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エマ・グレイス【国境を越え北の国】



国境付近までは順調だった。観測者であるノア・アーカイブが登場するまでは。

こっちはレティシアと駆け落ち気分で馬車に乗っていたというのに。

(隠しルートキャラが立ちはだかるなんて、これって試練?いや、そもそもね、第二王子ルート解放してないからノアが出てくるなんて、ありえない。火刑END回避したハズ。大丈夫、うん。)


私は、馬車から降りた。

「私たちは、フロストハイム王国へ亡命します」

ノアが杖を構える。

(戦闘イベント。負けイベントの可能性あり。でも護衛付き)


大気が歪む。地面に魔法陣。

「防御陣形!」

騎士団が動く。

(なんでここで観測者が出てくんの?)

「エマさん、下がって!」

魔術が放たれた。

白い光。黒い閃光。

盾が弾かれ、地面が裂ける。

「うっ!」

衝撃が、レティシアの背中を打つ。

「レティシア!」

(これは強制イベント?ノアが何か言ってるけどレティシアが優先だからね。レティシアは私と一緒に生きる。神様だろうが、観測者だろうが、知ったこっちゃない)


沈黙。

「・・・行け。今は、見逃す」

ノアは杖を下ろした。

(今はって言うな)

ノアの姿は霧に溶けた。


私はようやく息を吐いた。



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