ミュータンス
日常の中の見えない敵を分かりやすく表現してみました。
自衛手段ですので以下は気にせず、飛ばしてください。
無断転載禁止
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現在、2chRead 対策で本作品「作品名」につきましては、
部分的に本文と後書きを入れ替えると言う無断転載対策を実施しております。
読者の方々には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いします。
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今話題の2CHRead無断転載問題、五分で出来るちょっと痛快な自己防衛対策のすゝめっ!
作者:MITT様よりお借りしました
「よぉ! 兄弟。俺様は生物の原初に近き存在ミュータンス様だぜ。良く子供向け絵本なんかに黒くて槍を持ったキャラクターで出てくる所謂、虫歯菌って奴さぁ」
「あん? なぜ原初かって? その昔、この星は毒ガスのない星だった。そりゃぁ、ちょいと暑かったが住む場所なんて、日影と水さえあれば特に事欠かない天国だった。しかし、ある時から毒ガスを吐き出す奴らがこの星を俺様達にとって住み難くしちまった。そんな毒ガスを取り込んで生き残る進化した連中の体内が安全な住処になっていったって訳さ」
「……あぁ? 難しい? 要は酸素だよ、さ ん そ」
「そんな訳で宿主よ、これからも住処の提供よろしく頼むぜ。間違っても歯医者なんて行くなよ? あれはダメだ。折角せっせと酸を分泌させて作った住処をドリルで大穴掘って、俺達家族を一網打尽に駆逐しちまうからな」
「何処からともなく毎日、朝昼晩と運ばれて来る餌のおこぼれが、歯茎に沈みこむ歯が唾液を押し出したその後、欠片が流れ込んで俺たちに幸せを与えてくれるんだ」
欠片を食べて分裂し、酸を垂れ流しながら新しく分裂した虫歯菌が喋る。
「これからもよろしくお願いしますぜ。宿主。へへへ」
「歯周ポケットの谷間は、ま さ に 俺達のベストプレイス! 温いわ、食べ物に困らないわ、酸素来ないわでこの世の天国だ!」
「あ、俺たちのサイズは0.001mm位だから谷間はちょっとした都会の校庭サイズに感じるんだぜ。邪魔にならない、気にならない大きさだろ?」
どんどん分裂しながら更に新しい虫歯菌が語りかける。
「お礼に酸あげる! 歯溶けるんだぜ! スゲーだろ!」
「あ、歯磨きすか? 俺らの分泌したグルカンがバイオフィルムになるんすよねー。他の菌を引きつけて歯の表面を覆って無酸素状態を形成するんすよねー。歯の表面なんかより、やっぱポッケんなかっすよねー。ま、せいぜい掃除してください。あ、液体歯磨きはやめてくださいね? エタノールがだいたい入ってる所為でオレらの身体の構成するタンパク質が変質しちゃうとオレら破けて中身出ちゃうんでー」
「後、食事後のお茶でガチガチ噛みながらすすぐのやめてくれませんか? 折角の食料が流れちゃうんでー。ガムもあんま好きじゃないすね。仄かに口から香りが出るようにしときますからー」
「キスや口移し、間接キスも大歓迎! 新たな新天地がオレ達を待ってるぜー!」
住処の周りは黒くなって、うじゃうじゃ。全員で
「「「「「これからも、よろしくお願いしまーす」」」」」
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「液体歯磨きと歯ブラシ、液体歯磨きとフロスで滅菌♪」
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