2 あれ?外に出るはずだったのに?
こんにちわ、おぎゃあ☆って産まれて とびでて、チュッチュされて 脳内ババーーーン!のあたしです。
あれから、あたしもココが今まであたしが生活していた世界と違うという事がわかりました。
黄金美人さんが あたしのママン で 健康イケメンがパパンでした。
そして、あたしは 赤ちゃんでした・・・・・・・
ウン!今流行の 転生ってやつだね☆ あは!
前世の記憶もある!
そうだよ!これは!チーーーーーーート! チーーーーート!できるんだ!
「ばふーーーーーーー!」
(ヒャッホーーーィ!)
あ、よろこんで叫んだら・・・ あの すみません ママン・・・オムツ替えてください・・・
これが転生者が通らないといけない 黒歴史の 赤ちゃんプレイというヤツか・・・・
「ぶふーーーーーー!ぶっぶっぶ!」
(ママーーーーン!オムツ!)
「あら~ お腹すいたのかしら? マリー お乳お願いね~」
「はい。奥様!」
「ぶぶ!ばーーーーぶ!ぶっぷ!」
(お乳ちがう! オムツ!オムツ!あ、乳母さんの乳うんまぁ・・・)
黒歴史のあたしの世界は今後自分が赤ちゃんを産んだときに きっと役に立つだろう。
きっと 今の世界では結婚できるはず!
前世では 独身、独り身、行き送れ、行かず後家。。。
グファ・・・ ちょっとこれ以上いえねえ・・
3歳になるころには こっちの世界の文字も読み書きできるようになったあたしは、転生者なら絶対ヤルことの一つ!自宅の図書室で魔法の本を見る!そして!魔法を覚えるんだ!
そんな勢いで 転生者の王道をつきすすんだ結果・・・・・・・・・
5歳のころには 図書の本全部読み終わってしまった。
6歳のころには 自宅からこっそり抜け出るように計画中!
「お嬢様 おはようございます。お目覚めのお時間でございますよ。」
「おはよー エルザ」
侍女のエルザが天蓋をめくる
ん~! 今日もいい天気っになりそうね! さて!今日は前から計画していた
お外へ冒険しに行くわよ!
計画としては、
1 お昼寝タイムまでに弟(あ、弟が生まれました)をめっちゃ 動かして(つまり遊びまくって)
2 疲れさせて もう、ぐっすり昼寝させる(途中で起きたら大変!)
3 そしてあたしの外出がばれないように 魔法で自分そっくりな人形ダミーを置いておく。
4 これで、二刻は自由に外にでれる!
さあ! プロジェクト!始動開始だ!
「カイル。おねえちゃまと一緒に遊びましょ。今日はカイルがおねえちゃまを捕まえるのですのよ。」
「うん!おねえちゃま! つかまえる」
カイルは、あたしの一つ下でパパンそっくりなんですよ。
健康優良児って 書いて カイルって読みます。
体力一杯なので お昼寝をさせるためには、かなり運動させないとね!
「カイルー! さあ おねえちゃまは こっちよー。」
うふふふ あははは 全力で 逃げますよ。
屋敷の庭を全力で走りますよ。
もちろん 魔法で 風の抵抗をなくして 身体を強化して傷が付かないようにし 風を纏う力で 自分の進行方向へ加速していきながら、障害物にあたらないように注意します。この方法で移動したら MAXだと普通に走るより10倍ぐらいスピードがでるのですが 今は 2倍ぐらいで 行きますよ。
スピードが速いので、うん アレですよ アレ 「スピード出しすぎ あぶないよ 行き成り 停止 無理」 どこかの 交通安全ポスターみたいなことになっちゃうからね。
しかも、
「おねーーーちゃまあああああ! 見てみて!」
ん? なに?
あたしは ちょっと 弟をみて ビックリしたのね だって そこには あたしと 同じ方法でこっちに突進してくる弟がいたので。
うん、 精神年齢が上のあたしだけど、心の中にある (弟に負けちゃイヤン)って気持ちわかるかな?
「カイル~。 つかまえたら おねえちゃまの オヤツもあげるわよ~。 捕まえられなかったら・・・
カイルの オヤツは おねえちゃまが 食べるからね~!!!!!」
高速移動 4倍! とりゃ! 付いてこれるなら きてみな!
おねえちゃんは おねえちゃんの威厳を 見せたるぜ!
「!!!!!!!!」
4倍のスピードの あたしを見て
健康優良児・・・・・ 同じコトしやがった・・・・・・
なぜだ・・・ あたしは 図書室で いっぱい本を読んで 魔法について 必死に勉強して
やっと 今この状態なのに、なぜだ 健康優良児よ なぜ ついてこれる!
「カイル~ 無理しちゃだめよ!」
ほらほら 健康優良児! おねえちゃま すごい! すごい!って ほめてごらん!オヤツをかえしてあげるぜ?!
「おねーちゃま! おねーーちゃま! まってーーーーー」
げ おいつかれそう・・・
スピード 5倍!
「うふふふ 」
HAHAHA! まだまだ 健康優良児には 負けないぜ!
「! おねーーーーちゃまああああああああ」
げ 健康優良児 また スピード 上げた
「カイル! スピードだけ 上げちゃだめよ! 身体の補強もあげなきゃ 怪我するわよ! 身体の補強と、前方からの風を遮断しなさい!目!つぶっちゃだめ! 目!あけなさい! 風で目が開けれないなら目の障壁補強しなさい! 近くよりも 遠くの障害物をみて コースきめなさい! 足元!ちゃんと 遠くの障害物を確認して コース上での 足元運びをうまくやりなさい! このスピードだと ひっかかるとこけると骨折よ!」
やばい!怪我したら ママンとパパンが 説教してくる!
オヤツ一週間抜きとか イヤン!
健康優良児 すごいな 一気に 身体補強してきちゃったわ
「おねえちゃま! こう!? 目って こう? あ すごい!」
ニコニコしながら 補強して 前方からの風を遮断しながら あたしに 追いつこうとする カイルに あたしは さすが!あたしの弟!
とか 思いながら 「姉の威厳」を ココは 見せ付けたい!姉の立場ってもんもあり・・
「そうよ!カイル! ほら! こっちには これから もっと 障害物くるわよ!
ほら! 近くをみちゃだめ 遠くを見て! このスピードで近くをみたら 間に合わないのよ
コースを頭に 浮かべて 風でコース走るの いきなり 止まることは 無理よ!
人が障害物だったら ぶつかったら 相手が死ぬわ! ほら!前方みて!」
「はい!おねえちゃま!!!!すごい!!!」
その後、あたしは スピードを 6倍 7倍 8倍 9倍 10倍(MAX) まで 地味に上げていき。
健康優良児は それに ついてきたのです(ただし 10倍のときは 涙と鼻水がでて 声が声になってなかったわ)
そして 遊びまくったあと 威厳を保てた姉と健康優良児の弟は 疲れきって お昼寝を晩餐が始まる一刻前まで しておりました・・・・
アレ?
コッソリ外に出る予定だったのに?・・・・