大きめですから、それでも充分に大きいとは思うんですけどね……」


「ずるい! 竜人族の人ずるーい!! 三回目はちょっと恥ずかしいね……」


「同じネタはサンドまで、という名セリフを知らないのですか? 次は変えてくださいね」


「サンドは私にはFFよりポケ○ンのイメージが強いね」


「サンド可愛いですよねー」


「サンドパンっておいしそうな名前だよねー」


「えっ」


「えっ」


「なにそれこわいです。次に参りましょうか」



「次と言いましても、もうありませんね。ゴブリンやオーガの方々は本編には出て来ないでしょうし、人型とは言っても、少し離れた外見ですからね」


「ぶっちゃけ設定してないんだよね?」


「してありますよ? オーガは大きめですね。理由は、まあ、どうでもいいでしょう」


「してるんだ!? うん、誰特だよね」




「実はもう一つ質問が来ているのですが、どうしましょう?」


「むむむ、どんな?」


「なにがむむむですか! 失礼しました。『姫様がキスをされなかった場所はどこですか(殴打』というご質問です。では、これは姫様にお答えしてもらいましょうか」


「キスをした場所を聞くことを禁止したらこれだよ!! 殴打?」


「さあさあ、キリキリお答えしてください!」


「嫌だよ!!! 場所を言うのはいいとしても、その様を想像されるのが嫌だよ!!」


「むう、姫様が不機嫌に……。では私が代わりに、ですが、ヒントだけですよ? 上半身ではありません」


「シアさん!? な、なにをするきさまー!」


「おっと、このままでは吹雪で全滅してしまいそうなのでやめておきますか。姫様の場合は召雷ですか? 天雷でしょうか?」


「神雷で」


「LP消費は許しませんよ!!」


「できないよ!! でも、サンダークラップならできそうだね」


「術スタンどころか即死しそうな威力になりそうですが……」


「サガネタはこれくらいにしようか」


「ですね。分からない人には、なにこれイミフ、過ぎます」






「綺麗に纏まったところで、今回は閉めとさせて頂きますね」


「え? 何かまとまったの? まあ、胸のサイズの方はちゃんと説明できたと思うけどね」


「ええ。次はどんな質問が来るか楽しみですね」


「うん! 次は何が来るかなー」


「世界観に関することだけでなく、個人への質問も大歓迎ですよ。姫様の特殊な性癖や、ご自分をお慰めになる頻度など」


「特殊な性癖なんてないし! そそそそんな事した事も無いよ!!!」


「おや? そんな事とは一体? 私は自分を慰めると言っただけで……」


「なっ! 私、シアさんのそういうところはキライだなー……」


「う……、『裏話』でくらいならいいじゃないですか」


「からかうのはいいけど、セクハラ発言はやめてね?」


「お、お叱りを受けてしまいました……。私、興奮してしまいます!!」


「何で!?」




「ではでは、また次回、キャラ紹介か教シアでお会いしましょう!」


「そろそろゲストも呼びたいね?」


「そうですね。いい加減キャラ紹介をまた一つ入れますか」


「うんうん。誰になるかはお楽しみに! 感想でのリクエストも受け付けますよ。謎が多すぎるキャラは後回しになっちゃうと思いますけど」


「私は姫様以外は興味ありませんからね、どうでもいいです」


「先生なのに!? っと、また長くなっちゃいそうだよ。でわわ、また次回までごきげんようー!」


「ごきげんよう。リセットボタンを押しながら電源を切ってください」


「リセットボタンを押さずこのまま電源をお切りください。じゃないの?」


「ジェネレーションギャップですね……」




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