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異世界で【天職:プレイヤー】やってます!  作者: フユルト
第六章〜:機械と悪夢と暗闇
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第90話 魔王城

今日は早めの投稿(^ν^)



「ついに、ここまで来ましたね」



「…」



「…アリシア?」



「あっ!?そ、そうですね…」



ヴェスタはアリシアの様子を不審に思ったが、目的の地に辿り着いた為にそれどころではなかった。



「行きますよ?」



「はい…っ」



ヴェスタは重厚な扉をゆっくりと開ける。そこには、広大な玉座の間があり、一人の人物が頬杖をついて待っていた。



「やっと来たね」



「えぇ、来ましたよ…貴女を倒すために」



「ヴェスタ様…」



「【聖域結界】」



アリシアに上位の聖魔法をかけるのと同時に、玉座から降りたその少女は、銀髪に深紅の瞳をしており、服はゴシックドレスを着ていた。見た目だけならばただのか弱い少女なのだが、その中身は魔王である。



「そう、なら残念だったね?」



少女が目を細め、残虐的な笑みを浮かべて姿が消えた瞬間、ヴェスタは聖剣の面で左側をガードする。直後ヴェスタが左から右へと吹き飛ばされ、先程まで立っていた所に少女…魔王がいた。



「へぇ、凄い頑丈…」



「そうでなければ、勇者など出来るわけないだろうッ!!」



聖剣に純白の粒子を纏わせ、柱を足場にして飛び込みながら魔王へ斬りかかる。それを軽く身を翻して回避するが、地面に手を当てて反転し、聖属性の斬撃を飛ばす。



「おお、凄いね〜」



魔王はなんてことないような表情で、斬撃を指で挟んで止めていた。



「ふ〜ん、そこそこ聖属性が込められてるねぇ…よっと」



「なっ…」



魔王が軽く力を込めると斬撃にヒビが入り、粉々に散ってしまった。その光景にヴェスタは思考が一瞬だけ止まるがすぐに聖剣に聖属性を纏わせて構える。



「ん〜?なんでそんなに驚いてるの?あっ、もしかしてこんなので倒せると思ってたの?ふふっ、馬鹿みたい」



「…【多重展開】【詠唱破棄】【ホーリーランス】!!」



ヴェスタの背後で多数の魔法陣が展開され、そこから純白の槍が魔王である銀髪の少女へと射出される。その槍は魔王の身体を滅多刺しにして貫いていた。そして、串刺しにされた魔王は…暗く、重く、粘着質な笑みを浮かべて、口の端から血を流しながら言葉を紡いだ。



「【暴喰(グラトニー):悪喰】あァ〜…」



小さな口を開け、胸元に突き刺さった純白の槍に、歯を突き立て…バギンッと噛み砕く。ボリボリッとそれを咀嚼し、飲み込んだ。



その直後、全身に刺さった純白の槍がひび割れていき、魔王に呑み込まれるようにして消えていく…最後の一欠片を飲み込んだときには、槍によって空けられた筈の風穴すら残っていなかった。




「…で、もう終わり?」



魔王は舌舐めずりをした後、こちらを呆然として見つめるヴェスタに、彼女は愉悦を浮かべた表情で嗤った。







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