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俺達の冒険はこれからだ!

後書きで、遊んでいます。


この話で「第1部・完」です。

今まで読んでくださり、また応援をして頂いた皆様ありがとうございます。

続きは不定期になる予定です。

気長~~~に待って頂ければ幸いです。

他にも投稿していますので、そちらの方も引き続き読んでくだされば幸いです。



 


 どうすれば……!


 ……やるしかない!


 俺は無詠唱で完全治癒パーフェクトヒールを自身に掛けて邪鬼ロディアから大きく距離を取る。


「……まだ諦めていないか」

「当然だ!」

「それで、どうするのだ? 彼我ひがの実力差は明白なのは変わらぬ事実だぞ?」

「……こうする」


 俺は、体内の魔力を身体全体に満遍なく満たし過剰に高める。

 すると、少しずつ大地が揺れ始め、俺を中心に空気中が帯電し始めた。


 正直、この世界の「魔力」に因る身体強化とは、ドラ〇ンボールの「気」に因る身体強化と同じと言える。


 もし、相手が地球に来たベ〇ータならスカウターを握り潰している。


 今までの全力の身体強化は、簡単に言えば蛇口を全開にするだけだった。

 しかし、俺が今やろうとしている身体強化は、「高圧仕様」だ。

 アニメで言うなら限界超えの「界〇拳」だ。


 そして、こうした思考が出来るのも、邪鬼ロディアに余裕があるからだ。


 だから、その余裕を突く!


 俺が感じる限界を無視して魔力を高め続けると、本能が察した「終わり」を感じた瞬間、俺の足下が爆ぜた。


「が!」

「……ぐはっ!」

「ぐぅ……」


 俺は、今まで味わった事の無い激痛に耐えられず倒れながら、無意識に身体強化が解かれた。


「……くくく。 今のは良い一撃だったぞ」


 ……出せたのは一撃だけか。


「……」


 ガツ!


 大地に何かぶつけた音に目を向けると、邪鬼ロディアが片膝を突いていた。


「……まさか、神の防御を超えたのか!?」


 邪鬼ロディアを見ると、口から無視出来ない血の量を流していた。


「……相手の力を見誤っていたのは、私か」

「……」

「褒美を与える」


 褒美だと?


「今日の所は引こう」

「……」

「貴様が、より戦士としての高みに到達した時、私が死を与えよう。精々、足掻くがいい!」


 そう言った瞬間に邪鬼ロディアは消えた。


「……疲れたー!」


 俺は、その一言の後の記憶が無い。



「……ん」

「気が付いたのね、蒼真!」

「……舞」

「良かった!」

「気が付いて良かったわ、ルカ」

「……リナ」

「気が付いて良かったです、ルカ様。

 私は、フローディア様達を呼んできます」

「気が付いて良かったのじゃ!」

「……ロゼ」

「俺は……ぎ!」

「まだ動いたらダメだよ、蒼真」

「分かったから、マイ」

「……ごめん、ルカ」


 舞が落ち着いた所で、俺の現状を把握すると、底の浅い全身風呂状態になっていた。


「……これは?」

「エリクサー風呂だよ」

「エリクサー風呂!?」

「どうやって集めたんだ?」

「例のダンジョンのダンジョンマスターにお願いしたの」

「……そうか」


 通常は、エリクサー1本で致命傷だろうが、右半身を失っても再生復元され完全回復するが、それを風呂と言えるだけの量を使って、まだ激痛だと!


「何日、寝ていた?」

「3日だよ」

「……儀式は?」

「待機中よ、ルカ」

「分かった」


 あれから、2日後に魔力を使える様になり、俺自身も回復魔法を自分に掛けながら、エリクサーを湿布の様に1日2回交換する事で、目が覚めてから5日後に完全回復した。


 それから、3日後に儀式を改めて行い、俺の魔力は有効だったみたいで無事に邪神の再封印は成功した。

 因みに、この儀式は一般人にはフー祖母ちゃんとリリーディアとの共同で行ったと発表された。


 舞達は、エリクサーの大量消費の代償をダンジョンマスターに払う為にダンジョンに行っていたが、帰って来た舞は、ブラック会社に15年以上勤める社畜みたいだった。


 舞曰く、乙女として、捨ててはいけない何かを捨てた日々だったらしい。

 詳細は、舞がマジ顔で聞かないでと言うから聞いていない。

 リナ達に聞いたら、ダンジョンマスターから衣装を提供されてのファッションショーだったらしいが、それ以上は舞に口止めされているみたいだ。

 俺は、リンに問い詰めると、唯一白状したのが、見た事も聞いた事も無い衣装だったらしい。


 ……俺は察した。


 多分だが、良くて漫画やアニメのコスプレで、悪くて「着せ替え人形」のヒロインが推していた衣装だろう。

 更に言えば、内股に「落書き」付きで!


 これが事実なら、聞かないのが「ヲタク」の優しさだろう。


 俺は、龍〇伝の志〇みたいに仙気を練る様な瞑想をしながら魔力の回復に専念した。


 あの戦いから2週間後に、俺達は役目を終わったという事で、皇都を散策した。


「大変だったんだからね」

「そうよ、ルカ」

「スタンピード級なオークとオーガの大群を討伐して帰ってみると、回復魔法を掛け続けているルカを見た時は心臓が止まるかと思ったんだから!」

「そこで、手持ちのポーションを全てルカに掛けた後、ダンジョンに行ってエリクサーを大量に融通して貰ったのよ」

「ありがとうな、マイにリナ」


 そして、散策を楽しく過ごし、夕食を頂いた後、舞とリナを皇宮の庭園に呼び出し、言った。


「舞」

「はい」

「俺は舞を愛しています。だから、舞と結婚したい」

「私も蒼真を愛しています。だから、結婚してください」

「おめでとう、マイ」

「ありがとう、リナ」

「リナ」

「何、ルカ」

「俺はリナを愛しています。だから、リナと結婚したい」

「私もルカを愛しているわ。だから、結婚しましょう」

「おめでとう、リナ」

「ありがとう、マイ」


 俺は、舞とリナにキスをした。

 その後、覗き見をしていたリン達やフー祖母ちゃん達に対して、舞とリナが3時間の正座説教をした事を付け加えておく。



 更に数日後


「ルカ、これからどうするの?」

「決まっているわ」

「マイの言う通りだ」

「教えてマイ」

「私もです」

「妾もなのじゃ!」

「あのね……」

「分かったわ、ルカ」

「分かりました、ルカ様」

「分かったのじゃ、我が主!」

「それじゃあ、行くよー!」

「「「「「俺達の冒険はこれからだ!」」」」」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点とブックマークをお願いします。


舞がしたコスプレの一部抜粋

ストIIの不知火の衣装

うる星や〇らのラムの衣装

クリーミーマミのコンサート衣装

原作のタイラーに出会った頃のアザリンの衣装

原作のティ〇・ミスの戦闘衣装

同じく、ショ〇ラ・ミスの戦闘衣装

シーン・ハリの戦闘衣装

リリカルな〇はで、フェイト戦闘後ver(4期合宿時)

イ〇ヤと〇遊とク〇で、魔法少女ver

葉っぱパンツ付きのユーミル

履いてないトワ

着せ替え人形の黒江雫の衣装で落書き付き(短パン不可)


なお、写真や動画とかには記録を残していないが、ダンジョンの自動記録には保存されていた。

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