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お前の全てを奪ってやったぜ。と言われたがほとんど無傷な俺はどうすればいいの?悲しむマネをすれば満足してくれるのか?  作者: ルナリン
第六章 魔の森開拓

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魔導ライセンス

 新首都に移民を受け入れるのに必要な物がある。

 むしろ、それが完成したから移民を首都に移住出来るようになった。


『魔導ライセンス』と呼ばれる魔道具で自分の身分証明書になる。

 これがないと新首都には入れないようになっているし魔導列車にも乗れない……首都ソラリスでは常に使う自分だけのモノ。

 現住人には配布済みで既に運用されている。

 腕時計型の魔道具で本人以外は扱えないように、登録されてる。(魔力波長を記憶して登録している)

 そして、キャッシュレス化した新首都ソラリスに対応している。GPSにも対応している。


 そして、住人には内緒な事だが、防犯の為に強制鑑定や盗聴機能・録画機能や牢屋に転移する機能など機密になっている。

 魔の森という最強の防壁を壊せるとしたら、内側だからね。

 最初から危険な目はつぶさないとね……


 今回の移住者にも全員が『魔導ライセンス』をつけて貰い早速移動する。

 魔導列車に乗り魔の森の中にある新首都ソラリスへ向かう……ざわめく車内。


「お〜凄い!! 始めて見た」「これが動くのか!?」「いろんな国に行った事があるが見たことないな……」


 魔導列車に興味津々な様子だね。車窓からは色々な景色が過ぎ去りあまりの進行スピードに移住者達は喜び、これから自分達の足で立つ首都ソラリスに思いを寄せる……

 やがて魔導列車は徐々にスピードを緩めて同時に流れる景色も遅くなっていく。


「首都ソラリス、首都ソラリス。 お忘れ物がないように確認のうえ、下車して下さい」


 魔導列車のアナウンスが聞こえて駅がある方のドアが開く……移住者達が緊張しながら駅に降り立ち首都ソラリスを見て驚く。


 街並みは綺麗に整備され、自分達が生まれ育った村とは違い高い建物に綺麗な服を着て行き交う人々。

 多種多様な人種が争う事なく談笑している姿に言葉もなく立ち尽くし、これから自分の生活はこのようになっていくんだと確信したのか涙を流す人もいた。

 そう彼らは社会的弱者として差別されてきた者達。

 種族であったり、生まれであったりと色々な理由があるけど……


 首都ソラリス到着後は自分達が希望する都市に振り分けられて生活していく事になるが、子供を旧領都に置いて来ている人は通いながら生活もできる。

 最終的には家族全員で生活をしていけるようにしていきたい……近い内になんとかしたいよね。

 家族は一緒にいないとね!!



 旧アルブル王国の首都でも同じようにサウス領新首都ソラリスの移民希望者を募集している。

 ツトラ王国、ジル都市国家群、西デロビ国、デロピ大国の一部がアルブル王国に吸収合併され国民が増えた。

 そして統一される前の王族や貴族の行いにウンザリしていた民達は新しく王国民になったのと同時に故郷を出て新天地を目指す者達が多くいる。

 こちらでも旧サウス領と同じで教育や訓練を行い新首都ソラリスに行ける者達を選出した。



『魔導ライセンス』を渡された国民達は喜び、また漏れた人は自分を鍛え直し次の機会を待つ!!

 新首都ソラリスに行って帰って来た人の話しを聞いてさらにヤル気を出し自分達の価値を上げていく。

 そして、磨かれた才能は開花されサウス領の領民となり領地が強くなっていく。

 この良い循環がより良い人材を発掘していく、一方で当然だがサウス領に馴染めない者達もいる。

 頑張っている限り見捨てはしないが心が折れたり最初からヤル気がなかったり……

 そういう者達は旧領都から追放になり、王国さんへ返品されていく。

 それが王国をより弱体化させていくガンになる。


 それが半年経つ頃には首都ソラリスと衛星都市は人口三十万人になっていた。最初に比べればだいぶ賑やかになったな。

 この都市が世界一の大都市になる日も遠くないだろう。

 その為に(しいた)げられている人々の受け皿になり、傲慢な支配者層は苦難の道に……こういう人々が社会を支えている事を実感する頃にはすでに手遅れだろうがな……


 そんな社会的弱者を生み出しているのがギルドだね。

 俺の追放劇にいた老害ジジイがいた組織達。

 結成時はまともな組織だったんだけどね。

 長年の腐敗で今は特定の者だけを優遇するだけの金儲け主義。

 ギルドの傘の中に入れた者だけが恩恵を得られて、外れた者はミジメな思いをする。

 そんな環境を俺達は変えたいと思っていた……サウス領も長年、タイタニア王国に搾取され続けたから。


 冒険者ギルドは特定の冒険者のみを優遇して狩場の独占や実入りの良い依頼を回したり魔物素材や依頼達成依頼料金のピンハネ。ダンジョンの独占など……


 商業ギルドは商会の許可証や各種許可などを特定商会にのみ優遇して、その見返りをフトコロに入れている。

 ヨツバ総合商会がタイタニア王国の城門外に店舗を構えていたのも、商会ギルド絡みだったりする。

 出店する時に法外なワイロを要求されたり、不正の手伝いを要求されたりな……

 だから、商業ギルドとは昔からの因縁だな。


 生産ギルドも酷いものだな。昔からの親方を保護する為に弟子入りしないと開業が出来ないし、そもそも弟子入りするにはワイロが……ってな感じ。

 そして親方は立場を利用してやりたい放題。そんなんだから技術は育たない!!

 生産ギルドに席がない職人は材料の調達すら出来ない。

 そんな感じだから職人として半端な人材しか居ない……


 うん、やっぱりいらないなギルドなんて……

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