第72話 訪問者
はい…テスト期間なんで…その…ね?
どうも、かわいいメイドさんっていいですよね?ミーシャです!!
今回も、アルルさんの研究所からです……
「……」
「……」
どうしましょう、ドラゴン娘のリユちゃんが凄い真顔でずっとこっちを見てくるんですけど…何で?
「じー…」
「えっと…」
……おや?尻尾を右に動かすと視線が右に、左に傾けると左に…?
「触りたいの?」
そう聞いてみたらもの凄い速度で首を上下に振り出したんですが…?まぁ、いいか。ほら、もふれもふれ〜
「ほわぁ…」
「悪いわね」
「いえいえ、まだ子供なんですし…」
目を輝かせて尻尾を不思議そうにつんつんする竜っ娘メイド…うん、かわいい。私もこういう子が居たらな〜
「そういえば、氷華の国の王女様から紹介状を貰っていたんですけど…」
「そうなの?なら、一応読んでおこうかしら…」
アルルさんにその紹介状を渡して、私はリユちゃんを膝の上に抱きかかえてほっぺをぷにぷに……お、柔らかい
「ふ〜ん…これならいいわね……ミーシャ」
「はい、どうしました?」
「貴女、私の作った武器とか買う気はない?」
「武器ですか?一体どういうのが…」
アルルさんは腰のアイテムポーチから短剣やごつい大剣や小型の銃火器……銃火器はとりあえず置いといて……
「この短剣は?」
「それは斬った対象の魔力を消費して火魔法を発動させる機能がついているわ」
「それって刺したら…」
「身体の内側から焼かれるわよ?」
とんでもない武器ですね…というか、これなら槍やレイピアのほうがいいのでは?あ…耐久値がもの凄く低くて攻撃を防げないんですね…
「で、このやけにゴツい大剣は一体…」
「そっちは衝撃を吸収して、好きな時に蓄積した衝撃波を周囲に撒き散らす機能をつけたわね。ただ…」
「ただ?」
「そのせいで自分の鼓膜が破れたりするけど…」
クソ武器じゃないですか、やだ〜…それ私なら絶対使いませんよ?というより、本題はやっぱり…
「これは弓矢を越える飛び道具よっ!!その中でも、この【クルーエル】は最高傑作なのよ!!!」
「は、はぁ…」
「特に最高なのは…」
アルルさんが解説をしようとした瞬間、研究所の扉が大きな音と共に爆発しました。
「一体何が…」
「ちっ…面倒なのがきたな…」
黒煙が晴れると、そこには赤い紋章が描かれた黒のローブを着た謎の人達がいました…




