第8話 ジネンジョを食べよう!1
すみません、ジネンジョは次回に食べます…次回はミーシャちゃんのお料理回なのでお楽しみに〜♪
はい、ギルドで折れおじに足止めされているミーシャです!!…それじゃあ、折れおじの言い分を聞いてみましょう。
「…で?今度はなんですか?」
「なんですか?じゃねぇよ!!その嬢ちゃんだ!!」
は?私が何だって言いたいの?そう思って少し顔を顰めてしまいます。何か言いたいなら、さっさと言ってくれませんかねぇ。
「俺のは鉄貨2枚だったのに、なんでソイツのジネンジョの買い取り金額が金貨9枚もあるんだよ!!」
何も知らない人からしたら正しいように聞こえる折れおじのその言葉に、受付嬢さんは「何言ってんだコイツ…」見たいな冷めた視線を向ける。
「ハァ…貴方は阿呆ですか?」
受付嬢さんの呆れたようなセリフに折れおじは怒りに顔を真っ赤にして何か言おうとしましたが、受付嬢さんが喋る方が早かったようです。
「貴方が持って来たジネンジョの状態がどれだけ酷かったか分かって言ってますか?」
その言葉に折れおじは何故か押し黙ります…おやおや?受付嬢さんはここぞとばかりに追撃をしていきます。
「貴方の持ってきたジネンジョは泥だらけで傷だらけ、しかもズタズタに折れてましたよね?鉄貨2枚分の価値をつけてあげただけでも感謝して欲しいくらいです」
澄ました顔で言い放った受付嬢さんに、男は言葉を詰まらせるが、すぐにまた御託を並べ始めたよ…
「た、確かに俺が持ってきたのは状態が悪かったが、それも嬢ちゃんが無傷に採れる方法を俺に教えてくれればいいんじゃないか?」
と、折れおじはニヤニヤしながらそう言って来ました。んー…折れおじの言う事に従うのはちょっと、ちょ〜と癪ですが、別に教えてもいいかな?と思ってその方法を言おうとしたのですが…
受付嬢さんが即座にカウンターから流れるようにすり抜けて私の横に立って片手で制し、「教える必要はありません」と言ってくれました。
周囲を見渡すと、ギルド内は静まり返っていて冒険者や村の狩人の人達は折れおじに対して白けたような目を向けていました。
「な、なんだよ、何が言いたいんだッ!?」
「…冒険者の個人情報や技能について詮索したりするのはマナー違反ですよ?これは冒険者登録した際に“必ず”教えている事です」
「おいおい、あんな堂々と聞くとかないわ…」
「アイツそんな事も知らずによく冒険者なんてやってられるよな」
え、そうなの?聞き流してたから全く知らなかった…折れおじは顔を真っ赤にしてギルドを出て行った後、私はジネンジョ3本の買い取り金額の金貨9枚を受け取って外に出ました。…私もあんな風にならない様にしよう。
投稿、頑張ります!!




