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9 ルベトの森 (宿屋の夜)

冒険者ギルドから宿屋に戻ると、「青」のアリッサと「白」のエルザがブックル捕獲計画の最終確認をしていた。

「ただいま。ギルドで森案内とブックル運びと町の肉屋に解体依頼してきたよ。」

3人とも変装を解かずにそのままの格好でこのルベトの町ですごす予定なので、ベッドの上でもそのままで寝るつもりだ。



青軽防具装備のままの「青」が簡易ベッドの上で仰向けになって脚を組んだ状態で、ブックルを木に逆さにして脚を縛る用の強化した縄をクルクル持ちながら

「縄っちは、大丈夫~大丈夫~、さっき宿の人にコレくらいの強度で大丈夫か聞いたぜー。木の強度も大丈夫だってさー。どんなでっかいブックルも吊下げれるぜ!」


白ローブを上から被っている「白」が部屋に据え置きのベッドの上で横になったまま

「ブヒッコに治癒するのも、調べたとおり大丈夫できますわ。」

しかし白はこの格好のときは喋ると大人の女性なんだよねえ、話し方が、さすが徹底してるぅ~。


私もベッドに横たわった状態で、男らしい声で言う。

「朝一番にギルドに来てと言われている、仮眠をしておこう。」

「うーーーっす!」

「はい。」


よし!朝のために寝るぜ!明日は森の中を歩くしね!











すこし時間が経ってから。


簡易ベッドから声がした



「なあなあ!宿のおばちゃんからブックルの肉話聞いててさ、旨そうだよな?」

「うふふ 楽しみよね。」


「・・・・・・ 寝ろ!」


「ぐあ!寝れない!楽しみすぎで!」

「目がギンギンって、こういう状態なのかしらね?」


「朝早いんだぞ・・・・・」


寝て頂戴よ、そこのお二人さん・・・・

遠足前の園児ですか!?



「なあ!オヤツは幾らまで?おkですか?」

「バナナは「オヤツは小銅貨一枚まで(100円) バナナはこっちの世界無いけどオヤツの中には含まれないと信じてる。」」


おっと、ツッコミしたせいで、私が目が覚めてしまった。

どうやら、私も園児か!?そういえば山登りっていう遠足あったわ!前世で!

遠足か・・・・

懐かしいな、あの頃・・・


「遠足か・・・オヤツか・・・フ・・・オヤツも一大イベントだが・  花形は弁当だろ?」

「「!!!」」


声に出しちゃったよ私ってば。


ガバ!って ベッドから起きる音が2つした。

しかたないなあ、私も起きよう。


「から揚げ」

「卵焼き」

二人が言うので。

弁当おかず連想ゲームさ。

「たこさんウインナー」


「「だあああああああ」」

私の勝ちのようだな、二人ともベッドに突っ伏した。





弁当については、並々ならぬ想いがあるぞ私には


いいか?


私は前世の遠足で、まだ一口も食べていないのに、超楽しみな遠足用お母さん手作り弁当が土の上に全部ひっくりかえったんだ。


泣いていたら、先生が言うんだ。「皆00ちゃんにおかずを分けてあげて」ってな・・・・


泣きながらお弁当のふたの上に他の班のメンバー皆がくれた要らないおかずを食べたんだ山の山頂付近で


誰も、ウインナーはくれなかった。


皆が苦手なおかずばっかりさ・・・


忘れなれないさ、あの弁当ひっくり返し事件については・・・・・・・・



弁当で一番好きなものは 「たこさんウインナー」でしょ?みんな!

一番ふたの上に乗せられたのは

練り物でした。ちくわの中にキュウリが入ったヤツとかチーズが入ったのとか、紅白かまぼことかでした。

次の遠足から、お母さんにお願いしておにぎりは全部ラップでくるんでもらいました。一年後の遠足ですから、そこまで覚えてる私って食い意地張ってたんでしょうね。今でも母親に笑われながら言われます。弁当事件ってw

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