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現実の裏話  作者: るーみ
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教えて! シアさん先生!! その9

「ええと、皆様、お久しぶりです。近頃丸くなりすぎたとよく囁かれていますメイドのバレンシアでございます、御機嫌よう。丸くなったという事は、これまでは尖っていたという事になるのでしょうか? 姫様はどう思われますか?」


「みなさんごきげんようー、アシスタントのシラユキです。本当にお久しぶりですね。シアさんの質問はスルーします」


「スルーされてしまいました……、寂しいです。姫様は流す事を覚えてしまわれた様ですね。ご成長を喜ぶべきなのか、相手にされない事を悲しむべきなのか、複雑な心境です」


「ふふ、ごめんねシアさん。うーん、ホントに久しぶりすぎてお互い調子が出ないねー」


「ええ、まったりと進めていきましょう。という訳で通常テンションでお送りしたいと思います」


「私からすると、開始の変な挨拶でいきなりペースを乱されなくて済むから毎回こんな感じでもいいと思うよ? ああ、なんか今回は最後まで平和に過ごせそう……」


「ふむ……、そんなふうに考えていた時期が私にもありました、という流れを期待してのセリフですね、分かります」


「いっきに不安に!! か、覚悟だけはしておこう……」






「はい、それではタイトル通り、『教えて! シアさん先生!!』第九回を始めていきたいと思います。姫様? 九回ですよ九回」


「9回でいい。なんていう謙虚な数字、素晴らしい……」


「姫様は本当にブロントさんが大好きですよね……。どうしてくれましょうあの首長……」


「どうにかできちゃうの!? 会えるなら会いたいよ!!」


「会えるのなら私も一度お会いしてみたいですね。まあ、無理なんですけど。あ、いえ、にじファンでしたら可能なのでは? と思いますよ。まあ、収拾がつかないのでこの辺りで話を進めさせて頂きます。今回の教シアは前回以降にお寄せ頂いた質問複数に対しての回答を予定しています。現在十ほど頂いておりますね。ありがたい事なのですが、面d」


「わー!! ま、まずは一つ目です!! ちょっと質問文が長かったですから私が纏めちゃいますね。ええと、『冒険者ギルドとケーキのお店以外の町の様子はどうなっているのか?』ですね。これって十二歳以上編まででいいのかな」


「え、ええ、9月頃に頂いたご質問のようですね。これは難しいですね……。リーフサイドは本文中でも言われている通り田舎町なのですよね、規模はそれなりに大きいのですが」


「私は他の町は全然分からないから比較の仕様が無いんだけど、シアさんから見るとやっぱり田舎に見えちゃうの? あ、カルルミラはリーフサイドに似た感じだったかな」


「はい、田舎ののどかな村とはまた意味合いが違うのですけれど……。一応は他の国で言う王都なのですが……、ああ、やはり説明が難しいですね、申し訳ありません。地図でもあれば分かり易く説明もできるというのに、作者の頭の中でも地理は結構あやふやな状態でありまして……」


「ちょ、ちょっとした設定しかしてないんだよね……。ま、まあ、質問通り町の施設とかお店について答えよう? 地図もちゃんと用意しておかないと……」


「はい、そうしましょう。十二歳以上編本編で姫様が訪問されていますのは、まずは私オススメのケーキ屋、店名は……、まあ、避けましょう。次に冒険者ギルドと、キンクリされましたが菓子店、後は青果店でしょうか。ふむ、少ないですね」


「うんうん、他にも色々と行ってるんだけどね。特に本編に出すまでもないかなっていう事で省かれちゃってます。二十歳以上編でもあんまり増えないかもしれませんね」


「商店で言いますと、精肉店、洋服、洋裁店。実はこのどちらも姫様はあまりご自分から進んで足を運ぼうとは思われません。精肉店は当たり前と言えば当たり前ですか。姫様が興味を引かれるのはやはりお菓子やケーキと言った食べ物関係が多いですよね」


「人を食いしん坊みたいに言わないで! お肉屋さんは兄様が用事があるときについて行っただけだねー。服は殆どシアさんの手縫いだし、こっちもあんまり行かないね。行っても着せ替え人形にされるのが目に見えてるから。指輪とかネックレスとか、アクセサリ関係も私は好きじゃないから行かないし……。あ、ぬいぐるみは結構買いに行ってるね」


「本編では書かれていませんが、ぬいぐるみを抱きながらお歩きになる姫様の可愛らしさは……、と、失礼。おもちゃ屋の様なものがある訳ではなく露天販売ですね。大小様々な露天が大通りには数多く出店されています。ルーディン様はよく買い食いをなさっていますね。リーフサイドは専門店の様なものは少なく、こういった露天が多く見られます。屋台、出店に近いでしょうか? 姫様はどこか店舗に入るより露天を眺めて歩かれる事が多いですね」


「うん、スーパーみたいなのはないからね。お店に入っちゃったら、服屋さんだったらほぼ服しかないしすぐ飽きちゃうよね。露天はずらーっと色んなお店が並んでる感じだから好きなんだー」


「質問に書かれている武具店は近づく事すら禁止されています。これも当たり前ですね、子供に武器など……。まあ、私はちょくちょくと顔を出しに……、こほん、それは置いておきましょう」


「武器屋に通うメイドさん……、なにそれこわい。町の名物とかも特に無いよね?」


「ええ、エルフが多い、くらいでしょうか? 特に見所も無い平凡な町ですよ。王族の方々を間近で拝見する事ができるというのは名物に入るのかどうかは分かりませんね。他の国ではこうはいきません」


「あはは。それもその内本編で書けたらいいね。って、随分時間使っちゃった。全然答えられてないけど次にいこっか」


「はい。やはり調子が今ひとつ出ませんね……」




「同じ方からの質問ですね。『普通のエロフの生活(性活?)など一般エルフの町の様子とかが良くわからないですね。できれば一般のエルフの生活も知りたいです。』とのご質問です。性生活についてでしょうか? では早速」


「違うよ!? 多分だけど違うよ!! くっ、エンジンがかかってきた? 一般のエルフの人たちは町でどう生活しているのかー、ですか。これは他の種族の人たちと特に変わりがないんじゃないかな?」


「姫様もツッコミの冴えが戻ってきたのでは? 嬉しい事です。寿命が他の種族に比べるとはるかに長いエルフなのですが、姫様の仰られた様に別段何か特別な事をして過ごされている、という事はありませんね。勿論例外もありますが、それはエルフに限った話ではないですね。まあ、勤め先の店主が何回も代替わりをした、という経験は多くあるのかもしれません。百年前から働いています、とか普通にありそうですよね。これも、まあ、色々と例外と言いますか、何百年と続く商店もそう多くはなさそうですから。ふむ、やはりエルフは他種族に比べるとやや変わった生活をしているのかもしれませんね……」


「その辺りは普通にちょっと変わった人間ドラマが展開されるだけ? エルフだからこういう変わった生活をしているぞ、っていうのはあんまりないんだね」


「ええ、長生きする人、というだけですからね。普通に働いて、糧を得、生活しているのです。魔法に関する職に就かれるのが多い、のかもしれません。それともう一つのご質問の、森の中のエルフの生活についてなのですが、申し訳ありませんが今はまだ説明することができません」


「ごめんなさーい。これは本編をお楽しみに! だね」


「はい、可愛らしいです姫様。説明疲れが飛んで行ってしまいますね」


「照れちゃうからやめて! 疲れちゃった?」


「いえいえ、姫様と二人きりの至福の時間、疲れるなどあろう筈がありませんのでご安心ください。姫様は如何ですか?」


「うん、説明はシアさんがしてくれてるし、全然平気だよ。ありがとね、ふふふ」


「……説明疲れと一緒に理性も飛んで行ってしまいそうです……」


「それは絶対飛ばしちゃ駄目!!」




「少し長くなってしまいましたね、次の質問で今回は終了とさせて頂きましょう。では、最後の質問です、どうぞ」


「私が読むの? えーっと、『自他共に認めるおっぱい聖人(誤字ではなく)ルーディン様ですが、好みに拘りはあるんでしょうか? 大きさ・形・質感とか乳輪の大きさに色とかです』だって。……聖人!? ルー兄様はついにその域まで……」


「ルーディン様の胸の好みですか……。それよりも今の質問をさらりと読み上げられるとは、成長されましたね……、悲しいです。しくしく」


「またしくしく言ってる……。本当はちょっと恥ずかしかったんだけどね、その、乳輪とか……。でも聖人に反応しちゃって恥ずかしさも消えちゃったんだ。さすがルー兄様だね」


「ルーディン様をゲストにお迎えしないとお答えできそうにありませんね……。いえ、ルーディン様と姫様は確か好みが似通っていらっしゃったのでは? そうなると、つまりは姫様にお答えして頂ければ解決ですね。姫様、お願いします」


「変なお願いしないで!! まあ、ルー兄様と私のおっぱい好みは似てると言うか同じっぽいんだけど……。うーん、でも言葉では説明し難いよ。大きいのも好きだし、小さいからって嫌いなわけじゃないし……。ああ……、私今凄い恥ずかしい事言ってる気がする……」


「気のせいです。姫様周辺の皆さんではどうです? エネフェア様がランキング1位なのですよね? そして2位はガトーですか、忌々しい。3位以降は結局お聞かせ頂けませんでしたね。私予想では3位はフラン、4位はメアかコーラスさんのどちらか、後は団子状態になっているのではないかと」


「秘密って言ったら秘密なの!! でも意外だね、シアさん自分が3位だって思ってないんだ? 私、シアさんの胸も大好きだよ? ……なんて恥ずかしいセリフ……」


「私の胸などその程度、という事です。ですが、ありがとうございます、涙が出そうな程嬉しく思います。ああ、3位はフランで間違いありませんよね」


「ひーみーつーなーのー!! シアさんはパーフェクトメイドさんなんだからそんなコンプレックスなんて感じる事ないのに……。まあ、いいや。私の好み、好みかー……、うーん……」


「ああ、悩まれてしまいましたね。質問者の方の問いその物にお答えして頂ければいいのですよ? 大きさ、形、質感、乳輪の大きさ、この四つについてですね」


「ああ、そっか、それを答えれば……、どの道答え難いよそれも!! 大きさは、ええと、大きいのは大好きです。コーラスさんみたいに大きすぎるのも大好きです。でも一番大きいから一番好き、にはならないですね。顔を挟まれてジャストフィットする大きさが一番……、何言ってるの私!!!」


「ふふふ、なんという可愛らしさでしょうか……。あ、脱ぎましょうか? 実際に目の前に例があった方が答え易いのでは?」


「多分揉む事に集中しちゃうから駄目! ……? そんな訳無いよ!? ……ふう、落ち着かなきゃ。次は形と質感だね。垂れ下がってるのは好きじゃないかな、でもエルフの人ってみんないい形してる気がするよ」


「皆姫様に気に入られる胸を作るために常日頃から心掛けているのでしょう。ツンと上向きがルーディン様の、おっと」


「シアさんルー兄様から答え聞いてるんじゃない!! うん、私もそれがいいな……」


「ああ……、つい口が滑り、勿体無い……。質感は、しっとりと手に吸い付くような、モチモチとした? これでご理解頂けるのですか? 姫様」


「うん、分かる人には分かると思うよ。ルー兄様って本当に私と同じ……」


「乳輪は大きすぎなければ特に好みという物はなく、気にならないそうです。一番はやはりユーフェネリア様のお胸、とのことです。愛ですね」


「愛だねー。私も母様が一番好きだし」


「なるほど、単純に胸のみで決めるとするならガトーが1位になってしまうのですか妬ましい」


「あ、ぱるぱるしてる……。それでもやっぱり母様が一番かなー……」






「ああ……、最後の質問でかなり時間を取ってしまいましたね。今回は先ほど言いました通りここまでとさせて頂きます。姫様、お疲れ様でした」


「シアさんもお疲れ様ー。ね、ネタとか全然言えなかったね。説明に集中しすぎちゃってたかな……」


「私としましては、おっぱいを語る姫様を拝見する事ができ大変満足です! お礼と言ってはなんなのですが、私の胸を自由にしてくださって構いませんよ? どうぞどうぞ」


「よ、寄せて上げる動作……!! はしたないよシアさん……」


「う……、申し訳ありません。まあ、夜は三人日替わりで一晩中弄ばれていらっしゃいますし昼間明るい内は」


「いやらしい言い方はやめてー!! そういえば三人とも、す、吸わせるのはいつまで続けるつもりなの?」


「私は一生ですが何か? メアとフランはどうなのでしょうね……」


「一生とか……。さすがに三十歳四十歳になったら私も……、や、やめれるかなあ……。寝てる間の事だし、一緒に寝るのをやめてもらうしか解決法はなさそう? うーん、それはちょっと……」


「まだまだ二十歳、姫様の場合見た目は十歳程度なのですから何も問題はありませんよ。冗談を抜きにして、二人とも姫様がやめろと命じられるまでは続けるつもりなのでは、と思います」


「うん、そうだよね。ありがとシアさん。それじゃ、終わろっか? なんか疲れちゃったからお昼寝したいや……」


「は……、き、気が利かず申し訳ありません!! ……私も疲れてしまいましたのでご一緒させて頂きたいのですが……」


「うん! でも吸わせないでね!! それではみなさん、おやすみなさーい!!」


「あああ、なんという、なんという愛らしさなのでしょう。り、理性を押さえつけなければ……!! っと、それでは皆様方、また次回お会い致しましょう」







半年くらい前に頂いた質問ですね……。お待たせしすぎてしまってすみませんでした。

残りはまたその10で、なのですが、またいつになるやら……


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