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お前の全てを奪ってやったぜ。と言われたがほとんど無傷な俺はどうすればいいの?悲しむマネをすれば満足してくれるのか?  作者: ルナリン
第五章 アルブル王国周辺の平定

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エリアの必殺技

 迷宮都市ミュオンの門前で冒険者とミュオン兵達の、約合計千七百名が陣取(じんど)っている。

 そして最後通告(さいごつうこく)をユキミと一緒に行ったのだが……


「ギャハハッ。二人で出てきて血迷ったか?」「ぼくちゃんお家へ帰るのはてめー達だろ」「イヤイヤ、隣の銀髪ちゃんだけは俺達が貰うけどな」


 ふぅ。とため息をついてから右手を天高く上げ、


「そうか残念だ、じゃあね。バイバイ!!!!」


 右手を思い切り振り下げた。ユリウスの遙か後方にいるエリア達、六番隊の精密射撃で撃たれていく。後方から絶えず射撃が降り注ぐ中、ユキミを連れて歩いていく。

 恐らくミュオンの代表がいるところに着く頃には、約千七百いたミュオン軍は一人残らず地面にご対面していた。ユリウスとユキミには一発も当たっていなかった。


「ヒィィ、助けて……」


「いやぁ、残念だ。早く降伏してくれたら助かった命もあっただろうに。例えば貴方とか……」


 ビシッと指を指を指した時にはユキミにより、氷の華が咲いていた。


「この技はどんな悪党でも綺麗な華が咲くから俺は大好きだよ。しかし、コイツ自身は美しくないな!!」


 その後は反抗している都市国家は、迷宮都市も陥落したことにより勢力が下火になってくるのと同時に、ユリウス達の姿が見えると籠城しようとした都市国家の門が開かれるようになる。

 これは、フローラ姫の調略により各都市に潜入した間者により、住人の扇動(せんどう)に成功している。

 ユリウス達は捕虜に対しても寛容(かんよう)だったので解放された人達がこの扇動に参加していく。

 それにより都市国家の上層部は住人の締め付けを強化した。それにより上層部と住人の距離がドンドン開き住人からは、ユリウス達が姿を現すと逆に歓迎されるようになる。


 それにより不利になった反抗していた勢力は各都市国家を放棄して、交易都市サンラルドに集結していく!!

 そしてジル都市国家群で唯一残った交易都市は反抗勢力の一大拠点になっている。それ以外の住人を含めて退避して以前の賑やかさは影を潜めている。

 その雰囲気の中、密かに悪巧みをしているジル都市国家群の代表であるデベロが各都市にサウス辺境伯・アルブル王国連合軍に協力した反戦都市に各ギルドの協力を願い出て、物流を止めるように依頼していた。


「グフフッ、ボクちゃんとフローラ姫のラブラブを邪魔するのは許さないぞー!!!!」


 実際に各ギルドの協力で物流が止まったのだがいち早くシャルロットによって、ヨツバ総合商会によって各ギルドの代わりをして全く影響が無かった。それよりも物流を止められた各都市は反対に、ギルドの不信感を覚えてアルブル王国側に更に寄っていく。


 他の三ヶ国同盟もサウス辺境伯・アルブル王国軍の前に援軍を送る余裕もなく、ジル都市国家群は、この地での最終決戦をする事になった。場所は交易都市サランドルの前に広がる平原に両軍が集まる。


 ジル都市国家群は周辺の反抗勢力が集まり数が一万二千人までになっていた。

 対してサウス辺境伯・アルブル王国軍はサウス辺境伯歩兵二千と不知火六番隊二百とアルブル王国軍二百の合計二千四百。五倍の兵力差がある。


 空は曇りいつ雨が降るか分からないような、少し肌寒い感じで決戦を迎えた!!

 両軍が集まる平原は独特の雰囲気に包まれていた。確かに兵力差は大きいが兵の質では完璧に負けているので、ジル都市国家側も油断はしていない。

 各ギルドも傭兵やさらに冒険者達を雇い入れたりもしていたが、上手くはいかなかった。

 この戦いに負ければかなりの痛手になる……!!

 その中、功を焦る冒険者達の無理な突撃から戦いは始まった。


 ジル都市国家側は数の多さを利用した包囲をしようとしたが、六番隊の射撃により足が止められてしまう。

 突撃もサウス辺境伯軍の歩兵二千で止めてしまい、動きが止まった所を射撃と樹木魔法にあい、アッという間に死体の山となった。

 サウス辺境伯軍の前衛が抜けないので六番隊の射撃は止まない。


「はぁ、数だけは多いですね。早く仕留めて貴方様に褒めて頂きたいものですわ。皆さん、アレを使いますよ!!」


 イタズラに撃ち抜かれて行く者が増えていた所に、巨大な竜巻が後方を(みさぎ)ぎ始める。

 六番隊隊長《旋風(せんぷう)》のエリアの必殺技で竜巻の中に、無数(むすう)の矢が打ち込まれて、竜巻に飲まれた者はハリネズミのように次々と射貫(いぬ)かれてしまう。竜巻に巻き込まれなくても竜巻から矢がそこら中に、まるで雨のように降り注ぐことから〖陣風乱舞(じんぷうらんぶ)〗と呼ばれている。

 この技でエリアは《旋風(せんぷう)》と呼ばれるようになった。まさに広範囲の殲滅(せんめつ)技にジル都市国家側の立ってるのはいなかった。全ての者達は射貫(いぬ)かれてしまっていた。


「流石にエリアの範囲攻撃はスゴいよな。大人の女性って感じが普段するけど、結構短気なんだよな。多分、数ばかり多くて面倒くさいと思ったんだろうな!!」


「確かに、でもまだ全然本気では無いですね。竜巻には矢が射られていただけですから。本来なら矢の他にも魔法も仕込んでますからね」


「そうだね。エリアの本気なら俺もユキミも全てを避けるのは出来ないかもな。しかも、本人は接近戦まで出来るからな!!」


 ユリウスとユキミは話しながら本人である一人の女性を見る。

 そこには金髪・碧眼の美しいエルフ女性が先ほどの竜巻でスッカリと空は晴れてその金髪をキラキラと光らせて空の眩しさに目を細めながら微笑んでいた。まるで一枚の絵画のようだった!!!!

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