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現実の裏話  作者: るーみ
17/31

教えて! シアさん先生!! その10

「……はい、皆様御機嫌よう。その愛らしさで世界をも動かす事のできる姫様のただのおまけ、メイドのバレンシアでございます」


「どういう意味!? 裏話だとどちらかと言うと私がおまけなんじゃないかな? あ、アシスタントのシラユキです。ごきげんようー」


「姫様に比べればその他の存在などすべておまけ、いいえ、それ以下の存在ですからね。ああ、意味ですか? そうですね……、姫様の愛らしさには全てが平伏す、と。まあ、そんなところですかね。これを機に全大陸制覇、統一をお考えになられてみては如何でしょうか」


「真顔で言ってるのが怖いよ……」






「さて、開始の挨拶もそこそこに早速始めていきたいと思います。『教えて! シアさん先生!!』、記念すべき、かどうかは分かりませんが、第十回となりました。よく続きますね、これ」


「質問が尽きるまではねー。感想で質問が来続ける限りは終わらないと思うよ? それにしても、十回? いつの間にか結構やってるね。思い返してみると楽しかった思い出が……、あれ? シアさんにからかわれたり変な場所にキスされたりした思い出しかないんだけど……」


「はい、それが通常運行なので何も問題はありませんね。今回もお覚悟を」


「なんの覚悟!? はっ!? ど、どんな質問か読んでみよう。えーと……、うん? ちょっと長いけど全文読んじゃうね」



『特定の日数(半日、1日、3日、1週間、1月、半年)を設定し、その日数分なんらかの都合・不幸が重なりシラユキに「全く」逢えないものとする。


 その間、被験者はどのような態度をとるか?

 また、試験日数を過ぎ、シラユキと出会った時、どのような反応をするか?


 なお、試験者はメイドさんズ、母君で。』



「これは、私と会えない間みんなが何をしてるか、と、久しぶりに会ったらどんな反応をするかっていう事かな。……逢う? 短いと半日で、長いと半年? 半年もみんなと離れてたら私が寂しくて死んじゃうよ……」


「ほほう、中々面白そうな質問、いえ、実験ですね。被験者は私とメアとフラン、それに、エネフェア様ですか……。さすがにエネフェア様は裏話とは言えネタにし難いお方なのですよね」


「全員全パターンやろうとするともの凄く長くなっちゃいそうだねー。試しに誰か一人に絞ってみる? シアさんだとどうなるかな」


「三日と持たず死んでしまうのではないかと……」


「早いよ!! じゃあ、限界ギリギリ、二日くらい? それで再会したら?」


「押し倒します」


「やめて!! だ、駄目だ、何がっていうのは分からないけどシアさんは駄目だ……。あ、っと、まだあったね、会えない間はどんな行動を……、やっぱり悪い予感がするからシアさんはここまでね!」


「一人寂しく自らを慰め」


「にゃーー!! あーー!! 聞きたくなーいー!!!」


「お、落ち着いてください。冗談ですよ、もう……、可愛らしすぎますよ? 押し倒しますよ?」


「ひい! 今回はやけに身の危険を感じるので休憩時間に入ります!! シアさんはその間にみんなに聞いて来てね!」


「畏まりました。それにしても開始早々の休憩とは、さすがです姫様。私たちにはできない事を平然とやってのけてしまわれるとは……。そこに痺れます、憧れてしまいます」


「なんという丁寧なネタの使い方、普通に照れちゃう……」




「シアさんがみんなに聞きに言ってる間に、本編で私がカルルミラから帰ってきたときの反応を思い出してみようかな。ええと、メアさんにはキスされまくって、フランさんには抱きしめられておっぱいで窒息死させられそうになって……、あれは幸せでした。二人とも涙目でしたね、私も嬉しくってちょっと泣いちゃいました。母様は反応と言うか、暫く私を抱き上げて一切降ろしてくれなかったです。一週間くらいずっと、何をするにも一緒に行動してて……、ふふふ、凄く嬉しくて幸せな毎日でした」


「もうそれで充分な答えなのではないでしょうか……」


「うわぅ! お、おかえりシアさん。早かったね」


「驚かせてしまいましたか、申し訳ありません。ただ今戻りました。まあ、ここはメタ空間、ホニャララ空間、時間の経過もあって無い様な物ですからね。それでは不足部分、姫様と離れている期間にどのような行動をとるかを簡単にお話ししたいところなのですが」


「ですが? 聞けなかったの?」


「ああ、いえ、そういう訳では……。申し訳ありませんが、とある理由によりお話しする事ができません。その理由も説明する事ができません。も、申し訳ありません……」


「あ、もしかして本編関係になっちゃうのかな? ご、ごめんなさい、折角の質問に中途半端な答えで……」


「とある理由です。決して長くて面倒だからという理由ではありません! 本当ですよ? 信じてください!!」


「必死すぎて逆に疑わしいからやめて!!」




「ふう、まだ時間はあるね、次の質問にいっちゃおう。このペースなら今回で終わらせられるかも? リーフエンドのお館には登場してないメイドさんは後何人ぐらいいるのでしょうか? ウルギス様やルーディン、ユーネの専属メイドもいるんですよね?』だって。うん、沢山いるね」


「はい、います。では次の質問に……」


「早い! もう終わったのか!! これで……、あ、これも?」


「ええ……、申し訳ありません。お答えできそうなのは、早くても二十歳以上編の終了後、その次の章に入ってからになりますね。いつになるやら、でございます」


「ごめんなさーい。もう暫く……? うーん? か、かなり長めになっちゃうかも? 気長に待ってくださいね」




「このまま全部終わらせちゃうつもりで次々いくよ! 『凄い高さに作中に出てきた空気を固めた板(?)にブランコをつけてハ○ジOPの真似なんか出来るのでしょうか?』だって」


「○イジのOP、ですか? ほう、では一度、そのOPとやらを見てみるとしましょうか。『ハイ○ OP』で検索、と……、ありました。どれどれ……、むう、読み込みがいつまで経っても完了になりませんね」


「シアさんは怖いくらいにパソコンが似合わないね……」


「そ、そうなのでしょうか、ショックです……。あ、終わったようで『動画の読み込みに失敗しました』ですって……!! ええい、面倒な……。再読み込み、と」


「なにこのシアさん面白い、ふふふ。プレミアムには入ってないんだね」


「む、ギャラリーオブ○ビリンスのTASがさらに更新ですか。ほほう、新ルート? 見せてもらいましょうか、新しいルートとやらの短縮を」


「それ負けフラグだよ、って何の動画探してるの!? ……でもそれは私も見たいので許します。見せて見せてー」


「はい、私の膝の上へどうぞ。ふふ、可愛らしい姫様……」



「お待たせして申し訳ありませんでした。いやあ、ハイスピードゥエは強敵でしたね……」


「霧が出てきたな……。ええと、ハ○ジのOPもちゃんと見ましたよ? パッと見はできそうですね、これ」


「こんな変態的な体捌きが姫様にも可能ですって……!? こんなの普通じゃ考えられません……!」


「霧も悪魔城TASももういいから! もう、私が簡単に説明しちゃうね? ええと、見えない足場は、透明な板状の何か、でしたね。今度はそれを棒状に変えて、そこからロープを吊るす、っていう形になると思います。検証動画もあるみたいですけど、実際に乗ってみると風圧が凄そうですね。でもこれも跳躍魔法の時と同じ様に風(?)を纏えば大丈夫だと思います。……こ、こんな感じでどうかな?」


「ご、ご立派です……!! 私、感動で涙が……」


「大袈裟!! ……ふう。何か久しぶりにツッコミいっぱいしたよ……」


「ふふ、お疲れ様です。では、説明も終わったところで、実践してさらなる検証を」


「ヤダよ怖いよ! シアさんが乗ってよー」


「私はもうブランコを楽しめる年齢ではありませんからね、遠慮させて頂きます。まあ、冗談ですのでご安心くださいね」


「うん。質問の答えは、できるけど私には怖くてできない、でした。あはは……」




「残す質問は後三つ程、今回はここまでとしましょうか。次回、第十一回で一段落できそうですね」


「そうだねー。次はまたいつになるか全く分からないんだけど、ね。数ヵ月後、かな?」


「ええ、それくらいになるのでは、と思われます。それでは姫様、お疲れ様でした。皆様、次の機会までまた暫くのお別れです、御機嫌よう」


「ごきげんようー。シアさんもお疲れ様ー」






「姫様も歌ってみた、踊ってみたの動画の製作をなされては如何でしょうか!」


「無いよ!! それこそシアさんに似合いそうな……」


「姫様と私の二人で、何かしらのゲームのゆっくり実況も面白そうですね」


「それは面白そう! でもそんな技術は無いねー。ざーんねん」


「本当に残念です。あ、姫様のお好きな有頂天動画が投稿されていますよ」


「え!? 見る見る見せて! !? ホラーゲームじゃないですかー! やだー!!」







い、今更過ぎますね……。折角質問をして頂いたのに、こんなにも答えるのが遅れてしまい申し訳ありません。

残りもまたいつになるか……

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