表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星空の下で  作者: 鳥頭
1/4

彼との出会い

織姫と彦星が逢瀬を楽しむ星が美しい夜。私は彼とすれ違った。


私がアルコールの喉を灼く味わいに眉をしかめていると、背後から「相席構いませんか」と声を掛けられた。

私が無言で荷物をどけてやると彼はお礼を言って隣に座った。

ナンパかしら。モテる女は辛いわね。なんて考えていると、彼は「どこかでお会いしませんでしたっけ?」なんて声を掛けてきた。


あれ?本当に口説かれてる?

自分には無縁だと考えていた出来事に、私の胸は高鳴った。

半ばアルコールに支配されていた思考はクリアになり、改めて彼の顔に目が行く。

彼は懐かしむように私の顔を見つめていて、自然と頬が熱くなってきた。

私の視線に気付くと彼は微笑みながら、「気のせいかな」なんて囁きかけてきた。


私は内心の動揺を隠しながら「き、き、気のせいです!」と言い返すと、近くにあった水のコップを掴んだ。

彼が日本酒がどうだとか慌てた様子で声を掛けてくるが、私はそれらを無視して一気に『水』を飲み干した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ