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現実の裏話  作者: るーみ
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教えて! シアさん先生!! その16

「む……、お、お久しぶり? でございます。若干五十歳程で進んでお仕事をされるという、しかもそれがお母様の負担を軽くしようと考えられての行動。もう心優しいという言葉程度では表す事のできぬ程のお綺麗な心音の持ち主である姫様のしがないメイド、バレンシアでございます」


「なんでお久しぶりが疑問系なの? 後ちょっと私についての言葉が長くて大袈裟で恥ずかしいよ! えっと、アシスタントのシラユキです、ごきげんようー」


「いえ、まあ、三月の終わりからずっと投稿できていませんでしたからね、もう私たちの存在など忘れ去られているのではと思いまして。素直に初めましての方がよかったでしょうか」


「本編の方はちゃんと週一で投稿されてるよ! でも確かにこっちは全然手付かずだったねー」


「キャラ紹介は本当におまけの様なものでしたしね。教シアはこのまま放置で構わないかとも思いましたがまだ質問が残っていまして、ね。続けざるを得ませんでした」


「質問が残ってるせいで、みたいに言わないで!! 質問者さんに失礼だよ、もう!」


「お怒りになられる姫様も大変可愛らしいです……!! と、勿論冗談ですよ、ご安心ください。質問者の方も大変申し訳ありませんでした」


「ごめんなさーい!」






「さあ、ええと、このコーナーは何をするのでしたか……。ああ、姫様と私が愛を語り合う場で今回は記念すべき千回目の……」


「第十六回の『教えて! シアさん先生!!』を始めます!! もう、シアさんやる気出してよー」


「ほほう、ヤる気を出せと仰いますか。ついに私の想いに応えて頂けるのですね!」


「今日のシアさんはいつにも増して手強い! ふーんだ、そんな事ばっかり言ってるとシアさん抜きで勝手に進めちゃうもんねー」


「かかか可愛らしい! と、失礼しました。では、私は黙って見学させて頂きますので姫様のお手並みを拝見さ」


「リリアナさん手伝ってー!」


「おおおおやめください! 謝りま、謝罪致しますから!! 本当に申し訳ありませんでした!!」


「シアさんが焦ってる……。珍しい光景を見れて嬉しいけどなんだか悪い事した気分」



「申し訳ありません……。本当に心から反省致しておりますのでリリアナさんをお呼びになるのはどうか……」


「じょ、冗談だからね? なんであんなに優しいリリアナさんが苦手なんだろ……。それじゃ気を取り直して一問目! 『シラユキの魔法ならテレポーテーションとか透明化とかできるんですか? そうすればシアさんの後ろを取って脅かすことができるかも…』だって。『瞬間移動の魔法』と『自分を透明にする魔法』を創れるか? っていう事だよね。うーん、瞬間移動は何となくだけど難しそうだねー。透明化はさっぱり分かんないや」


「まあ、ここはお互い例を上げてみて、それと同等の事ができそうかどうかで考えてみましょうか。まずはテレポーテーションと言えば……」


「言えば?」


「エスパー○美でしょうか。有名どころすぎますかね」


「……? あ、うん、名前は聞いた覚えはあるような……。内容は全然知らないけど……」


「ご、ご存じないのですか!?(驚愕) 父親が画家で、そのモデルになる事でお小遣いを貰っている中学二年生の女の子が主人公のお話なのですが。ちなみにモデル時は全裸です」


「なにそれこわい。タイトルがエスパーなんだから瞬間移動とか超能力関係のお話じゃないの!? 冗談はいいからちゃんと考えようよー」


「冗談ではなかったのですが……、まあ、そういう事にしておきますか。ふふ、悲しいですね……。姫様はどんな作品や人物を思い浮かべになりましたか?」


「私はテレポと言えばダンジョン脱出系の魔法かなー。瞬間移動だと絶○ルの眼鏡の子とか」


「なるほど、ゲームと少女向けアニメとは姫様らしい選出ですね」


「え? 少年漫画だよ? あれ? シアさんもしかして絶○ル知らないの?」


「えっ?」


「えっ?」




「何となくだけど見える範囲になら飛べちゃうかもしれないね。シアさんの後ろを取って驚かす事も夢ではないかも!」


「ふふ、気配で分かってしまいますよ。私は館周辺でしたら姫様がどちらにいらっしゃるのか手に取るように把握できますからね」


「すごっ! でもちょっと怖い! それもメイドスキルなの? あ、そこで透明化とか、気配を消す魔法も合わせて使える様になればいいんだね」


「匂いで分かります」


「匂い!? あ、シャンプーかな? シアさんオレンジ大好きだし。それならインビジとスニークとデオードを掛けてから忍び寄るよ!」


「主旨がもうズレてきてしまっていますね。ふふふ。例え姫様のお姿が見えずとも、その存在が感じ取れずとも私には分かりますよ。必ず感じ取ってご覧に入れます。ですのでどうかお姿を隠されるなど仰らないでください……」


「ぅわあ! なんで泣くの!? ごご、ごめんなさい! 答えは『何となくできそうかも?』でした! ……シアさんどうしたのー?」






「お見苦しい姿をお見せしてしまいました事を謝罪致します。姫様も申し訳ありませんでした。まあ、文字だけで姿など見えないのですが、ね。……はっ!? ファンアートを期待しての発言ではありませんよ?」


「変に否定するのは逆に怪しく見えるからやめてー! もう! またあっさり普段のシアさんに戻っちゃって……。もう大丈夫?」


「はい、お優しい姫様。ご心配をお掛けしてしまいましたね……。さあ、そんなこんなで質問ストックは次で最後、打ち止めです。もう一行で終わらせてしまいましょうか」


「なんで最後なのに投げやりなの!? ……あれ? あと三つ残ってるよ? あ、全部纏めて答えちゃうんだね。えーっと……、『シアさんってお化粧とかするのかな? 下着とかどう選んでるんだろう? メイドはいっぱい出てくるけど、執事はいないのかな?』の三問だよー」


「『しません。姫様の好まれそうな物を選ぶようにしています。いません』。それでは皆様、もうお目に掛かる事はないと思いますが」


「なんでもう締めの挨拶に入ろうとしてるの!? ちゃんと答えないとだーめーなーのー!」


「可愛らしすぎます姫様! ありがとうございます!! では順に答えて参りましょうか。まずお化粧なのですが、私や姫様は勿論のこと、エルフ全体として見てみても化粧をされる方は極々少数なのです。皆さんすっぴん状態ですね。眉の形を整える程度でしたら誰でもされているのではないかと思いますが」


「森のみんなはそうだよねー、自然派? 一般の、と言うか人間種族の人はどう?」


「人間種族は、と言うよりも、化粧をするというのは人間種族のみの考え方でありまして、いえ、この言い方は誤解を生みそうですね。……ええと、申し訳ありませんがこの話題は本編の方で取り上げられるかもしれないのでこの辺りにしておきましょう」


「えー? そう言われるともう何も言えないよ……。それじゃ下着の選び方、はどうでもいいや。執事さんがいない理由はあるの?」


「姫様にいつスカートを捲られても問題のない様にと……、どうでもいいですかそうですか……。しくしくでございます。執事がいないのは作者がメイド好きだからです」


「メタい理由をぶっちゃけちゃった! 後付け設定でもいいから何か考えておこうよ!」


「おっぱいが無いから、ではどうでしょう? おっぱいが大好きな姫様がお生まれになり全員解雇になったという事で」


「スノーさんみたいな事言わないで!! しかも私のせいにしてー! じゃあ男装ならいいの? シアさんとクレアさんには似合いそうなんだけど」


「おおっと、そろそろお時間です。とても興味のあるお話なのですがここまでとしましょう。いやー、真に残念でございますねー」


「露骨に逃げた! わざとらしい! むう、本当に似合うと思うのになー」






「お疲れ様でした姫様。今回は私も少々疲れてしまいましたね。姫様は如何ですか?」


「んー、確かにツッコミすぎてちょっと疲れちゃったかも。お昼寝しよっかー」


「お供致します。ですがその前にご挨拶を……。さて、今回分で答えられる質問全てに答えた、かもしれません、と思いたいですね」


「言い切って! 私も言い切れないけど!」


「一応次回の『教シア』の予定は今のところありません、が、質問が寄せられ続ける限り終わる事もありません」


「なので、また次回! です! ごきげんようー!!」


「それでは皆様御機嫌よう。また次回がありましたらお会いしましょう」




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