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第1話 死神

こんにちは!そしてお疲れ様でございます。

夢見ル綿菓子です!

最近物語を書き始めて、まだまだな所もございますが

是非温かい目で読んでいただけたら嬉しいです。

ご自愛くださいね!


この世界では 誰も平等じゃない。

でも・・・


真田 はると「おい、おーい渚」


雨水 渚「うっううん」


はると「おいやっと起きたよ、ったく」


はるとは寝ていた僕を起こすと、少し嬉しそうにため息をついた。

僕が寝ていたのは、どこにでもある公共図書館の机の上だ。

辺りには生気のない勉強道具が散らかっている、そういえば今日は、親友のはると図書館でテスト勉強をしようと約束していたんだった、僕としたことが、はるとの前でのんびりうたた寝してしまった。


渚「えっ、僕そんな寝てた?」


はると「あぁ かなりな」


渚「ぅぅごめん、昨日も夜遅くまで勉強してて」


僕は、はるとに向けていた目を離し、そっと舐めるように左下を見つめた。


はると「はぁ〜お前はいいやつだが真面目すぎるな、ちと体も休めろよ」


渚「うっうん、ありがとう、って ん?もう外暗いな」


僕たちが来たのはお昼すぎだったので、そこから寝てたと考えてるとまぁ妥当だが、外はすっかり暗くなっていた。

時間を確認しようとスマホを取り出すとあるニュースが通知されていた。


【四季市で、2人の親子が遺体で発見されました。摺鉦は死神の犯行だとみて捜査を続けています。】


渚「なぁはると、四季市だって、ちょっと怖いな」


ボケ〜っとしていたはるとに、僕はスマホのニュースをそっと見せた。


はると「そんなんよくあることだろ、まぁそんな気にすんなよ」


渚「で、でも、、」


この世界には【死神】がいる。

見た目は人と変わりは無いが、いたずらに人の命を奪い、それを捕食する厄介なやつだ。

そんな危険な存在に、もちろん国も黙ってな く、死神に対抗する組織も存在する【摺鉦】だ、摺鉦は警察や自衛隊とは違い特殊な武器で死神退治に重点を置いている組織だ。

噂だと組織の本部は、確か、京都にあるんだとか。


はると「よし渚、そろそろ帰ろうぜ」


はるとは、少し微笑み自分のバッグを握ってそっと立ち上がった。


渚「うん」


僕らは図書館から出て自転車を出した。


はると「じゃあな、また会おうぜ」


僕たちは家が離れているので一緒に帰ってもすぐに別れてしまう。

ちょっと寂しいけど、また明日会えると思うし、何となく別れを告げた。


渚「うん!また」



暗く肌寒い道を街灯を頼りに自転車を走らせる。

すると、僕が走っている道の先に黒い人影が見えた、どうやらそいつは剣?らしき物を強く握っていた。

それと同時に僕の自転車のタイヤが両方パンクし、僕は勢いよく自転車から投げ飛ばされた。

一瞬の出来事でわけも分からず僕は段々と意識が朦朧になっていた。


???「この程度の斬撃に耐えられんとは、実につまらん、軟弱者よ、だが、お前のようなつまらぬ人間が、我が魔力を受けたのだ、恐悦至極に思い、せいぜい常世で誇るがよい」


渚「うっ、う、、」


薄れゆく意識の中でハッキリとそいつの姿が見えた、そいつの姿は...

目が覚めると、僕は病院のベッドに横たわっていた、傷口が痛み、重だるい体を少し起こして辺りを見回すと僕以外にも何人か入院しているのが分かった。


看護師「雨水 渚さん、目を覚ましましたね、すぐ先生を連れてきます」


渚「ぅ、はっはい、あっありがとうございます」


かなり眠っていたらしく、思うように声が出なかった。

それから少し時間が経ち、ベテランそうなお医者さんが向こうの扉から凛と出てきた。


お医者さん「渚くん、昨日なにがあったか覚えてるかね?」


渚「そっそれが、全く思い出せないんです」


お医者さん「ふむ、では体調はどうかね?」


渚「お腹のあたりがかなり痛みます」


お医者さん「そうかそうか、だがそれは時期に治るよ、では食欲は?」


渚「それが、おかしなことに、欲が全くわかないんです」


お医者さん「欲がわかない、まぁあれだけのことがあれば仕方ないな〜」


お医者さんは、頭を抱えながら考え込んでる様子だ、正直僕は早く退院したかったし、不思議とあんまり辛くなかった。


渚「あの、昨日僕に何があったんですか?」


お医者さん「...死神に遭遇したようだね、少し自分の体を見てみたまえ」


服を少し上にあげて自分のお腹を見てみた、するとグロいほど大きな縫い目がへそを中心に横一直線に入っていた、まるで大きな刃物で切られたかのように。


渚「ひっ」


なんとなく察しはついていたが、あまりの傷の大きさに、まともに声を出すことさえ出来なかった。


お医者さん「どうやら君は夜道に血だらけで倒れていたとのことだよ」


渚「そう、なんですか」


僕はこの傷とこれから向き合っていけるのだろうか、それより手術代はどうなるのだろうか。

そんな不安が僕の頭の中でドロドロと、とぐろを巻いているように蔓延った。

そんな酷い僕の様子を見たのかお医者さんは優しく微笑んで僕を慰めた。


お医者さん「あぁ、でも安心したまえ、死神による怪我の治療費は全て摺鉦が賄っているのだよ」


渚「え? そっそうなんですか、よっよかった〜」


お医者さんは僕が安堵した事にニコッと笑った、それを見て、まるで神様が微笑んでいるのだとも思った。


そして数日が経ち、僕はお医者さん達に感謝をして無事退院した。

だけど僕はあの日から食欲も睡眠欲も全く無くなり、学校にも行かず、ひたすら家でげっそりしていた。

そんなある日の夜、突然裂かれたお腹の痛みが僕をこれでもかと、酷く襲った。

気を紛らわす為に外に出て空気を吸うと、更に痛みがましてどうしようもなくなり、地面に座り込んだ、そこへたまたま通りかかった散歩中の片手に懐中電灯を持ったおじいさんが僕に優しく話しかけてくれた。


おじさん「おい、そこの若造、大丈夫か?」


渚「はぁはぁ、へっ変なんです、体が思うように動かない」


おじさん「...それはまずい早く病院に、連れていかッ」


ブシャーーー


おじさんが話しかけてくれている途中、おじさんの首が空高く吹き飛んだ、返り血で汚れた顔を上げるとそこにいたのは黒い姿で、骸骨の顔をした、大きな鎌を持った【死神】だった、どうやらあの鎌を使っておじさんの首をはねたらしい。


死神「ッチ、また老いぼれかよ」


渚「ッッ」


女性はどこか聞き馴染みのある声だった、僕は恐ろしくて声を発することさえ出来ずにただひたすら震えていた。


死神「ほら、やるよ新人、老いぼれのだが、怪我してんだろ?」


渚「い、いりませんよ」


そいつは朱殷に染まったおじいさんの一部を手で持ち、僕に平然と渡した、だけどそいつは僕の顔を見るなり少し動揺した。


死神「?まて、お前雨水か?」


渚「えっ、どうして僕の名前を」


なぜ僕の名前を知ってるか分からない。

だが死神が体の力を抜くと、黒い姿から普通の女の子の姿に変わり、その人が僕のクラスで隣の席の女の子だと分かった。


渚「みっ南、さん?」

雨水 渚 ←主人公 優しい性格 真面目


真田 はると ←主人公の親友 ちょっと荒々しいかも?


南 ←主人公のクラスメイト、彼女の正体は...

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