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お前の全てを奪ってやったぜ。と言われたがほとんど無傷な俺はどうすればいいの?悲しむマネをすれば満足してくれるのか?  作者: ルナリン


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ユリウス・アルメリアの幼少期

【アルメリア視点】


 子爵令嬢アルメリア・フォン・ザンゲルは父ガリバーと母カルミアの間に長女として生まれた

 父ガリバーは辺境伯軍の軍団長でもあり現辺境伯様の親友だ


 そのアルメリアは小さな頃から体が弱く外に出歩く事が出来なかった

 いつも外の憧れを抱きながら窓から外を見ていると1台の馬車が屋敷に入ってきた


「誰が来たのかな?お客様かな?」


 すると少し経った頃にドアをノックする音が聞こえた


「はい。どなたでしょうか?」返事をすると


 《ガチャッ》ドアが開き私付きのメイドと一緒に黒目黒髪の男の子がいた


「こんにちは。初めまして、僕はユリウス」


 男の子は優しそうな笑顔で私に話しかけてきた


「アルメリアです」知らない人と話すのが恥ずかしいから声があまり出ませんでした

 お付きのメイドさんが「お嬢様頑張って」と応援してくれます


 そうしたら「クスッ」と男の子が笑い


「メイドさんと仲が良いんだね。僕とも友達になろうよ。」手を差し出して来たのでその手を掴み


「はいっ。よろしくお願いします」


 こうして初めてのお友達が出来ました

 お付きのメイドさんが「お嬢様よかったですね。」と号泣してました


 それからはユリウスが家に来ると一緒にお庭を見たりお話ししたりお昼寝したりして過ごしてましたがある日ユリウスが


「アルメリアは魔法を使ってみたくない?」


 突然ユリウスが私に言ってきましたが魔法は10才の時に決まる職業で適性がないと使えないそれがこの世界の常識です


「使ってみたいけど10才まで我慢しないとね、でも憧れちゃうな。私が魔法を使えるようになればお外に出られるのかな?出られるよね?」


 ユリウスは私の勢いに少し驚いていたようですが笑いながら


「大丈夫さ、俺がアルメリアを外に連れていくよ、皆に内緒にしてくれるなら魔法を試してみない?」


「えっ、魔法を…できるの?」


「うん、出来るよ。ほら」ユリウスの指から水がでたり火が出たりしてた


「え~~。凄ーい。私にも出来るのかな?ユリウス教えて。」ユリウスにオネダリ


「いいよ、まずはね……」ユリウスと手を繋ぐ。少し恥ずかしいわね…でも嬉しいかも


 何か温かいモノが体に入ってきた。

 それは段々熱くなり私の体中を駆け巡った

 でもイヤじゃなかった

 ユリウスが一緒だし不安はなかったよ

 そしてユリウスが手を離す(ちょっと残念)と私の体中を巡る力をコントロールするように訓練したけどヘタっぴな私にユリウスは嫌な顔一つしないで付き合ってくれた

 1時間くらいで思い通りに動かせるようになり、楽しくなってやり過ぎて気持ち悪くなり気を失ってた

 魔力の枯渇?だって。

 これを続けると魔力量が少しずつ増えるんだって、ユリウスも毎日やってるらしいから私も頑張る事にしたよ。


 何ヶ月か経って最近は体の調子が凄く良い日があったりお庭くらいなら散歩が出来るようになり花を近くで見れたりして嬉しい。


「魔力で体力を強化…」とかユリウスは言ってたけど私にはよく分からないかった

 でも物陰でやっぱりメイドさんが元気になっていく私を見て号泣していました

 ユリウスが魔力を教えてくれたからなんだよね。早くユリウス来ないかなー


 それから色々と試して私は回復魔法と光魔法が得意らしいよ

 回復魔法の特訓で自分の体調を良くなるように魔法を掛けていくがこれが失敗の連続ばかりで迷惑かけたなぁ、ゴメンね。

 でも、その度にユリウスは励ましてくれて


「アルメリア頑張って。アルメリアの体の中が元気になっていくイメージが大切だよ。ちょっとずつは良くなってるから諦めないで。」


 いつも励ましてくれて私が魔力の枯渇で倒れたときは一緒に傍で気がつくのを待ってくれている、だから私はいつもユリウスに「ありがとう。」と言うんだぁ


 それから数年経ち私は回復魔法も光魔法も無事に発揮出来るようになり体も丈夫になりました

 家族や仲の良いメイドさんも喜んでくれてるけど、ただそれはユリウスとの約束だから誰も知りません。(2人の秘密ですよ)

 それでも1つ変わったのは私の2歳年下の妹が私達に混ざり魔法の訓練をやるようになりました


 ネメシア・フォン・ザンゲル


 私の妹でユリウスにも懐いている、いつも私達の後を付いてきます

 (アルメリア)と同じ桃色髪でツインテールにしている

 ユリウスが言うには魔法適性が私達の中で1番あり将来は賢者様になるかもねって言ってた

 私は悔しくて頬を膨らませてると


「回復魔法と光魔法はアルメリアの方が凄くなるよ、未来は聖女様だね」


 私の頭に手を乗せて撫でてくれる

 私はこれが好きでいつもお願いしてるんだ

 そしたらネメシアが今度は怒り出す


「ぶぅ、兄様(あにさま)はやっぱりお姉様ばかり優しいなぁ、シアをお忘れではないですか?」


 ネメシアはユリウスの事を兄様(あにさま)と呼び自分の事をシアと言う


「そんな事無いよ。シアもお出で。」


 まるで子犬のようにユリウスに駆け寄り撫でられて目を細めていた

 う~、ネメシア可愛いなぁ~


 そんな事をして幼少期を過ごしてましたがサウス辺境伯家ではユリウスの婚約者候補を数人に絞っていた

 そこには回復魔法と光魔法を使い辺境住民にも人気者になっていたアルメリアと様々な魔法適性があるネメシアの名も上がっていた






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