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ガキってのは俺の事か?

前世で、義理の兄になる予定だった人もチートを持っていました。

 

 俺達は教会から帰ると、執務室に行きガル義兄にいに人払いをして貰った。


 人払いをした執務室では……


「ルカ、どんなセレモニースキルを貰ったんだ?」


 因みに「セレモニースキル」とは、この世界の住民が「誕生の儀式」で神々から頂ける「特殊スキル」の事だ。

 ユニークスキルでは無いのが、創作じゃない現実リアル……だよな。


「そうだな。簡単に言えば魔法方面込みでの、戦闘民族カカ○ットverで、その名も『超越者』だ」

「……はい!?」

「つまり、魔法方面込みで強さに限界という上限が無いって事だ!」

「マジか……」

「おう! 大マジだ」

「……」

「そういうガル義兄にいは?」

「魔剣士の最上位スキル『魔闘聖』だ」

「どんなスキル?」

「本人の努力次第ではあるが、スキルとしては微妙だった魔剣士が、魔闘聖になると上限のランクが3つ上がっているんだ。

 ドラ○ンボールに例えると、魔剣士が爆死したヤ○チャで、魔闘聖が超サ○ヤ人2状態のゴ◯ータぐらいの差はある」

「つまり?」

「超チート」


 この後、話が盛り上がり色々と話しながら情報収集をしていると、昼食の時間になったのだが、この昼食で初めての人達が居た。


「初めまして。ガルダイア=イクス=フロンディーラが正室『セレステア=イクス=フロンディーラ』です」

「初めまして。ガルダイア=イクス=フロンディーラが嫡子『ハルヤート=イクス=フロンディーラ』です」

「初めまして。ガルダイア=イクス=フロンディーラが長女『サラデリア=ガナル=エスフェリペ』で、里帰り中よ」

「後、王立学園に通っている為に不在ですが、次女『カレンリラ=イクス=フロンディーラ』と、以上が私セレステアの子となります」


 そして、セレステアさんは、元王女だって。

 更に、王都には第2夫人と、そのあいだに生まれた子供が3人で2男1女だと!

 因みに、名前が「ビアンカ夫人」で、上から長女の「アリーナ」、長男の「セラリオン」、次男の「エルドーラ」だとよ。


 ……モゲろ!


 更に昼食が終わると、セレステアさん達からの質問責めにあった。

 その中で、確実に寿命が減ったと思ったのが、俺がガル義兄にいの隠し子説……


 ……全力の完全否定をした!


 それにも関わらず信じて貰えなかったが、母さんの名前ディアナを出すとあっさり引き下がった。


 ………………昔、何があったの!?


 ガル義兄にいを見ると毎秒1リットル流れる勢いの冷や汗を掻き、俺から目を逸らした。


 この後、セレステアさん達の用事の時間が迫った為に質問責めの時間は終了した。


 夕食まで、まだ時間があったから冒険者ギルドに向かった。


 途中にある「市」に寄り道しながら移動していると、同じ年くらいの女の子にぶつかった。


「キャ!」

「ごめん。大丈夫か?」

「大丈夫よ」

「お嬢様ー」

「あ! それじゃ」


 ……逃走中の何処かのお嬢様か?


 冒険者ギルドに到着すると、テンプレである冒険者達からの「視線」を受けた後、受付嬢の居るカウンターに行く。


「ようこそ、都市フロンディーラの冒険者ギルドへ。ご用件は何でしょうか?」

「冒険者登録に来た」

「畏まりました。では、こちらに必要事項の記入をお願いします。代筆が必要ですか?」

「大丈夫です」

「畏まりました。記入が済ませられましたらお呼びください」


 そう言って、俺に対応した受付嬢は他の業務を始めた。


 必要事項を書き終わると、俺の対応した受付嬢を呼んで冒険者登録の続きを始めた。

 残念ながら、潜在する魔法の属性や魔力量を測る水晶球は無かった。


 ひと通りの説明が終わると、冒険者登録が終わり冒険者カードを渡され、俺は血の一滴をカードに落として個人登録も終わり、これで俺も正式な冒険者となった。


 俺は冒険者ギルドの依頼ボードはどうなっているのか見に行こうとするとテンプレが発生した。


「待ちな」

「誰だ?」

「オレ様は、Cランク冒険者のラボナだ」

「それで」

「何時から冒険者ギルドはガキが彷徨うろつく様になったんだ?」

「ガキってのは俺の事か?」

「他に誰が居る?」

「そうか。しかし、それがお前に何か実害が有るのか? 無いだろう? 一切関わりが無い上に、ギルド規約に違反していない以上は文句を言われる筋合いや義務は無い」

「こ、このガキがー!」

「ラボナが、遂に剣を抜きやがったぞ!」


 ……つまり、犯・罪・者・だな。


「殺してやるー!」

「ふ……」

「が……」


 魔力を身体に流し身体強化をして、顎をかすめるジャンピングアッパーをし、着地と同時に跳び、股間のアレを潰す前提の蹴り上げをし、蹴り上げた足を降ろす際に柔道の大内刈りみたいに膝の裏に足を掛け倒すと、また跳び、前転屈伸2回転して鳩尾みぞおちに右膝落し。


「こ、ぐぶぅ……」


 トドメとして、気を失っている間に、身ぐるみ剥ぎ取り、身動き出来ない様に縄で拘束し、足が着くか着かないかぐらいの高さに縄で吊るして、プラカードを作成して首から下げる。

 書いた内容は「冒険者登録したばかりの初心者に負けました。証拠は、この無様な有り様です」ってな!


 俺という存在を更に認知させる為に受付嬢に言った。


「俺、盗賊も討伐したが、何処に出せば良いか教えてくれないか?」

「は!?」

「だから、盗賊の討伐したから、何処に出せば良い?」

「本当に盗賊を討伐したのですか!」

「声が大きい!」

「し、失礼しました!」


 当然だが、周りにもバレた。

 困ったなぁ、どうしようかなぁ?(棒読み)


 そんな心理的な棒読みをしていると、受付嬢が案内してくれる事になった。


「此方にお渡してください」

「分かった」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

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