第153話 生徒会メンバーとの再会
応接室に入ると懐かしい顔ぶれが見えた。
最後に会ってからまだ2か月も経っていないが、その間に色々あり過ぎてもの凄く久しぶりに会うような気がした。
「ルーファス先輩。ヘンドリック先輩。お久しぶりです。」
リアは嬉しさが隠しきれず満面の笑みで2人に駆け寄った。
2人も笑顔を浮かべ、再会を喜んでくれているようだった。
「リアちゃ・・・」
ヘンドリックが”リアちゃん”と言いかけ、チラッとジークフェルドの方を見た。
「今まで通りでいい。堅苦しいのはリアも嫌がるだろう。」
そう言われ、ヘンドリックはホッとした表情で続けた。
「リアちゃん。おめでとう。さっき、王宮に着いてから聞いたよ。リンドブルム王家に復権することが決まったんだってね。」
「はい。母のことを聞いて、すごくビックリしました。先輩は前からご存じだったんですよね?」
「僕は前回王宮に来た時に知ったんだよ。その時はとても驚いたけどね。」
ヘンドリック先輩は、あの時に知ったんだ・・・。
ヘンドリックは初めて会った日から中期休暇に入るまで、一貫して同じような態度だった。
その包容力と安定感がヘンドリックの良さだ。
「私からも言わせてもらおう。リア。おめでとう。」
ルーファスのお祝いの言葉にリアは笑顔で頷いた。
「ありがとうございます。」
「それで、今後はどうするんだ?」
その質問にリアの笑顔が少し曇った。
「そのことだが、俺とリアは前期で学院を辞め、休み明けからリンドブルムに戻ることになった。」
ジークフェルドの言葉に2人は少しがっかりした表情を浮かべた。
「やはり、そうですか。」
そう言ったルーファスは残念そうだが、驚いた様子はなかった。
ジークフェルドは2人の表情を見て少し意外だと感じた。
「あまり驚いていないな?」
「中期休暇に入った直後から、ヘンドリックがリアは戻ってこないかもしれないと言ってたんです。」
「どうしてそう思ったの?」
クリスがヘンドリックに尋ねた。
「リアちゃんの瞳がリンドブルムゴールドだと気付いたので、あちらの王家がリンドブルムに取り込みたいと考えているのかなと・・・。」
「うわあ。瞳か。よくそんなことに気付いたね。」
ヘンドリックの観察力と推察力にクリスが感嘆の声をあげた。
「リンドブルムゴールドと言えば、2人ともアル・グランという名前の学院の教師を知っているか?」
いきなり話題を変えたジークフェルドに、ルーファスとヘンドリックは訝し気な表情を浮かべた。




