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お前の全てを奪ってやったぜ。と言われたがほとんど無傷な俺はどうすればいいの?悲しむマネをすれば満足してくれるのか?  作者: ルナリン
第五章 アルブル王国周辺の平定

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ボーナスタイム

 三ヶ国同盟で捕虜になった、身分の高い人達の身代金がスゴい額になっていく。欲を出して戦地に来なければ払わなくてもよかったに。

 王国さんもそうだったけど、お金持ちは人質になりたがるのかな……

 金額交渉している最中は、この人質さん達は新たな防壁作りや堀を作る労働力として有効活用していくよ。


「まぁ、身代金を高額に設定して停戦期間をワザと()ばしてるのはこっちなんだけどな。三ヶ国同盟さんは金を出し渋って自分達で、破滅の針を進めてしまうか……多少の金を失っても時間を買えるのか……時間が掛かればそれだけ、俺達が有利になっていくのが分かるかな?」


 魔の森方面から、少数の辺境伯軍が到着していた。これからも続々と来る予定だ。どちらが時間を有効的に使えるかだね。

 俺達は味方を待ってる間に、首都の城壁や堀などの防御機能を充実させてこちらの守りを上げていく。

 この首都を、周辺国の中心都市になるように、さらに防壁を広げていく!!



「ん~! 三ヶ国同盟ねぇ~。ツトラ王国、ジル都市国家群、西デロビ国にそれぞれに身代金の払い込むのに差が出ている!? ツトラ王国が約四十パーセント、ジル都市国家群は二十五パーセント、西デロビ国が約九十五パーセント。九十五パーセントも終わっている!? 西デロビ国が気づいたかな。西デロビ国の宰相のデューモルかぁ……コイツが今回の一番の強敵になるのかな。多分何かを仕込んでいる可能性があるな。」


 後はジル都市国家群の主要都市である交易都市サンラルドの大商人であり領主のデベロは予想通り守銭奴(しゅせんど)みたいだね。

 やはり分かってないようだね。


 ツトラ王国の第二王子のペロンは良くも悪くも平凡だな。国の規模が三ヶ国同盟で一番大きいってだけかな。


「何の制約もなくなった俺から、婚約者を盗れると思うなよ。もう盗られるような真似はさせねーよ!! そして、状況は想定の範囲内だね。防備も順調だし、不知火(しらぬい)の隊長達も揃ったしな。そろそろ行動を開始しよう。フローラ姫の仕込みも終わったみたいだしね!!」


 まさにこの時間は俺達のボーナスタイムだったね。西デロビ国だけは逃げられたかな。

 しかし、こちらも辺境伯軍の、歩兵部隊と魔法部隊が合流したし、首都の城壁は強化出来た。これで戦えない後方支援や補給線の確保も終わった。


 さて、割り振りはツトラ王国が親父達の辺境伯本体。一番兵隊が多いツトラ王国を()()()()()()()で担当になった。

 西デロビ国は騎馬隊が主体の兵科だし、日本の歴史も騎馬隊には飛び道具だからね。

 魔法部隊の七番隊《聖魔(せいま)》ネメシアと、守りに歩兵部隊の大部分と、八番隊《剛拳(ごうけん)》ギリに任せた。

 ただし、ここは宰相のデューモルがいるからな。

 オカシイと思ったら、待機するように言っておいた。何かを仕込んでいる可能性が高いからな。

 そして、ジル都市国家群はユリウス)と一番隊長ユキミと六番隊《旋風(せんぷう)》エリアだ。それと西デロビ国に行く残りの歩兵。

 戦力を三分割しての逆侵攻を仕掛けていく。

 そして、作戦本部であり補給物資が集まる首都にはフローラ姫と三番隊《商鬼(しょうき)》シャルロットが後方支援の為に残る。




「シャルロット、いつもすまないな。いつもキミが大事な部分を支えてくれるから俺は三ヶ国同時に攻撃する事が出来る。戦いで最も重要な兵站(へいたん)を任せられるからこの作戦も可能になった……婚約者になってもドタバタして申し訳ないな。今度は二人でゆっくりと過ごせるようにしよう!!」


「えっ、よろしいのですか!? オーナーもお忙しい身なのに、私とご一緒させて貰えるなんて……きゃっ。嬉しいわ。ものすごく嬉しいわ。どうしましょ、まずはオシャレなカフェと海の見えるレストランの予約をして、そういえば何を着ればいいのかしら。そうだわ。たしか新作のドレスが、そうするとアクセサリーと香水も…………」


 うん、後半はもの凄い早口で喋ってる。シャルロットは見た目キャリアウーマンなんだけど、ものすごく乙女チックなんだよな……そのギャップが可愛いんだよな!?


「ああ、もちろんキミの為に時間ならいくらでも作るさ!!」


「はわぁ~、カッコいいわ~!! まるで夢見たい。今度、真っ白なバトルホースの配合(ため)してみようかなぁ。きっとオーナーにピッタリね。白馬の王子様になるわね。それで私を迎えに来てくれて…………」


 まだまだ続きそうだな。シャルロットは有能だけど、俺が絡むと壊れるんだよな。それは今も隣にいるユキミもだけどな。


「さすがご主人様です。シャルロットさんは嬉しそうですね!!」


「ああ、もちろんユキミにも時間とるからな、婚約したばかりなのにすまないな!!」


 ユキミさんは耳がフニャフニャに垂れて、尻尾はフリフリ。そして身体もスリスリしてくる。可愛いな。

 最初に会ったときは警戒心の塊みたいな感じだったのに。

 毛の色も今は綺麗な銀髪だけど昔は白かったんだよ。名前もそれからつけたんだよな。

 まるで雪を見てるみたいだから雪見(ユキミ)って。


 ネメシアにも婚約者らしい事も出来てないし、早く終わらせないと!!

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