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7 同盟設立(1)

まだ、TKGを引っ張ってくるのかって言われちゃいそうです。。。。

TKG好きなんです。

フィーオーナの部屋

女子寮 


女子三人


無言でTKGをカッ喰らい中・・・





「モグモグ・・・ ゴクン。」 (普通にTKG食事中。)



「モグモグモグモグ  ・・・ ガッガッガッガッガ!」(必死にどんぶりに口をつけてTKG流し込み中)



「ガッガッガッガ!」 (無言で TKGを口に流し込み中・・・息忘れる勢い。)



「ねえ。 そんなに 急いで食べなくても まだお代わりあるから・・・・」

フィオーナは、無言でTKGをお腹に入れていく二人に言うと。


「おふぁかり!ゴフ!」

「おきゃわり!ゲヤフォ!ゴフ! ゴゴッフォ!」


少女二人が咽にTKGをつまらせながら どんぶりを差し出してきた。


「きゃあ! ちょっと!こちらに卵ごはんがこっちに飛んできましたわ!!」


私の苦情なんか無視でさらに 汁椀に手を伸ばします。


「ズズーーーー!ああああああ お味噌汁! ああああああああ!」

(涙ながしております・・・)


「ウッウッウッウ・・・・・ お味噌・・・しる・・・」

(嗚咽しております・・・)


「鼻水でてますわよ!二人とも!泣くか食べるかどっちかにしてくださいませ!」

おっと ついつい いつもの お嬢様言葉になってしまいましたわ。

なぜ、私の部屋でTKGを食べているのかというと。










_______________________________________


女学園での自己紹介が終わり 自由時間帯になると私達3人は、席を無言で立ち、他の女生徒には眼もくれず3人の席の中間地点に集合し、無言で握手を交わしました。

そう、言葉は要らないのだ。

すでに3人の心はガッチリと重なっているのだ。

ココロの繋がった友には言葉はいらないのだ。

 


そう、ラピュ〇によって・・・・・・









だが、色々話もしたい、ココ(教室)では 無理だから、私の部屋に招待しよう。

うん それがいいわね 防音魔法をすでに掛けているし、誰にも聞かれる恐れがないしね。



「色々話もありますが、まずは、私の女子寮で お茶会でもいたしませんか?

あ、時間を少しいただけるなら、出会いの記念にお米を炊きましょう!お昼ご飯はTKGでよろしいでしょうか?それとも アレがいいですか?ラピュ〇のあの目玉焼きをパンに乗せたラピュ〇パン。」



カッ!!!!!眼がその瞬間 アリッサ嬢と エルザ嬢の目が光った。


「「TKG!」」


この一瞬が本当に怖かった。

女豹というか、獲物を狙う眼だった。ちょっと背にひや汗かいたわ。


右左を二人にガシ!っと捕獲された。

まあ、そうだよね、うん もしも私がまだTKGを食べる環境でなかった場合同じ行動をとったでしょう。

二人からは、逃がさないぜ!ってオーラが半端なく出ていた。



私の女子寮部屋に設置されている小さなキッチンコンロの上に土鍋(土鍋は私自作で焼いて作った作品です)を乗せてお米を炊きますわ。炊ける間に野菜味噌汁を作って、糠漬けを出して・・・・・

って 作っていたのですが、二人が、後ろにぴったりくっついてきて すごい見てます。無言で・・

こわいわぁ・・・・なんだか ちょっとこわいわぁ・・・でも、私を見てるんじゃないのです。

土鍋と、味噌汁みてるんです。口を開けて・・・・うん。早く炊けてほしい、もう、怖いわぁ・・

味噌汁も出来たのですが、うん まだ炊けてないし・・・

きゃっきゃうふふふ って会話があればいいのですが、無言で見つめるのですよ、土鍋を・・・


何かしてないと、この後ろからくる無言のプレッシャーに堪えれないので。


卵焼きつくることにしました。

卵をパッカパッカ割って、砂糖を入れ・・・・・あ 甘いの大丈夫なのかな?


「卵焼き甘いほうがいい?甘くないほうがいい?」

後ろの二人を振り向きながら質問しましたわ。


「「甘いほう!!!!!!!!」」


はい、はい、 甘いヤツね。


砂糖たっぷり入れてかき混ぜて、ちょっとお塩一摘み、っとね。

最初は一杯溶き卵いれて、お箸でシャーーーって混ぜてっと、

端っこに寄せて~、トントントンっとな

あとは、何回かに分けて薄く溶き卵を入れて巻いていって~

ほい 完成っとな。

・・・・・一巻じゃ きっと 足りないな・・・・

もう一個つくっとくか・・・後ろの二人絶対すごい食べそうな気がする・・・・


二つ目は 真ん中にチーズを入れてみたわ。あ こっちの世界でチーズは作成数が少なく、まだまだ王都では流通は少い高級食材なんだけど、うちの領地は、私が食べたい為にかなり無理行って農家に作ってもらい始めたの、ただし、うちの領地は高地にないから よくカビが生えちゃって、なんか癖のあるチーズになっちゃってさ・・・・でも、それがいいって評判らしく、高く売れるみたいなのですが、私が好きなのはカビが生えてないヤツなのでカビが生えなかったのを かっぱらってきたわ!オホホホ!


うんうん チーズが真ん中でとろ~りって感じで おいしそう!

・・・・後ろの二人の口からも、涎がとろ~り・・って・・・



土鍋のお米 炊けたのだけど・・・ちょっと蒸したいのよね。


「あの。どんぶりがそこの棚にあるので、3っつならべてもらっていいですか?」


時間稼ぎだ!何かさせないと、この二人は、土鍋から動かない!


アリッサが眼を輝かせて

「これね!!! ああ!どんぶり!だわ!どんぶりよ! どこに並べたらいいの?」


エルザも眼を輝かせて

「ここの棚に、お箸もあるわ!お箸よ! この箸も並べるわね!あ、小皿も必要よね?!」


眼輝きすぎっすよ・・お二方・・・




そして、蒸し完了の土鍋をテーブルの上に ドン!っておいてやったわ!

土鍋を見つめる二人、お味噌汁を二人の前に置き、二人の間に卵焼き、漬物をセット完了。

パカ!!!と 土鍋を オープンさせ、白い湯気、炊きたてのお米の匂い、

米をまぜる私、口から涎、眼から涙出してる二人。言葉は要らない!心で感じるんだ!え?何を?って突っ込みしないでね、ノリよノリ。


どんぶりにお米を盛る!ドン!っと 出して テーブルの上には 卵を入れた籠!好きなだけ掛けろ!好きなだけ卵を割れ!

そして、二人の前に ある調味料を出したとき 二人の歓喜はクライマックスを迎えた。




「「お醤油ぅぅぅぅぅぅぅx!!!!!」」


「好きなだけどうぞ!」


あたしも鬼じゃないコレ以上二人に「マテ」させることは、忍びない。





そして、その後上に書いたように、咽に卵ご飯を詰まらせながら

卵かけご飯は飲み物と言わんばかりの二人の姿を見ることになった。






TKGの卵の黄身と白身に分けて、白身を泡立てて、お茶碗のご飯の上にご飯が見えなくなるぐらい均一に掛けて、真ん中に黄身をポトっと落として、グルっと端っこに一周鰹節を掛けて刻みノリを掛けて食べるという、手間掛け卵ご飯も好きです。

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