第122話 近衛騎士の飲み会 パート2
「ところで、リアちゃんが公爵家の養子ってことは、もしかしてもしかするのか?」
ライアンがニタニタ笑っている。
「そりゃあ、もしかだろうさ。」
リアムもニヤついた。
「えっ?何がもしかなの?」
ルイだけ分かってないようだ。
「リアちゃんを王族に復権させるんだったら、公爵家じゃなくて陛下の養子でもいいだろ。陛下の姪なんだから、むしろそっちの方が自然だ。そこをあえて公爵家に出したということは・・・。」
ライアンにそこまで言われ、ルイも気づいたようだった。
「あっ。もしかしてリアちゃんがジークフェルド王子と・・・?」
「我らのやんちゃ王子にも春が来たようだな。」
リアムがふむふむと頷いている。
「小さい頃、あんなに悪ガキだったのになあ。もう結婚か。成長したもんだなあ。」
ライアンが親戚のおじさんのように、しみじみとつぶやいた。
「でもさあ。成長したっていっても王子ってまだ17歳だよね。ちょっと早くない?」
ルイのその一言で、その場が凍り付いた。
ライアンたちは、今25歳だ。
「確かに8歳も下の王子に先を越されるなんて、よく考えたら衝撃というかムカつくというか・・・。」
ガックリするリアムの肩を抱き、ライアンはグラスに酒を注いだ。
「はい。そういう時は、飲んで忘れる!」
グラスをグイッと差し出され、リアムは真顔で頷いた。
「そうだな。」
こうして近衛騎士3人の夜は更けていったのだった。




