衛星都市巡りⅠ
新しく完成した新首都ソラリス!!
超巨大都市の為に周りを囲むようにある衛星都市を、フローラ姫とユキミを連れての視察中!!
水星都市マーキュリーを離れて金星都市ビーナスに到着した。
金星都市ビーナスは商業都市。この都市は世界最大商会のヨツバ総合商会が都市全域の土地を持っている。
この都市は巨大商業施設……前世で言うとショッピングモールだね!! それを都市規模に展開していると言ったほうがいいだろう。
そして世界に二機しかない飛空艇の発着場もこの金星都市ビーナスにある!!
「わぁ、すごいですね。ユリウス様!! 色々なお店があって目移りしてしまいますね」
「そうだね!! ここでは世界中の品物が集まってくるからね。ここは世界経済の中心地になるところだね!!」
「はい、わぁ!! これ美味しそうですね。ユキミさん!?」
フローラ姫がクレープを見て目が輝いていた。
「やはりフローラ様もそう思いますか!? 私も少し食べてみたいと思っていました!!」
やっぱり二人とも女の子だね。目がクレープからはなれない。
「すいません!! これを二つ下さい」
クレープ屋さんのお姉さんに声をかける!!
「これは若様と若奥方様。いらっしゃいませ。どれにいたしますか!?」
「ユリウス様よろしいのですか!?」「ご主人様〜!!」
「まあまあ、俺だって二人の喜ぶ可愛い顔が見たいからな!!」
「ありがとうございます。ユリウス様」「くぅ〜ん、ご主人様」
フローラ姫とユキミがその豊満な肉体を惜しげもなくユリウスに押し付けて……ありがとうございます!!
「キャーキャー、仲良しさんで羨ましいです。若奥方様のおの嬉しそうなお顔が〜。尊いです……」
クレープ屋のお姉さんがウットリとした表情で意識が何処かに飛び去っていった。女性は本当に恋バナが好きだよな……
二人とも注文をしたクレープをハムハムと食べてるのを見るとホッコリしてしまうな。
この金星都市ビーナスはまだサウス辺境伯家とそれに属する貴族達それにアルブル王国民しか居ないから、まだそれほど賑やかなではないが一般客なんかも受け入れを始めたら凄いんだろうな。
デート気分を満喫しながら俺達は金星都市ビーナスを後にした……今度は前世で俺の故郷だった地球を冠した地球都市アースだね。
ここは様々な研究を行う都市で不知火のメンバーでも職人でもあるサミーや薬剤師のエリアや魔導関連のネメシアなどがよく来ている……そして衛星都市の中で最も警備が厳しく決められた人材以外は入れない。
警備も不知火の中でも最精鋭の一番隊だけで警備している。(ユキミの管轄だね!!)
ここは気軽に見学する事は出来ないので外側から見て、次の火星都市マーズに向かおう!!
火星都市マーズは工業都市でここの地球都市アースで研究され商品化できた物などを製造する都市だよ。
火星都市マーズに到着した。辺りからは職人達の熱気と情熱が合わさったかのようなモンモンとした空気に圧倒された!!
長年辺境伯に仕えた鍛冶師や木材を扱わせたら右に出る者はいないアルブル王国民など、多くの業種がこの都市に集まっている。
そして、地球都市アースで実用化されたゴーレム機械での大量生産を可能にした工場など、一般領民の働き場所だよ。
「凄い熱気ですね!! 私達アルブル王国の者達も活躍の場所があり、とっても嬉しいですね」
「そうだね。アルブル王国の木材は他の者では扱えないし貴重だよ」
「はい!! 我が王国でも貴重な収入源だったのでお任せ下さい」
フローラ姫は両方の拳を握りしめ気合いを入れてた。
ユリウスは逆に可愛らしくてニコニコしてしまう!!
「おう、若じゃねーか!! こんな色気のねー所でデートかよ。嬢ちゃん達ももっと若にオネダリしたほうがいいぞ!! 若は結構鈍いからな」
声をかけて来たのはサウス辺境伯家の専属鍛冶師のゲンさん。
俺が元婚約者に送った『誓いの短剣』を打つ時に、鍛冶の仕方を教えもらった親方だ。
「いえ、そんな!! 一緒に居られるだけで私達は幸せですから……」
「かぁー!! いいね〜。俺のかぁーちゃんも昔は嬢ちゃん達みたいに可愛いかったのに今じゃ〜……」
「ゲンさん!! 覚悟の気持ちを強く持って、ゆ〜っくりと後ろを……いいかい!? ゆ〜っくりとだよ!!」
ユリウスはゲンさんの後ろを指差して一歩後退りゲンさんに注意を促す!!
ゲンさんは注意されたようにゆ〜っくりと後ろを振り返り顔を青くする!!
「まぁた、アンタはこんな所で油を売って、しかも若様や若奥方様にアタシの文句を言うとは……いい度胸じゃないかい!! ああ〜ん!!」
うん、怖い。この火星都市マーズの実質的な支配者!? であるゲンさんの妻ミチルダ。確かに昔は美人だったと思わせるが……
「げっ!! かぁーちゃん。なんで!?」
「なんだい!? アタシが居ちゃ悪いのかい!? ああ〜ん!!」
ミチルダは火星都市マーズで全ての職人から『女将さん』と呼ばれ……呼ばされている。
そして、一番の特徴としてリアル棍棒を常に携帯している。一部ではその凶暴性とリアル棍棒で『辺境伯のオーク』と呼ばれていた……呼んでた者はもういないがな!!




