第零話 黒猫
第零話 黒猫
さて、まずは自己紹介からはじめようか。
俺の名前は塩崎怜 16歳。6月3日生まれ 趣味はガ●プラ
親しき友には「怜」と呼ばれている。
学力心許無し 貯金心許なし 運動能力普通
9月 秋が始まったばかりだというのに、早々に炬燵を出した、超寒がり三人組は
学校の宿題に精を出していた。 というのは俺の妄想であり、現実とは、儚いものである。
源は勝手に本を読み出しているし、俺と翔はテレビゲームに余念がない。
本を読んでいた、源がちらっと窓の外見てから、俺に声をかけた。
「怜君。君の妹が帰ってきたようですよ。」
俺の妹の里奈は、兄の俺とは正反対に半袖で、楓やら秋草を観察しに行っていた。
思えばこのとき、妹が玄関の鍵を閉め忘れなければ、あっちの世界にいかなくても良かったかもしれない。妹が自分の部屋に入ったと同時にバタンと玄関のドアの閉じる音がした。翔が顔を上げる。
「なあ怜 今日お前の両親帰ってこないんじゃなかったか?」
確かに今日は友人の結婚式があるとかで、今日はホテルに泊まって来ると言われていた。
「おっかしいな」
俺がそう言いドアを開けようと立ち上がると同時に、ドアが開き1匹の黒猫が入ってきた。
「おいおい。しけた部屋だな・・・。」
俺は猫が喋った驚きよりも先に、自分の部屋がけなされたほうに怒りを覚えた。
開口一番その言葉かよ!俺は黒猫を指差して言った。
「おい、失礼な猫。お前どうやって入ってきた。それに何の用で来たんだ。」
俺の目を見て答えた。
「いや〜この家のドアの鍵が開いてたんでノブ回して勝手に入らしてもらった。今回の用は他でもない。お前らを『新世界』に連れて行くためだ。つーことで話は後だ。新世界に行くぞ。」
黒猫が口を閉じると同時に、開いていたドアから突風が吹いてきた。
それにより、俺らの抵抗虚しく窓の外に放り出され、第1話につながる訳である。
まあ、こんな感じで「あっちの世界」にお世話になることになったのである。
ども。虎猫です。前回の文章を書いてから、2,3日経った時突如、僕のパソコンが壊れてしまい、修理に出していたので今回の文章を書くのが遅れてしまいました。すいませんでした。




