第75話 再会
すみません、今回はちょっと用事があってだいぶ短くなってしまったのですが…次回は長めに書くのでどうか…
どうも、ホラー映画では急に飛び出してくる演出で肩がびくってなるミーシャです!!
今私はアルルさん達とお鍋を食べようとしていたのですが…
「…ルジェちゃん?」
「久しぶり〜♪…と言っても、まだ一月も経ってないけど…ね?」
外套のフードを外してニコニコと笑みを浮かべる少女は、氷華の国に向かう時に出会って確か誰かの依頼で来ていたんでしたっけ…ん?
「今回も依頼で来てるんですか?」
「んーや、何となく?」
えぇ…何となくで私がいる国まで来れますか…?
「ん〜…敢えて言うなら天啓、かな?」
「…それって、結局勘じゃないですか」
「あははっ、そうだね〜♪」
無邪気に笑うルジェちゃんは、本当に掴み所がなくて困ります…絶対に何かあるっていうことは分かるんですが、多分聞いてもはぐらかされるだけな気がします。
「それよりも、どうして私がいる場所が分かったんですか?」
「それも天啓…冗談だよ、冗談♪近くでミーシャちゃんの気配がしたから、ちょっと寄ってみただけだよ?…ん〜♪お肉美味しい!!」
みるみるうちにお鍋の具材が減っていく…あれ?何で皆固まってるんですか?あれだけお肉を食べたがってたリユちゃんですら黙って下を向いてます。
「ふ〜ん、竜人族いや、合成生物って言ったほうが正しいのかな?」
「…だったら、何だよ…?」
「…っ」
ルジェちゃんが、リユちゃんをまるで品定めをするかのような目で見ていると、アルルさんが庇うように抱き寄せてルジェちゃんを睨みつけます。リユちゃんはアルルさんを心配そうに見上げて…えっと、何が起こってるんですか?
「…い〜や?その子に好かれてるみたいだし、私が何かすることはないよ?」
ご飯と一緒にお鍋の具材を頬張りながら、ルジェちゃんはなんてことないかのように言います…なんかシリアス展開かと思ったのに、もきゅもきゅご飯食べているせいで台無しなんですが…
「そういえば、ミーシャちゃんはどうしてここにいるの?」
「ん〜、観光ですかね?」
「観光…観光ね…ふふっ♪」
何故か、ルジェちゃんが笑いだしたんですが…えっと…私、何か変なこと言いましたっけ…?
「あ、別に馬鹿にしてるわけじゃないよ?ただ…ふふふっ、すっごくミーシャちゃんっぽいな〜って♪」
そんなこんなあって、ルジェちゃんと皆で色々お話したりしていたのですが、時間が経つのは早いもので…
「じゃあ、私はそろそろお暇するよ」
「あ、もう帰っちゃうんですか?」
「本当はもうちょっとお話したかったんだけど…やらなきゃいけない事とかあるから…ね?それじゃ、ばいばい♪」
瞬きをすると、そこにはもう黒い外套を着た少女は何処にもいませんでした…
………
「…さて、と…」
とある薄暗い脇道から出てきた、外套のフードで顔を隠した少女は軽い足どりで帝都の中心に建つ帝王城に向かい、そして簡単に侵入する。見張りの騎士達は、彼女が視界に入っている筈なのにそれに気づくことはなかった。




