７ 女学園入学
８歳で地方の幼少学校へ入学し成績、魔力、戦闘力などが高い子は１２歳になると学園都市に入学する。
学園が一つの都市になっており、国の学問・学術・魔術・武術・医学が終結された都市であり、他国からの留学生も多い。
学園都市には多彩な学園があり 有名どころの学園は、騎竜学園 魔術学園 騎兵学園 騎士学園 仕官学園、治癒・薬草学園 女学園 法律学園 魔道具学園 他多数あり聞いたことも無いような学園までも設立されている。
また、新任で教授が入ってきてあたらしく小さな学園を作成することもある。
学園と名前がついていても、聞いたこと無い学部では 小屋で授業を行う教授もいるが、たまに名前を偽ってものすごい賢者がそういった学園を一年間だけ立ち上げたりすることもあるので、生徒達も新しい学園ができたときには、チェックしている子も多数いる。
学園都市にある学園は、重複して入学でき、卒業試験さえ合格すれば幾つでも００卒業という肩書きが付いてくるからである。各学園ごとの卒業のため高年齢になっても卒業せずに「永遠の学園都市学生」になっている学者もいるほどである。
いつこの学園都市を卒業するのかは、本人しだいなのです。
そして、本日は女学園でのお話になります。
学園都市にある女学園は貴族や大富豪などの上級階級の令嬢が入学し、淑女になる為、勉強する学園です。
女性しか入学できませんし、この女学園を卒業したという肩書きは結婚する上でとってもすごい自慢になるのです。
そして女学園に入学してクラスでの自己紹介中にある出来事がありました。
私 フィオーナ＝ランズベルクは一生忘れることが出来ないでしょう この衝撃を。
女教師が 教壇から教室の一番端の席の人から後ろに順番で簡単な自己紹介をするように言い女生徒達が順番に紹介を椅子から立ち上がって行っていき 何人目かの女子生徒だった。
「アリッサ＝キャメロングです、夢は冒険家になって、天空の城ラピュ〇を発見することですわ。
この広い世界の空で、ラピュ〇はかならず存在すると信じております！
ある親戚のおじさんが昔見たと言ったのに誰も信じていただけませんでした、ですから私が発見する！
一緒に竜の〇に入ってくれるような子と友達になりたいです。」
胸を張って元気よく、その少女アリッサは言った。
やばいあのテーマソングが頭の中に映像付きで流れ始めちゃったよ。
土曜ロー〇ショウで何度も見てたよ。
たまにレンタルがすっごい安くなったサービスデーとかに大量に借りたDVDのレンタルの中にもアノ映画は入っていたな。
うん、名作です 異世界に来てから、見たことは無いですが。また、見たいです。
そして少女は教室全体を見渡して、皆が何いってんの？この子？
なにその城？聞いたこと無いって顔をクラスの皆がしてる中クラス全員の顔をグルリと見回した、そして、びっくりして眼を眼一杯開いた私と、同じ表情だった教室の後ろの席にいた少女、この二人にターゲットロックオン！ギラリ！って感じで眼光に捕らえられちゃったですよ・・・・
ちょっと・・・ 貴方・・・ 〔ラピュ〇〕ですか？
大空に浮かんでるアレですよね？
どーーーー考えても 転生者ですよね？
このアリッサ少女、コノ教室に転生者が他にいるかどうか確かめるために言ったんだよね。
でも、それって 自分が転生者だって 知られるってことだよ、すっげえ・・・根性座っとるわ。
そして、私が転生者だって一発でばれてしまった・・・
だけどソレを確かめる台詞が アレですか？
あまりの唐突衝撃で、本当に顔に出てしまったわ。「へ？まじか！？ラピュ〇？！」って顔しちゃったエヘ☆
この後右側から後ろの席へと自己紹介が進んで行くので、私の順番が来る前に 後ろの席のアノ子の自己紹介の順番になるわね。アノ子も顔が「え！？ラピュ〇？」って顔したから ２００％転生者だ。
そして後ろ方の席のアノ子は、ものすごい顔で考えてるわ・・・すっごい考え込んでるわ。
そうだよね だって転生者がそこにいるって分かったんだもんね、あたしも今頭の中がプチパニック状態だよ。
はじめてだ。同じ転生者に出会うのは、
あ 手がちょっと緊張したみたいで強く握りすぎちゃったわ・・・
「はじめまして、エルザ＝フォースラント です。
白魔法や治癒魔法に興味があります。
あと、私の好きな呪文は、『バ〇ス』です！
私もいつかココロから信頼できる誰かと あの伝説の呪文を唱えてみたいです。」
キリ☆！
ちょ！！！おまあああああ！！ 考え込んでたのはそのセリフですか？！
さっきまですっごい悩んでいた顔は それ？そのセリフ？
ねえ！女学園に入学してクラスでの始めての自己紹介だよ？ねえ！
クラスの皆にどう思われてもいいの？
それなのに！
ボケをかますのは、おまえもかああああああああああああああ！！！！
すごい顔で悩んでたのは なに？ そっち？
教室みてみなよ！ 皆が え？何それ？って顔してんじゃんか！
KYだよ！いえ ３人の間では 空気よんでるけど、クラスの皆ポッカーンだよ？
おい！そこの一番槍のアリッサ＝キャメロング！ ニヤリ☆って顔で笑いまくるんじゃねえ！
親指立てるな！
たしか土曜ロー〇ショウで あの名作映画が放送れた土曜日の、あのセリフが放送された時間帯の２ちゃんスレがあの呪文を全員スレが入力してあの呪文一色になって、すごいことになると伝説で聞いたことがあるけど。
この異世界にソノ呪文ないから！ ないからね！？
あたし・・・も？ ボケ？いるのか？
え 考えれない・・・ 何がいいんだろ・・・
えっと わたしの順番まで あと１０人か？
え、みんな！ゆっくり自己紹介してよ！
今頭の中パニックでネタ帳ないか探してるんだから！
「フィオーナ＝ランズベルクです。皆様よろしくおねがいします。
私は魔法具に興味が昔からあって、自分でも小さな魔法具を作ったこともあります。
・・・・・・・・（よし！ココロは決まった！）
そして私は、いつか青く輝く「飛〇石」を自らの手で作成したいと思います！
飛〇石をつけて大空彼方から飛び降りてくれる、そんな心優しい三つ編み少女な被験者募集中ですわ。」
友達募集中さ！天空から飛び降りる心優しい少女ってなにそれ！？の、世界だよね、うん 私もそう思うよ、頭ちょっちパニクってしまって何言ってんだろうね。そしてソコで笑いこらえてるアリッサとやらと、エルザとやら！机たたいて笑いすぎ！
おまいらは！強制的に！あたしの友達だからな！
絶対にがさないからね！
親指を二人に向かって 立ててやったわ！
二人とも同じに返してきてくれたわ！
オウ！マイベストフレンド！このミーティング早く終わらせて 話しましょうよう！
