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お前の全てを奪ってやったぜ。と言われたがほとんど無傷な俺はどうすればいいの?悲しむマネをすれば満足してくれるのか?  作者: ルナリン
第二章 幼少期に戻って

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縮まる距離と離れる距離

 *只今、勇者パーティーは戦闘中です


「エラソン様、右から来てます。気をつけて下さい」


「了解だ。アルメリアは俺の後から出るなよ」


「はい。あっ、エラソン様お怪我を…私のせいで申し訳ありません。今、回復魔法を使います」


「大丈夫だ。男は女を守るものだから、キミに傷が付かなくてよかった。」


「まぁ、エラソン様。ありがとうございます」


 うん、俺は何を見せられているのだろうか?

 アルメリアさん?貴方は俺の婚約者だよ

 この手を見てみて、血がいっぱいだよ

 エラソン王太子(他人)のかすり傷を大袈裟にするよりまずは婚約者の大怪我だよ


 俺の怪我に気がついたアルメリアは


「ゴメンなさい、ユリウス。今ので魔力が尽きてしまったの。はい、ポーション。」


 は~~い、ポーション入りました

 ポーション渡すだけ渡してすぐにこの場を去っていく婚約者兼幼なじみ様に、今日のポーションはなんか涙の味がしましたと言いたい

 涙を流した分、ポーションで水分補給出来たな。


 んで、こっちでは


「エリザベス王女様、魔物を倒しました。俺を蹴って下さい」

 勇者君は今日も絶好調である


「よしよし、いい子ね。ほらご褒美よ。よく味わいなさいな。」

 容赦なく蹴り飛ばす王女様

 もう王女様でなく女王様だからね、それ

 今度、ウチの商会でコスチューム作ったほうがいいのかな?


「アヒ~~~ン」

 良い声を出す我らが勇者君


「もっと、下からえぐるようにお願いします。」

 すでに上級者だったか…

 もう、勝手にやってくれ


 勇者パーティーが移動する

 実はこれだけでもかなりの経費がかかる

 ヨツバ総合商会の特注品(非売品)の馬車を俺が特別手配している。レンタル料だけでも凄い

 それに騎士団の同行と冒険者、それだけの人の食品や飲み物などの物資

 町に入れば高級宿のスイートルーム

 魔物の1匹の討伐だけで賄える(まかなえる)訳がなく毎回、赤字続き

 勇者パーティーは改める気が全くなく逆にドンドンと要求してくる


「ユリウス、もっと良い剣はないのかよ、勇者が持つのに相応しい剣は…聖剣とかさ~」


 戦わないのに必要か?トドメ用の無駄に装飾してある剣(見た目重視)を渡してあるじゃん


「そうね、(わたくし)に相応しい煌びやか(きらびやか)でゴージャスなのがいいわ」と王女様も続く

 お前、マジで(むち)を渡すぞ、ゴテゴテの装飾がついたヤツ。

 そう考えてたら勇者君がキラキラした目で俺を見てきた。

 ハイハイ、お前は勇者だよ、間違いなくな。


 食料や飲み物も高級、ポーションも全て高級

 野営のテントや魔道具などの動力として使用される魔石は使い放題

 経費?なにそれおいしいの?状態ですよ

 そして、それを預かるのが荷物持ち兼雑用のユリウス君です


「皆さん、予算オーバーです。今日は宿を普通ランクにしなければなりません」


「えー、ヤダ」「私に下民と同じにしろというのか?」「(わたくし)はランクを落とした所には入りません。帰ります」「ユリウス…ちょっと…」


 これだよ、これ

 ちなみに順番はミリアン、エラソン王太子、エリザベス王女、アルメリアね


「わかった、帰ったら予算を上げて貰うように言ってみるよ」


「始めからそうしろ、私達の手を煩わせるな。ユリウスは戦わないんだからそのくらいの雑務はこなしてくれ」


「ユリウス、エラソン様の言う通りよ。貴方の役割なんですからお願いしますね」


 エラソン様…ねぇー、誰の婚約者のつもりかなぁ~


「…分かった。すまなかった」


 討伐が終わりジメッツ王を含めて財務大臣やお偉いさんに


「勇者パーティーの遠征費用が足りません。このままでは次の遠征は行えませんがいかがなさいますか?」


「遠征費用は十分に支給しております。ユリウス卿が使い込んだのでは?」


 小太りな財務大臣さん、良い物食べてるんだろうな


「勇者パーティーの贅の限りを尽くしたような遠征ですよ?費用の捻出だけでも頭痛いのに…」


「これ以上は無理です陛下、いかがなさいますか?」


 小太りな財務大臣さん、血圧高そうだな


「ユリウス、何とかせよ。」

 ジメッツ王からの天の声…

 あー、前世の使えないのに社内営業だけが抜群な上司が同じ事を言ってたなぁー


「分かりました、それなら方法は私にお任せして頂けますか?ダメなら勇者パーティーが遠征に行かないと言い出しても知りませんけど、いかがですか?」


「分かった、ユリウスに任せる。後で文句も言わないから勇者パーティーの遠征は成功させろ。」


 ヨシヨシ。言質はとったしやるかな…

 それからは勇者パーティーの経費はユリウスは使い放題にした


「ユリウス、この化粧品より良い物はないの?」


「ありますけど、お高いですよ王女様?」


「手に入れて下さる。支払いはいつも通りよ、ミリアンとアルメリアはどうなさるの?」


「はい、ありがとうございます。ユリウス、私も…」「…私も。」


「分かったよ。」


 それからヨツバ総合商会に勇者パーティー応援募金を設立して貴族や他商会の参加を呼びかけた…寄付をした貴族や商会を店頭で名前を発表して勇者募金が一種のステータスになる。

 そこまで流れが出来るとお金に余裕がある貴族や商会はこぞって募金に訪れた


 勇者パーティー応援募金により資金難は回避された

 勇者パーティーの物資購入は全て我がヨツバ総合商会からだ

 ユリウス「毎度あり。チャリ~ン¥」

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