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12 王子たちの密談
リアとヘンドリック、そしてルーファスが生徒会室を退室した後、ジークフェルドが両手で頭を抱え込んだ。
「なんだ、あれ・・・」
ジークフェルドの様子を見て、クリスが苦笑した。
「まあ、たしかに少し意外な感じだったよね。ユーフェミア叔母上の子供だし期待値が高すぎたのは否めないけど。」
ぶかぶかの制服なども含め見た目だけで判断するなら、リアは学院内で下の下に位置するかもしれない。
「はあー。」
初恋の妖精姫(の子供)に会えるという期待を裏切られ、肩をおとすジークフェルドにクリスがポンポンと肩をたたき慰めた。
「いい子そうだったし、この1年は二人でいとこ殿を可愛がってあげようよ。権力欲とかもなさそうだったし、無難に生徒会活動をして、無難に終了でいいんじゃない?」
「そうだな。父上からも本人が望んでなさそうなら、そっとしておいてやれって言われていたしな。」
どうにか気持ちを立て直し、ジークフェルドたちも教室を出たのだった。




