1おぎゃあ☆
「おめでとうございます!」
「元気な女の子でございますよ!」
「まあ!奥様に似ていますわ!」
ふえ?あれ?何か聞こえる。
あたしは、真っ暗な暗闇の中から いきなり 眩しい世界に目を瞬かせた。
うわ!まじで まぶしい!何か 目が!!
黄金のキラキラがすっごい眩しい!
何この黄金!
あたしは目をグワ!っと大きく開いて眩しい正体を見据えた。
そこには、金髪碧眼のチョーー美人さんがいましたわ。
真っ白な純白の肌に、汗をうっすらと纏い、薔薇色の頬にぷっくらとした桜色の唇から見える真っ白な歯。
( 光り輝く歯!ア〇ガード使ってます?!)
ながい黄金色の睫毛の下にある瞳にきれいな宝石の瞳を輝かせ、
そして 緩やかなウェーブの黄金黄金黄金の艶やかな髪。
なにこの黄金美人さん!
そんな黄金美人さんが あたしに ちゅっちゅっ! ものすっごい キスを頬にしてくる。
「ばふ!ぶーーーーーー」
(ちょ! ちゅーーーーーなんでするの!)
ふえ?!
あたしは 自分の出した声に 驚いて
「ぶふぁーーーーーーーーーーーー!」
(なんじゃこりゃああああああああああ!)
どっかの昔のドラマ張りに叫んだ・・・・・
「あら!奥様!お嬢様は とっても元気なお子様でございますわ」
「ええ。本当に元気だわ。アルに早く会わせたいわ、うふふふ。お父様はきっとあなたのことが大好きになるわ!ああもう この ほっぺ! かわいいわーー チュッ!」
そう言うと黄金美人さんは さらに キスの雨を脳内活動停止中のあたしに 降り注いでくれた・・・・
ドカ!ドカ!ドカ!ドカ! ものすっごい 足音が この部屋に近ずいてくると思ったら
ガチャガガ!バーーーーン!
どうやら、ドアノブをひねる前にドアを開けたらしく無残にドアノブとドアが壊れてしまったみたいだ。
「旦那様! ドアが!」
部屋に居たちょっと中年の男性切れ眼鏡が叫んでいた。
ドアを壊して入ってきたのは、金髪碧眼のこれまた イケメンさん。
短く切った髪を後ろに流し、外で仕事してます!って感じで小麦色に焼けた肌、俺身体使う仕事してます!って感じに鍛えられた身体。すこし切れ長の目。精神病んでませんって感じの笑顔、幸せいっぱいですって感じのオーラ。そして、これまた真っ白な歯!歯!歯!
(アハハハハ ア〇ガード つかってるんすか?)
うん!健康イケメン参上!って感じだね!
「フィーナ!ああ!フィーナ! 出産に付き添えずすまなかった!急いで帰宅したのだが、間に合わず本当にすまない!フィーナ!ゆるしておくれ!」
言うのが早いか 黄金美人さんに抱きつくのが早いか ものすっごいスピードでやってきた。
健康イケメンは、あたしを見るなり。かがやく輝く笑顔で叫んだ!
(うわ!歯がまぶしい! これは ア〇ガード効果か?!)
「なんて かわいい子なんだ! ああ!フィーナ! この子はなんてかわいいんだ!きっと君に似て美しい子に育つね!」
「うふふ。この子はきっとあなたに似て まっするな心で正義感あふれる 慈悲深い 淑女になるわ!みて!この輝く瞳!この食べてしまいたい頬!ああ!かわいいわ!」
「うんうん! 本当にこの ほっぺたは・・・・・・ガブっと かぶりつきたくなるね!」
そういうや健康イケメンさんは 黄金美人さんの胸に抱かれてるあたしにキスの嵐をしてくれて、
そして唇にまで キスしてきた。
ちゅっちゅ!ぶちゅーーーーーーーーー!
「ばぅ!ばふーーーーーーぷーーー!」
(きゃ!なにさらしとんじゃーーーーーー!健康イケメンが!)
健康イケメンに唇を奪われてしまった。あたしは 脳内停止状態から 脱出できたが、
停止状態から、今度は 脳内電脳ショート状態になり
黄金美人さんの やわらくて、とってもいい香りのする胸の中で意識を手放した。
うん さすが黄金美人さんの胸やわらかくって すごいいい香りがしましたよ。
(ファブ〇ーズ!?!)