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俺ルール部

俺ルール部第零話

『俺ルール部』の導入、ゼロ話です。

ニコニコ動画にも出しますのでそちらもぜひ良かったらどうぞ。

URL:https://www.nicovideo.jp/watch/sm34891848


 ということで改めて自己紹介と行きましょうか。


 その声は突然としかしはっきりと響いた。

「おや、ちゃんと声が聞こえるのは珍しいですね。どうしたんですか」

 燃えるような長い赤髪で気の強そうな少女がその声に反応する。


 いえ、第零話と言いますか、順序はありませんがこれだけは最初に見てほしいというものを作っておかないと思いまして


「なるほど、でも最初に作ったやつで自己紹介しなかったっけ」


 まぁ、した気もしますがどれもお蔵入りしてるんですよね。


 するとちょうどそこにこの部もう一人の部員がやってくる。短い黒髪に頼りない細い線のそんな少年だった。

「おいおい、まるで私とトム君しか部員がいないような言い方をしないでくれよ。この学校の八割はうちの部員なんだからね」

「部長さん、何言ってるんですか。また変なこと始めようとしてるんですか。始めるのはいいですけどあまり被害出さないでくださいよ」


 いえ、改めて第零話をしようと思いまして


 すると普段は聞こえないが伝わっていた声が聞こえて驚く。

「うわ、しゃべることあったんですね。で零話って何ですか」

「第零話は第零話だよ。改めて自己紹介しようって話さ」

「外の人妙にその“第零話”って響き気に入りましたね」


 うん、まぁね。なんかかっこいい。中二心くすぐられる。第零号とか響きが最高。


「っていうか以前にしませんでしたっけ。なんでまた唐突に」


 それは、だからあれはお蔵入りになったので


 そこに部長が割り込む。

「堂々巡りになってるよ。こんなことで文字数をかさましするなんてグダるからちょっと上文読んでみな」

 そう言ってトムがどこか上のほうを向く。しばらくして顔を戻し呆れた顔をする。

「理解しました。でもそうやって地の文を使わないでくださいよ」


 とまぁ二人が理解したところで改めて自己紹介しましょう。出来るだけ簡潔にお願いします。具体的にはあと二分ぐらいで読める範囲で


「うわ、メタい。じゃあ僕から行きますかね。部長さんは部長さんの事とこの部活のことをお願いしますよ」

「あいよ」



「それじゃあ、適当に僕の名前からでも僕の名前は[編集済み]です。なんですかこの“編集済み”って」

「いや、トム君はトム君でしょ。ちゃんとトムですって自己紹介しなよ」

 もう慣れっこなのでため息だけで済ます。

「分かりましたよ。トムです。普通に日本人ですよ」

 もう適当に名乗りを上げるトム。補足をするとクラスの自己紹介の時に名前を噛んでトムと言ってしまったのでトムとなりました。

「はい、そんな感じです。じゃあ次部長さんお願いします」


「ぶー、なんかザックリだぞ」

「いや、あまり長くするとまた外の人がダレて何ヶ月放置されるか分からないんで早く終わらせましょう」

 そうしていただけると誠にありがたい。では部長どうぞ。


「まぁ、そういうことなら私の紹介だ。私はこの『俺ルール部』の部長の[不明]よ! ってなんだこの不明って。そんなUMAみたいなものじゃないぞ」

「まぁ、UMAとどっこいかもしれませんよ。それぐらいあやふやですし」


 いやぁ、初期設定の名前なんて読むのか分からなくなりました。不思議ですね、プロットにすら読み方かいてないや、しかもルビもないから分からん。


「おい、私の名前が」

「まぁ、らしいといえばらしいですよね。そもそも部長さんも初期設定だとメガネだったのに書いているうちにメガネキャラだったの完全に忘れていつの間にかメガネ消えましたからね」


 今最初に書いた原稿見てメガネだったの思い出しました。もう自分の中ではメガネの部長がイメージできなくなったのでメガネは最初からなかったことにします。


「もうそれでいいよ。改めて部長です。『俺ルール部』の部長です。この『俺ルール部』とは私のすることがルールです。以上です」

「あー、その通りなんだけどなんてザックリ。補足するとよくラノベ、漫画にあるなんか色々やる部活です」


「おいおい、あんなのと一緒だと思ってもらっちゃ困るね。こんな事だって出来るんだぜ」あんなのなんて言ってすいません。悪意はないんです。


 部長が手を机の上にかざすとどこからともなくトランプが現れた。そして部室をノックする音がした。扉が開かれ現れたのはタキシード姿の少女だった。

「お待たせしました。本日はこちらで開帳でしょうか」

 トムは状況が飲み込めずにタキシードの少女に尋ねる。


「どちら様でしょうか」

 それに対しタキシードの少女は大仰にお辞儀をすると代わりに部長が紹介する。

「彼女はディーラーちゃんだよ。今日はブラックジャックやろうと思って呼んだんだよ」

 ディーラーは紹介されると静かに机の端に立ち部長の出したトランプを巧みにシャッフルする。そしてそれをトムが遮る。


「もし訳ないですが帰ってください。残りの文字数もないんです」

 そういうとディーラーはトランプを持ってきたときと同じように大仰にお辞儀をして去って行った。

「じゃあ、茶番も入りましたが最後に外の人についてでも説明しましょうよ」


 そうですね。もう二分超えてると思いますが延長戦です。


「外の人は外の人でしょ。なんとなくニュアンスとか感覚で感じるんだ」

「いや、それじゃ伝わりませんよ。改めて説明すると第四の壁の外側にいるから外の人って呼んでます。まぁ、ほかでは中の人とか作者って呼ばれる存在ですね。このシリーズは結構メタも織り交ぜながら好き勝手に進行しますので地の文と会話する場面が多分に含まれます。ご注意ください」


 とまぁこんな感じでございます。一応全部紹介しただろうしこのあたりで閉めましょうか。


「私おなか空いたから帰る。ということで解散」

「また唐突に、まぁらしいと言えばらしいですけど」

 抗議しようとも考えたようだがどうやら諦めて帰り支度を始める。そして二人が部室を後にすると静寂だけが残った。

 ではそういうことでまたどこか出会いましょう。

あとがきは活動記録の方に書いときます。

……というか短くて書くことがないのでここに書いちゃいますね。

もう好き勝手やってくシリーズにしていきたいですね。というかなります。

そんなメッタメタでもいい方はぜひ今後もお時間下さい。

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