夢ぐらい見させてよ!
玉の輿は……
2025/01/24の午前4時半頃に、22日と23日と今現在(4時半)のアクセス数等を確認しました。
何、この爆破ヤ〇チャからの王子ベ〇ータな数字は!?
と、とりあえず、今後のストーリーを改良改善を目指します。
翌日は、1人ひとりに面談して、希望や不満を聞く事にした。
それを代官に伝え改善する様に命令した。
当然、代官からみれば余計な仕事だが、見返りは有る。
俺には、王族との「繋がり」が有って、それを理解している代官は、見返りに期待して快く余計な仕事を引き受けてくれた。
後、資金は俺が出して、この都市の全ての孤児院の改築や建て直しを命令した。
資金は充分に有るから大丈夫だ。
冒険で村とかに泊まる時には必ず周辺の盗賊共のアジトを1つ以上は潰す様にしているし、討伐依頼の有るモンスターも、その都度討伐している。
更に、その改築時等の肉体労働者をスラム街の連中を正式な最低賃金以上で雇う様にし、その肉体労働者の監督には、労働者を途中で潰さない様に厳重に言い含める様に命令した。
因みに、スラム街を無くす事は、全領主が目標の1つに挙げられる程に困難だが、悪くない目標だと思っている。
この日も俺が入浴中に舞達が乱入したが、こんどは、舞とリナが俺の隣に来た。
「舞! リナ! 気持ちは嬉しいが無理をするな! ゆっくりと一緒に歩もう、な!」
そう言いながら、俺は舞とリナの頬にキスをする。
「「きゃあ!?」」
……舞とリナは真っ赤な顔で退場した。
「ルカ様や舞達の気持ちは分かりますが、イチャつくのも程々に」
「分かっているよ、リン」
「見ていて、面白いのじゃー」
「……ロゼ」
「のじゃ?」
翌日、必要経費の概算を出して貰い、俺は白金貨8枚を代官に渡して、都市を散策する事にした。
「流石は都市だね。華やかだよ、ルカ」
「そうだな、マイ」
「同感ね。リンはどう思う?」
「はい。この都市アルファーラは、国内有数の温泉地として有名で、それに関連する商品を展開する事で栄えています。
また、過去に幾度も有った火山の噴火で出来た幾つか有る風流明媚な湖も、観光地として都市アルファーラの魅力の1つだと言えます」
……以上が、リンが昨日の内に覚えた説明でした。
パチパチパチパチ
「お粗末様でした。
しかし、火山が近場に有る為に、モンスターも集まる傾向にあります。
更に、モンスターが集まれば亜種や変種、そして進化種が発生し易くなります。
その為、美しく魅力的な都市であると同時に、そんな危険も孕む都市でもあります」
「「「「おおーーー!」」」」
……道理で、冒険者が多い訳だ。
リン先生の講義を受けた俺達は散策を再開したのだが、何時もの「善意」からのお金も手に入れた事で、買い食いから始めた。
「火山石焼きか……おっちゃん! 5本くれ」
「あいよ! ……ちょっと待ってな」
俺の後ろを見て、焼き立てを出そうとするおっちゃんは慣れていると思った。
「待たせたな。大銅貨1枚だ」
「はい、大銅貨1枚」
「まいど!」
少し離れた所にベンチが有ったから、そこに座って食べた。
「……美味い!」
「……美味しい!」
「……やるわね」
「美味しいですね」
「美味いのじゃー!」
予想以上の味に舌鼓をしていると、新たなチンピラ4人と遭遇した。
「良い女達を侍らせているな。死にたく無ければ消えな」
「まあ、良い女達なのは事実だが……」
俺の台詞で、赤い顔になり両手で頬を包み、器用にも座ったまま身体をクネクネさせる舞とリナを無視しながら言った。
「そのまま言葉を返す。死にたく無ければ消えろ」
「このガキがー!」
再び、善意からのお金を貰うと、また違う買い食いをしながら、この都市特有のアクセサリーが売っていたからユイ達の分も買った。
「……ルカ、お願い」
「分かった、マイ」
「私もよ」
「当然だ、リナ」
「ありがとうございます、ルカ様!」
「我が主から下賜されたのじゃー!」
ロゼが、ちょっと用法が違う単語を使っていたがスルーした。
後、舞とリナには俺が、この場でアクセサリーを飾った。
領主館の管理者達side
「良い領主様となりそうですね、エナク」
「そうですね、パティ」
「しかし、ルーカス様の義母セレステア夫人から送られた手紙の内容には驚きましたよ」
「確かに。手紙の内容だけで浮かぶ領主様はどんな女狂いかと思いました」
「全くですね」
領主館のメイド達side
「頑張って残った甲斐があったよねー」
「本当だよ!」
「しかも、あんなに若い上に侯爵位……」
「……ワンチャン、有り?」
「……有りかも?」
「……側室、いや、妾でも勝ち組?」
「無理よ」
「なんでよ!」
「そうよ!」
「夢ぐらい見させてよ!」
「あのね。私は運良く身近でお仕え出来たけど、領主様は、あの正室2人に夢中みたいよ。だから……」
「つまり、あの正室2人に気に入られれば、もしかしたら……」
「でもでも、変だよね」
「何が?」
「何故、正室が2人なの?」
「確かに。普通は正室は1人だよね」
「そうよね。女主人が2人いたら、私達への命令系統も混乱するしね」
「そうよね。それに後継者選びも難航するのは目に見えているしね」
「……まあ、その辺りは私達にはどうする事も出来ないわね」
「「「「「「確かに」」」」」」
「話は変わるけど、知っているよね?」
「何が?」
「領主様が、魔王討伐者である事よ」
「「「「「「……そうだったわ!」」」」」」
「あの若さと外見で、あの『魔王』を討伐するなんて……」
「「「「「「……凄い!」」」」」」
「後、領主様は、あのフロンディーラ辺境伯と、あの元王女のセレステア夫人が義父母らしいわよ」
「更に、リーナシア様の御実家はルナデューク筆頭侯爵家よ!」
「それを言うのなら、マイ様だって異世界召喚された特別な存在よ」
「……やっぱり玉の輿を狙った方が……」
「「「「「「「……ゴクり!」」」」」」」
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