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水深400m少女

作者: 萩原 サユリ

ぱっと思いついた言葉を並べてみました。








意識は…まだハッキリしているわ。










言葉も、頭に浮かんでくる。










ああ、私はやっぱり要らない存在だったのよ。





誰からも必要とされずに、誰からも認められずに。









今、水深どのくらいかしら?








ごめんね、私の妹。あなたは、私みたいにならないでね。










あ…そう言えば、制服着たままだったわ。妹にあげようとおもっていたのに。










明日は好きなバンドのミュージックビデオの解禁日だった…。明日にすればよかったかしら。










今更ながら後悔。










まだお花畑は見えないの?あとどのくらい沈んだら見えてくるの?










海水って、水深が深くなるほど冷たくなるのね。知らなかったわ。









彼氏にお別れを言いたかったな。もう忘れられてるだろうけれども。










ほら、しっかりして!覚悟を決めてきたんでしょう?後悔しても遅いのよ。








私は海の藻屑となるの。






サメに食べられたっていいわ。






でも、










息が出来ない。苦しいよ。助けて、誰か!!ダレカ!!




















水深400m少女、未だ意識は健在中です。

読んで下さってありがとうございました。是非コメントをお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 凄く深い作品だと思います。
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