9 ルベトの森 (集合)
ルベトの町冒険者ギルド前に10数人程度集まり笑顔で歓談していた。
その中の一人冒険者ギルド窓口のルーニーがこちらの集団に近づく3人組に気づいた。
一人は真っ赤な炎が身体を覆う鎧を纏い、炎なのかマント見たことも無いマントを靡かせ。
一人は真っ青な軽装備の腰に冷たそうな冷気を持つ魔剣を二本佩いて。
一人は真っ白なローブを頭から脚まで包み、自身の身丈よりも長く上に丸い円形のリングのある杖を持ち。
3人に共通していることは、顔が見えないように仮面をつけていることだ。
一人は真っ赤な仮面と兜が一緒になっており。
一人ま真っ青な皮で色付けをしている仮面。
一人は真っ白というか白銀らしき仮面。
その三人組を、熱にでも浮かされたみたいに突っ立って男性10人組は見た。
先ほどまで楽しく歓談して三人を待っていたはずの団体は、無言で歩いてくる三人に集中する。
このルベトの町に来るのは学園都市の初心者冒険者学生が殆どで、高ランクの冒険者は滅多に来ない為久しぶりに見たのだ、高レベル冒険者の姿と、その存在感を。
一番最初にルーニーがその団体の中から抜け出て、満面の笑みで手を振りながら三人組に近づいた。
「赤殿、おはようございます。依頼された件の皆です。」
「おはよう、ルーニー殿、そちらの皆さんが今回の?ありがたい。皆さん急な依頼で悪いがよろしく頼むよ。」
ルーニーが紹介をする為に、10数人を振り向きながら満面笑顔の肉屋の親父をまず前に出し、次に道具屋そして持ち運び役の息子達を順番に紹介をしていき、最後に森の案内係は自分がすると伝えた。
ルベトの森の入り口には、森番の駐屯小屋があり、入森管理名簿が記入されている。
初心者学生が森に入り、予定日数を越えて出森しない場合は学園に報告が入り、捜索部隊が学園から送り込まれてくる。
他の森や狩場では管理されていない一般冒険者もこのルベトの森に入る場合は、学園都市の学生と一緒で管理される。その為、狩人達や一般冒険者がこの森に来ることが少ない。
さらに、この森には入るための入場森代金、そして獲物を狩って外に持ち出すにも狩代金が課せられる。
駐屯小屋で入森代金や必要手続きを完了し、笑顔の団体を引き連れて森に入った。
「赤殿、このルベトの森の名前の由来になったのは太古の昔この国がまだこの国になる前の太古国を救った伝説勇者PTの魔法使いの名前からきているんですよ。今では文献も何も残っていないんですけど、この地方の巫女やら呪師や村長老などの口伝記の言い伝えではあるんですけどね。でも偶にこのルベトの森で普通ではないことが起こるから、魔法使いルベトの名前は消えないんですよ。」
ルーニーが前を歩きながら、楽しそうに水を口に含む。
すこし汗を掻き始めてきたのか、美味しそうに水筒に口を運ぶ。
目的の場所に行くまでに、何箇所か休憩場所と給水場所があるので水の心配はいらないと説明を受けていたので、冒険者赤も水筒に手を伸ばす。
「ほう?何が起こったんだい?森奥までまだまだ長いんだ、詳しくゆっくり聞きたいね。好きでね、そういった話は特に私は。」
「じっくり話したいですが、そろそろ山獣が出始める道に入るんで、今夜町に帰った後、酒でも飲みながら皆で話ませんか?肉屋の親父もこの話で面白い話してくれますしね。」
「たしかに、うちの親父はルベトの森の魔法使いの話の面白い話するだろうな。」
肉屋の息子ベルガドが肩に魔獣をつるす棒を担ぎなおしながら笑った。
その後ろを歩いている従兄たちも、笑顔でそれに同調して笑った。
彼方の小枝の向こうにある影から、黒い獣が二つ眼でこちらを睨んできているのがはっきりと分かった。
侵入してきた敵に威嚇をしてきたのだ。
楽しい会話が終われば、冒険者三人組は獣の前へ出、森の緑の息吹と新鮮な風を身体に纏い二つある太陽の下で戦闘騒ぎに興じた。これがルベトの森での初戦闘となった。
設定考えずに書き始めて。あれ?これなんか長くなりそ?今設定集を自分で書き始めて、なんか今地図書き始めて。
とりあえず、出演者の名前が足りないので現在名前と国名と地方と町名とかを・・・・考え中。
設定をここに出さずに別で設定で書き込みする予定にしようかどうか迷い中。