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第2話 興味から現実へ

答え)

2021年

嫁がうざいと初めて出たのがこの年だから。

ある日、僕はいつも通り仕事に行き、パートのサトさんと話をしていた。

サトさんは僕の愚痴に付き合ってくれる、成人した子を持つ熟練ママさんだ。


僕;昨日嫁が〇〇で〇〇やったから〇〇してまた喧嘩なったんですわ!どう思います!?


サトさん:あはは、それは〇〇で〇〇やから〇〇やったんちゃいますか(笑)

サトさんは決して嫁を貶さないが、僕にも寄り添った答えをくれる女神のような熟練ママさんなのだ。


僕:ほんま毎回毎回いちいちイライラして心持ちませんわ…。サトさんみたいにうまいことやれたらええんですけどね…。


サトさん:最近AI流行ってるじゃないですか、あれ試してみたらいいんちゃいます?

サトさんが言っているのは、最近リリースされた埋め込み型のAIであり、この場合で言うと、嫁との会話をAIが判断し、最適な答えを教えてくれるといった優れモノなのである。

だが、倫理観の問題でバッシングがあり、風前の灯となっているため現在は僕でも手が届く程度の価格でリリースされているのだった。


僕:…。確かにええかもしれへんな……。

正直僕も、AIに頼ることで人間としての尊厳というか、在り方というか、まぁとにかく頭が使えない馬鹿になってしまうような気がしてあまり肯定的ではなかったのだが、モノは使いようである。AIをモノとして捉え、所有者の僕が僕にとって有意義な使い方をすればいいだけの話なのである。


僕:嫁がおらん時に話だけでも聞きに行ってみますわ!


サトさん:入れても私には冷たく返さんといてくださいよー(笑)


僕:当然っすわ(笑)


こうして僕はAIに対しての興味を現実として受け入れ始めたのだった。

問)

僕がAIの利用に対して積極的ではなかったのはなぜですか。

文中の言葉を使って答えなさい。

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