表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ハリーポッターでイライラすること10選(兼 英語の勉強)

作者: VaBideBoo

これって、二次創作には当たらない……と思っていますが、

もし、NGの場合は感想にでも書いていただけると助かります。

ここでは原書(英語版)を元に話を進めます。

なので、かなり英語が出てきます。ちょっと、英語の勉強も兼ねて……という感じになります。

(日本語版の訳とは違うこともあると思います。日本語版持ってないので……。)


ハリーポッターでイライラすること10選……でもその前に、


「英語の勉強しなきゃ……」

こう思っている人も多いと思うので、少し書いておきます。

ハリーポッターの英語版pdfはインターネット上で簡単に見つけられると思います。(多分、相当売れたので、もう著作権を放棄してる?んじゃないかと思います。一方、フリーな日本語版は入手出来ないと思います。)

さらに、Readingも入手できます。


  私のオススメはこのReadingを入手することです。


("Harry Potter Audiobook" 辺りで検索すれば出てくると思います。)

(ちなみに、英国版と米国版があります。ナレーターも変わるので好きな方でいいと思います。)


  そして、スマホに入れます。で、夜、寝る時に聞くんです。


ちなみに、1巻が8時間23分、4巻が21時間くらいになります。

章も数えてみました。17+18+22+37+38+30+37=199章。1日に2章としても100日。

なので、全部聞くだけでも数ヶ月くらいかかることは覚悟しましょう。(途中で寝ちゃいますしね。)


《 私は横になって、頭の上にスマホを載せます。音量は最低の1です。耳のすぐ近くにスマホのスピーカーが来る感じです。少し耳から離れるだけで聞こえないくらいの音量なので、途中で寝てしまっても、睡眠の邪魔にはならないです。》


ハリーポッターは映画もありますし、内容も知っている。なので、英語を完璧に聞き取れなくても、何となく、想像できるところがいいです。

でも、英語の聞き取りレベルは人によって違うでしょうから、それぞれで考えてやるしかないです。

例えば、あまり自信がない人は "同じところを何度も聞く" 、とか。

いや、ストーリーも楽しみたい……という人は "通して聞く" 、とか。

私も勉強中の身なので、完璧には聞き取れません。(Knight Busのスタンとアーニーとの会話とか……。ん?って思ってしまいます。6,7割くらいって感じですかね。)


ちなみに、ハリーポッターの英語のレベルは結構、高いと思います。

例えば、「笑う」。

多くの人がsmile,laughを思い浮かべると思います。でも、ハリーポッターではこれらの単語はあまり出てきません。

 grin,smirk,chuckle,snigger,giggle

スネイプはsmirkです。ニヤリとする……という笑いです。

シソーラス辞典を連想された人も多いかと思います。何故か、語彙力というのが問われるようなんです。

"イギリスとかアメリカの学生は大抵、シソーラス辞典を持っている……" らしいです。

そして、ハリーポッターではこれらの単語が総出演します。


私が思うに、完璧を求めないで、"ざっくり、あらすじくらいは理解できる"くらいからはじめるでいいと思います。"とにかく英語は聞くことが重要だ" と自分に言い聞かせて、よく分からなくても聞き続けるんです。

すると、"〇〇〇って言ってるけど、どういう意味だろ?"などと思って、辞書で調べたりし始めます。

〇〇〇という言葉を耳で覚えて、スペルを想像して、日本語と結びつける……という順です。

ディテンション(detention)というのはよく出てくる単語です。罰……みたいな意味かな……と思って辞書を引くと、ちょっとビックリ。あー、なるほど、そういう意味か……。そういう驚きもあります。

(まあ、机に座ってpdfを眺めながら聞く……とか。いろいろあるでしょう。それぞれが考えてやるしか無いですね。)


と……、良いことばかりを書いていますが、悪い点もあります。

「ハリーポッター」は全体的に読者をイライラさせようとしている?作品です。

「ハリーって……いつもイライラしてる……」 そう思ってしまう主人公です。

そういう雰囲気を読者も共有することになります。声を荒げるのはしょっちゅうです。

それに、造語も多い。当然、辞書で調べても出てきません。gillyweed gill:えら,weed:雑草

"まあ……エラ草って感じかな……。" などと何となく思う感じです。


---


ちょっと、話がずれました。元に戻しましょう。

"ハリーポッターでイライラすること" です。

でも……、かなり古いので "もう忘れた" という人もいると思うので、少しだけ復習しておこうと思います。(話が脱線 その2です。)


 物語はハリーが11歳になった時から始まります。ホグワーツの1年生です。年齢の一の位が○年生と同じになります。なので、5年生の時は15歳ということになります。

ハリーポッターは全7巻。これも、同じで、1巻は1年生で11歳、6巻は6年生で16歳……ということになります。


ホグワーツの一年はざっくりこんな感じです。

 9/1から始まります。

 10/31にハロウィンがあって、Hogsmeadeに行くのもこの頃からです。(3年生から)

 そして11月はクィディッチシーズンが始まります。

 12月にクリスマスがあって、4月前半くらい?にイースターホリデー。

 6月前半にテスト、後半に結果が帰ってきます。


さすがに、大作なのであらすじを書くだけでも相当、大変なので……なるべく時系列順にイライラを上げていきます。(ハリーがイライラしてる時とか3人が喧嘩してる時など明解なのは除きます。)


---

では、はじめましょう。


 イライラ①

 【 Dursley一家のハリーに対する扱い 】


ずばり、"いじめ"です。"虐待"レベルです。

暴力は振るわれてなさそうなのは幸いですが、これはさすがにダメでしょ……というレベルです。

ハリーがイライラするのも仕方がないです。


 イライラ②

 【 1巻 ドラゴンのNORBERTをチャーリー(ロンのお兄さん)の友人に渡す時にハグリッドが同行しなかったのは何故か? 】


これは、こう思ってしまうと、イライラする……です。

日時はmidnight on Saturday。ハリーたちは出歩くことは許されない時間です。

どう考えても、ハグリッドが行くべきでしょう。少なくとも、ハリー達に同行はするべきでした。

midnight on Saturdayに別の用事があったとは考えにくいですし、最後まで一緒に居たいと思えば尚更です。

でも、ハリーとハーマイオニーは、detentionsで Forbidden Forest に行く必要がある……。

そういう事情でハグリッドは "特に何も考えずに" ハリーたちに任せました。 


あと、このシーンは『入って来れちゃうんだ……』と思ってしまうシーンでもあります。

外部の人が bloomstic で簡単に入って来れたことに少し違和感を感じます。でも、この時点では詳細が分からないのでスルーするしかありません。


あと、映画などを観てもハグリッドの年齢はよく分かりませんが、2巻でハグリッドの年齢は明らかになります。

 50年前にハグリッドが3年生の時にホグワーツを退学しています。なので、2巻の時点で、63歳。

 そして、その時、Tom Riddleが5年生なので、あの人は、65歳ということになります。

 ハリーの両親は……、20で結婚、出産として……まあ、30代前半くらい?と推測できます。

 なので、ハグリッドはハリーにしてみれば "おじいちゃん" という感覚ですかね……。


 イライラ③

 【 2巻で Invisibility Cloak のことをハリーが思い出すのが4月。】


Invisibility Cloak を入手するのは1巻です。なので、2巻以降は使おうと思えば使えます。

マルフォイが heir of Salazar Slytherin(サラザー・スリザリンの後継者)ではないか?という疑いを持った時にハーマイオニーの提案でポリジュースポーションに注意が惹きつけられます。

でも、よくよく考えてみると、


 《 Invisibility Cloakでいいんじゃね?……。》


と思ってしまいます。

マルフォイ達のそばをウロウロして、話を盗み聞きすれば良いわけです。

Invisibility Cloakのことをハリーが思い出して使った時(4月)には、ダンブルドアとハグリッドがホグワーツを去る……というくらい差し迫ったタイミングです。


このように、「〇〇使わないの何故かな?……」

これは他でも沢山あって、こう思ってしまうと、かなりイライラします。


 イライラ④

 【 1巻以降、「ハリーはなぜ、Voldemortのことを調べようとしないのか?」】


これも、大きな違和感があります。魔法界では超有名人です。書籍の1,2冊は出ていると考えるのが普通でしょう。仮に無かったら、Daily Prophetでもいいです。(時代設定は現代ですし。)


 《 どう考えても、調べる……と思うんですけど…… 》


でも、調べてしまうと……

T.M.Riddle が Voldemort のことというのが分かってしまって、2巻に支障が……。

Voldemort が最後に殺したジェームズとリリーについても背景等が書かれてしまって、3巻に支障が……。

……まあ、調べる訳にはいかないですね……。

結果として、ハリーは、

  -- あまり考えることなく、直感で動くタイプ --

として描かれることになるんだろうな……。などと思ってしまいます。


 イライラ⑤

 【 ハリーとロンがアホなこと 】


これは例がたくさんあるので、いくつか挙げることにします。


⑤-1 2巻 空飛ぶ車でホグワーツへ。


 この選択は "相当、有り得ない選択" です。

普通に考えて、"しばらく待つ" と思います。列車を見送った後、5分もホームで佇んでいる人はいないでしょう。数分待つだけで、見送りの大人たちに合流出来ます。

マクゴナガルが指摘したように "オウル便を使う" のももちろん手です。

ダンブルドアもさすがに、相当、呆れています。


⑤-2 3巻 Hogsmeadeに行って、マルフォイたちと雪合戦。


 これによって、Invisibility Cloak のことがマルフォイ、スネイプに完全にバレました。

さらに、スネイプにはマローダーズマップ(Marauder's Map)の存在もバレそうになりました。(マローダーズマップの入手は3巻です。)


つまるところ、

『 マルフォイに雪玉をぶつけられました。でも、その代償として Invisibility Cloak のことがバレました。』 全く……割りに合わない行動です。


それにこれはタイミングも最悪です。

ロンとハーマイオニーがペットのことで喧嘩中です。それで、ハグリッドに呼び出されて、こう言われます。

  「I thought you two’d value yer friend more’n broom-sticks or rats. Tha’s all」

 動物大好きなハグリッドがロンのペットのScabbersよりハーマイオニーのほうが重要だ。と言うのですから、説得力があります。ハグリッドにしては珍しくいい発言です。


なのに……この後、ハーマイオニーの忠告を無視して2人で出かけます。


何となく、J.K.Rollingは 男子はバカが多い……。と思っている?ような気がします。

(まあ、でも、そのおかげで行動力があって、物語が進行しますけど……。)


 イライラ⑥

 【 タイムターナー(Time-Turner)のイライラ 】

 

3巻 タイムターナーについて、ダンブルドアがこう言います。

  「 you must not be seen. Miss Granger, you know the law」

でも、これは嘘です。ハーマイオニーは同時刻に3つの授業を受けています。

で、ハーマイオニーは誰にも見られないで授業を受けていたのか? 答えは「いいえ」です。

  「Ernie McMillan told me she’s never missed a Muggle Studies class」

クラス全員に見られています。多分、廊下を移動するときも見られているでしょう。


  《 ダンブルドアが嘘を付いた! 》 というのも問題ですし、

  設定が曖昧で、本当はどういう縛りがあるのかが分かりません。


また、ハーマイオニーが同じ時間に3つの授業を受けている謎について……

《 ハリーとロンが考えようとしない 》 ことのイライラもあります。

一応、二人で話はします。でも、分からないまま放置です。


そして、極めつけは

  《 タイムターナーが3巻だけにしか出てこないこと。》


超使えるアイテムです。使わない理由が分からない。

結果的に、3巻ではバックビーク(Buckbeak)とシリウスの命を救ったことになります。

でも、7巻で Fred,Lupin,Tonks の命を救うことは有りませんでした。

「フレッド、ルーペン、トンク……でも、タイムターナーは使わないんだ……。」

そんなことを思ってしまいます。


  「今こそ、タイムターナーの出番だ!」

  ハリーがそう言って、マクゴナガルの部屋に忍び込む……。


そんな展開も有り得たのに……と思ってしまいます。


結局、私が思うに、このアイテムを登場させたのはさすがにやり過ぎ……という感じでしょうか。

(一応、5,6巻で封印完了?ということみたいですが……そこも含めてイライラです。)


 イライラ⑦

 【 図書館が使えない……。】


これは4巻ぐらいでそう思います。

1巻の賢者の石、ニコラス・フラメルが調べられなかった。これはまあ、良いとしましょう。(百歩譲って……)

2巻の Basilisk これはハーマイオニー単独で調べられました。

で、問題の 4巻ですけど、

  1st taskの ドラゴンに有効な魔法 結果:☓

  2nd taskの 水中で1時間過ごす 結果:☓

  ちなみに、4人中2人がBubble-Head Charmを使いました。KrumだけがTransfigurationです。


「Bubble-Head Charm……これも出ないか……」 と思ってしまいます。

図書館……超使えません。


 イライラ⑧

 【 4巻のトリウィザードトーナメント(Triwizard Tournament)は相当イライラします。はっきり言って、ハリーはほとんど何も努力してません。 】


とりあえず、日程を確認すると、

  チャンピオン選出 ハロウィン(10/31)

  1st task(11/24) ドラゴン

  2nd task(2/24) 湖、マーピープル

  3rd task(6/24) Maze(迷路)

つまり、1st taskまでは約1ヶ月、2nd taskまでは約3ヶ月、3rd taskまでは約4ヶ月の時間があります。

1st taskはドラゴンでハリーは bloomstic と魔法アクシオ(Accio)で乗り切ります。

ちょうどSummoning Charmを習っている時で、ハーマイオニーと特訓したのはたったの1日です。

 イライラの極めつけはその後のハリーです。Golden Egg を調べようともせずに放置します。実はヒントはあります。クラムが湖の中に飛び込むというシーンを目撃したりします。2nd taskは湖で行われるので、訓練、練習をしていたんでしょう。

 クリスマスにユールボール(Yule Ball)があって、セドリックからヒント……というか答えを教えてもらいます。"Golden Eggを持ってお風呂に入れ"。

で……、実際に実行したのはおそらく2月に入ってから。(正確には分からない。2週間くらい図書館で調べた……という感じかな、と思う。)

 タスクまで1週間前からカウントダウンが始まって、5日前、3日前、2日前……などと続きます。

  「please let me find something . . . please」

相当、イラッとします。ちょっと、作者の悪意を感じるくらいです……。

そして、結局、10分前にドビーに起こされて、gillyweedをもらいます。

映画ではロングボトム(Longbottom)からもらってました。どちらも、裏で操っているのはムーディーです。

(3rd taskは1ヶ月前に説明があって、1ヶ月間は魔法の練習をしますけど……。)


(ちなみに、発音上は"トライ"ウィザードのほうが正しいかも……です。triangleのようにaiと発音。

でも、「モノ、ジ、トリ……」、トリのほうが3っぽいので"トリ"にしました。triple,trioのパターンです。)


 イライラ⑨

 【 トリウィザートトーナメントの設定が曖昧 】


一応、設定上はチャンピオンは自力で問題を解決する。先生に助けを求めてはいけない。ということになっています。(クラウチの説明)


でも、少し考えてみましょう。

 ダームストラング校のカーカロフ校長(Karkaroff)は自校の生徒であるクラムに勝ってほしいと思っています。ボーバトン校のマダムマキシ校長(Madame Maxime)も同様にフレア(Fleur)に勝ってほしいと思っています。どう考えても、アドバイス出来るならアドバイスもするでしょう。

……ということは、基本的には次回のタスクの内容は校長にも知らされない極秘事項である必要があります。実際、1st taskのドラゴンもタマタマ知った……ということになっています。そして、知ったので、それぞれアドバイスをしたわけです。


では、次のような場合を考えてみましょう。

 ハーマイオニーが先生に質問します。

 「先生、水中で1時間以上過ごすことができるようになる魔法ってありますか?」

 先生は次回のタスクが何かは知らない設定です。なので、知ってることを教えてくれるでしょう。

 「うーん。一般的にはバブルヘッドチャームかな……。トランスフィギュレーションも手だね。あとは……、ギリウィードという植物もあるね……。」

 「そうですか。先生、ありがとうございます。」

 以上、終了です。

後は教えてもらったバブルヘッドチャームなどを図書館に調べに行くことになります。

先生はハリーを手伝ったわけではありません。ただ、生徒の質問に答えただけです。


でも、ここでも矛盾が発生してしまいます。

"先生は次回のタスクが何かは知らない設定" なはずなのに、マクゴナガルとムーディーは知っていて、話をしていた……それをドビーは聞いてしまって、ハリーのためにギリウィードを用意します。

ドラゴンのこともハグリッドは知っていました。

(ムーディーはヴォルデモートから聞いて知っていた、としても、マクゴナガル、ハグリッドが不審に思わなかった?のが不思議になる。(ヴォルデモートはバーサ・ジョーキンスにメモリーチャームを掛けて聞き出していた。))


先生は知っている設定……という場合、先程のハーマイオニーの質問はどうなるでしょうか?

 「先生、水中で1時間以上過ごすことができるようになる魔法ってありますか?」

 「うっ、それはトリウィザードトーナメントに関係する質問かも知れないね……。だから、答えられない。自分で調べなさい。」

 「そうですか……。」

先生は"トリウィザードトーナメントに関係する質問だね……"とも言えないでしょう。

だから、上記のような言い方になる?のかな?

1年間、先生への質問は禁止……みたいな感じでしょうか?


このように、トリウィザートトーナメントの設定は極めて曖昧です。ある時は"チャンピオンが一人で解決すべき"などと言いながら、ロンとハーマイオニーは手伝っています。少し手を広げて、フレッド、ジョージ、アンジェリーナやビル、チャーリーなど年長者に質問したらダメなんでしょうか? 先生に質問するのもダメ? で、ダメだとして、それを検知出来るのでしょうか? 次回のタスクに関してはどの程度の秘密が保たれているんでしょうか?先生は知っていていいんでしょうか?リークしていたとして問題にならないのはなぜなんでしょうか?

……すごーく曖昧です。


 イライラ⑩……

あれ?もう10になってしまいました。まだまだたくさんあるのに……。

5巻にさえ到達してないイメージです。4巻まででも

 ・オウル便の設定

 ・17歳以下はホグワーツ以外での魔法の使用を禁止されている……という設定の曖昧さ。

 ・4巻 Golden Egg ……普通、かばんに入れて持ち歩くだろ!!

 ・なぜ、ハリーが11歳になるまで、魔法界の誰も接触しなかったのか?

 ・Common Room から夜中に抜け出すはいいけど……、帰ってきた時のシーンがほとんど無いこと。

 ・Colin Creeveyの存在。まあ……、いいけど……。

などなどが思いつきます。

 

ちょっと切りが無いので、最後はちょっと、大きいのを挙げておきます。


 イライラ⑩

 【 「血」についての矛盾 】


「血」はハリーポッターの中では重要なテーマの1つになっています。

全体的には「血なんて関係ない。」という主張のように見えます。


  Mudblood と pure-blood です。


でも、一方で家族を描いた物語でもあります。

ハリーは両親のことを全く覚えていません。でも、「きっと、いい人たちに違いない……」と思いを馳せます。「親?……親なんて関係ないじゃん。僕がどうあるかが重要でしょ!」……とは言いません。

Weasley家とMalfoy家との確執もあります。「家族は特別に大事なもの」という考え方です。

欧米の人によくありがちな "Momのことを悪く言われて激高する" というシーンがたくさん出てきます。

で……、

  《 それって、つまり「血」だよね? 》

と思ってしまいます。

ダンブルドアが休暇中、ハリーをダズリー家に預けるのもこれが理由でしょう。唯一の親戚、血縁者……という訳です。(実際、ダンブルドアも理由は『血』だと言ってます。でも、ハリーへの扱いは"虐待"レベルです。それを放置した理由は私には分からなかったです。)

ヴォルデモートもそうです。表面上は、「血を重要視する」ヴォルデモートと「血を重要視しない」ハリーという構図ですが、実際にやってることは全く逆で、「血を重要視しない」ヴォルデモートと「血を重要視する」ハリーという構図になっています。


  《 もう、何がなんだか…… 》という感じです。


(ハリーが Dark Lord 役のほうがスッキリしたかも……などと思ったりもします。)


 正直に言って、「血」は関係します。これは科学的にも事実です。競走馬や犬、猫、あるいは植物などを見ても確認できます。(まあ、100%ではなくて確率が上がる……という意味ですが。)

でも、人間においては倫理的にNGとなっているに過ぎません。

ちょっと想像すると、人間においても"天才"とか"すごく足が速い人"などを故意に生み出すことは可能でしょう。

ハリーに魔法の才能、特にbroomstickの才能があるのは父、ジェームス譲り……ということになっています。

  《「血」……関係あるじゃん……。》 そう思ってしまいます。


「血なんて関係ない。」 vs 「家族は特別に大事なもの」

この2つにはお互いに相容れない矛盾が横たわっています。


「血なんて関係ない。」 + 「各個人の選択のほうが重要」

多分、こう言いたいんだろうな……とは思うんです。シリウスがいい例です。

でも、やっぱり、「家族は特別に大事なもの」は捨てきれません。

作者のJ.K.Rollingがこの矛盾に対してどう考えてるのかは私には分かりませんでした。

何となく、綺麗事を並べている……という印象も否定できないです。


ちなみに、ダズリー家のダッドリーへの扱いも"虐待"レベル、と考える人もいることは付け加えておきます。

  甘やかしすぎ⇒ろくな人間に育たない。

これも"虐待"と考えるわけです。大人になって困るのは本人ですから。


「The best that can be said is that he has at least escaped the

appalling damage you have inflicted upon the unfortunate boy sit-

ting between you」

  appalling:ぞっとする

  inflict:〈苦痛・打撃・罰など〉を与える,加える

ダンブルドアがこう言ったのはそういうことなんでしょう。


---

以上、ハリーポッターでイライラすること10選でした。

やっぱり……10じゃ足りませんでした。

でも、"ハリーポッター愛"は感じてもらえたかな?……と思います。


みなさんも、ハリーポッターのReadingを聞いてイライラしてみてはいかがでしょうか?




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宜しかったらこちらもどうぞ!
Tender ★ Wonder
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ