教えて! シアさん先生!! その15
「ん……? おや? もう出番ですか、はい。……最近影が薄くなり、マリーさん主従ペアに主役の座を奪われてしまいそうな、しかしそれでも可愛らしさは圧倒的に勝っている姫様のおっぱい奴隷、バレンシアでございます。皆様御機嫌よう、一月と少し振りですね」
「おっぱい奴隷と聞いてやって来ました! 調合職人見習いのスノーホワイトです! おっぱい大好きです!」
「!? どなたですか! 姫様? 姫様はどちらに!?」
「あの異常なまでに可愛い幼女エルフならお昼寝をするとか言ってましたよ。そんな事よりおっぱい奴隷のバレンシアさん」
「はあ、もうやる気が完全に失せましたね。はい、なんですか? 貴女も見た目充分幼女でしょうに」
「私にもおっぱいを揉ませてください! 乳首を弄らせてください! 舐めさせて吸わせてください! あ、メイド服は着たままで胸だけはだけるようにしてもらえると凄く嬉しいです」
「ほう、随分と自分の欲望に正直な方のようですね、メイド服は着たままでというのが好感を持てます。しかし申し訳ありません、私の全身、細胞の一欠けらに至るまで完全に姫様の所有物となっておりますので、お断りをさせて頂きます」
「残念です。でも目で楽しむのはいいんですよね? じろじろ」
「ええ、それくらいでしたら。子供の頃のキャロを思い出させられて悪い気はあまりしませんね……、ふふ」
「どうやら本当に姫様はお出でになられないご様子、なのでだらだらと進行させて頂きます。ええと、何回でしたか……。あ、十五回ですね。では、『教えて! シアさん先生!!』第十五回の始まりでございます」
「もっと動きを大きくしてもらえるとおっぱいが揺れて嬉しいです。何かよく分かりませんけど十五回もやってるんですね。十五回もヤってるって書くとちょっといやらしく聞こえちゃいますね」
「そうですね。はい、こちらをお願いします。ふむ……、ツッコミ役不在も中々面白いかもしれませんね」
「あ、私が読むんですか? えっと……、『もし万が一シラユキの誘拐事件が起こったらどうなるんだろう……』って書いてありました。シラユキさんっていうのはさっきの幼女の事ですよね? お姫様の」
「だから貴女も幼女です。それとさんではなく様を付けてくださいね? さて、質問は姫様が誘拐されてしまったら、との事ですが、万が一にもあり得ないのですよね……。まあ、裏話の場ですし、そう簡単に切り捨ててしまっても文字数が稼げません」
「幼女なんて攫ったって何の面白みもないじゃないですか。攫うならやっぱりおっぱいの大きな女性じゃないと意味が無いです!」
「確かにエルフが誘拐に遭うとしたら、姫様くらいお小さい方ではなく貴女くらいの年頃の方が狙われやすいと思いますよ? 姫様とは比べるのも馬鹿らしいくらいですが、貴女も中々に可愛らしいですからね」
「お、おっぱいが大きなお姉さんにならホイホイついて行っちゃいそうです……。あ、実際について行っちゃってました! 飴も買ってもらったんですよ?」
「ふふ、気をつけてくださいね。まあ、過程や方法などどうでもいいので、姫様を無事に助け出せたとしましょう。いえ、助け出せなかった場合でも結果は同じ事ですね。どちらの場合でも世界からエルフ以外の人種は滅びる事になるでしょう。考えるまでもありません」
「はあ、話が大きすぎてパッと想像できませんけど、そのお姫様が大切にされているっていうのは何となく分かりました。でも攫ったのがエルフだった場合はどうなるんですか?」
「リーフエンドの森の住人を残し、世界から人という人が消え去るのではないでしょうか? まあ、これを大袈裟と受け取るかは貴女の自由です」
「どうしてそうなるかっていう理由が分かりませんけど……、おっぱい奴隷さんの目が本気で怖いですから聞くのは止めておきますね」
「おっとこれは失礼を致しました。子供を怖がらせてしまうとは……」
「シアさんおはようー。スノーさんもお疲れ様ー。皆さんごきげんようー、アシスタントのシラユキです」
「姫様! ようこそお出でくださいました! 俄然やる気が沸いて参りましたね……。貴女はもう帰ってもらっても構いませんよ」
「ひどい!! 折角ゲストとして来てくれた人になんて言い草を! もう!」
「ああ、これです! やはり姫様にお側にいらっしゃって頂かないと調子が出ませんね。ふふふ」
「もうちょっとおっぱい奴隷さんのおっぱいを見ていたいですから、残って見学させてもらいますね」
「あ、はーいおっぱい奴隷さん!? シアさんなんて自己紹介してるの!?」
「いえ、私はきちんと名乗った筈なのですが……、どうしてそうなったのでしょう? ちゃんと姫様のおっぱい奴隷、と呼んでくださいね」
「はい! シラユキ様のおっぱい奴隷さん!」
「やめて!! スノーさんもボケ側の人だったんだ……」
「気を取り直して二問目を読んじゃいますか。『シラユキってホラー系とか平気なのかな?』、って書いてありますね。ホラー系にもいろいろありますよねー。ゾンビとか幽霊とか巨大生物とか普通に怪物とか」
「ホラー系ですかー。ビックリ系はちょっと苦手ですね。あのゾンビゲームの一作目のリメイク版は怖くてプレイできませんでした。ホラー映画も驚かしてくるのは好きじゃないです。スプラッタ系も嫌ですねー。中には普通に面白かったのもありますけどね」
「なるほどー。私はまだノーコメントの方がいいらしいですから何も言わないでおきますね。シラユキ様のおっぱい奴隷さんはどうですか?」
「なんですかこの可愛らしい会話は! 微笑ましすぎて茶化せないではありませんか! はあ、私もホラー系は正直苦手ですね」
「えっ? シアさんにも苦手なものってあるんだ? 不意打ちで笑わせられるのは苦手みたいだけど、それ以外で」
「ええ、何に対しても焦らず怖がらずの無反応でして、一体その映画のどこを楽しめばいいのかとつい考えてしまうんです」
「あ、ああー、そういう人っていますよね。そんな時は女優さんのおっぱいを楽しみにするんですよ! シャワーシーンは絶対って言っていいくらいありますからね! 走って逃げている場面でもおっぱいの揺れに注目するんです。基本ですよ?」
「その発想は無かった!! 基本なんだ?」
「基本です。私はゲームや映画は内容の面白さよりも、どれだけおっぱいが出ているかで価値が決まると思うんです」
「なるほど、確かにその発想はありませんでした。では、私としては隣で見るどなたかの驚き怖がりっぷりを楽しみとして見出したいところですね。ところで姫様?」
「ホラー映画は見ないよ? 絶対見ませんよ?」
「残念です」「残念です」
「あはは。スノーさんって面白い人だなー」
「今回もほぼネタ成分ゼロでお送りしました。姫様、そしてゲストのスノーホワイトさん、お疲れ様でした」
「シアさんもお疲れ様ー。スノーさんはありがとう! また来てほしいなー」
「はい、お二人ともお疲れ様でした。次はおっぱいを好きに揉んでいい人がいるときに呼んでくださいね。こんないいおっぱいを前にしてお預けは辛いですから」
「スノーさん正直だなあ……、ふふふ。メイドさんズのおっぱいはみーんな私のって事になっちゃってるから、うーん? ソフィーさんがゲストの時にでも」
「それは危険です! いえ、まあ、正直なところお二人の絡みを是非とも拝見させて頂きたいので、喜んで呼ばせて頂きますね!」
「凄い相乗効果が起こりそう……。でわでわ、皆さんごきげんようー。また次回です!」
「はい、可愛らしいです姫様。そろそろ本編の本当の裏話もお話したいですね。それでは皆様、また次回のこの時間まで、御機嫌よう」
「次のおっぱいまでさようならー!」
スノーが意外と普通の子供に見えている気が……